…これは呪いのゲヱムのお話。
「ソレ」は今、ネット世界で話題となっている
「東方project」に姿を模して
この世界に存在している。
曰く。
「そのゲームは携帯ゲーム機を媒介に拡大する。」
「もし配信されて来たら７日以内にクリアする事。」
「さもなくば神隠しに遭ってしまう。」
今現在、その呪いのゲヱムの都市伝説を前に
生存を許された人間はただの一人も居ない…。
京都：Ｋ大学構内
オカルト的なものを追い求める秘封倶楽部のメンバー、
宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンことメリー。
彼女達二人は期せずして
この都市伝説を目の当たりにする事になった…。
メリーにも来てしまった「呪いのゲヱム」。
まさか、いや、しかし、どうして。
ほっといてもいいもなのか。
とにかく二人はそのゲームをクリアしつつも
そのゲームに関する情報を集める事にした。
同じ大学でそのゲームを必死にクリアしようとする学生。
七篠創太はそこに居た。
聞けばメリーよりも先にそのゲームが配信されたらしい。
しかし彼は携帯ゲームというのを持ってはいなかった…。
ならば…何故？
七篠の友人の一人である秋坂たくみ。
彼が言うにはそのゲームは七篠のＰＣに直接配信されてきたそうだ。
どうやら「モニタ」さえあれば呪いは伝染するそうなのだ…。
七篠の友人の一人である通称「ぱじ」。
彼の話では七篠がクリア出来ずに酷く悩んでる様子が伺えた。
七篠の友人の一人であるフラリ通る。
最近の七篠のやつれた姿に嫌悪感を示し
今は距離を置いているらしい…。
そしてとうとう七篠創太本人に直撃。
その精気を吸い取られ見るも無残な姿のまま
彼は呪いのゲヱムについて話してくれた…。
その日を最後に彼は…。
この世界から姿を消した…。
メリーも消えてしまうのか？
蓮子はメリーを守り抜く事が出来るのか？
そして…。
呪いのゲヱムの正体とは…？