うん、全体の流れは映画を使って一貫した感じで来てたし、ゲストの役者さん、特に島加代子さん役の人もいい雰囲気醸し出たし、プライベートな右京さんも垣間見れたし・・・。
でもね、あの、ストーリーについては・・・あの・・・泣いてもいいですか？
・・・凹みそうなので、とりあえず小ネタ拾いで行きます！

｢落ち着きましたか?｣
やさしいね、右京さん。いいなあいいなあ、こういうの、すきです。
「10回も見てるのに」｢12回です｣
ちゃんと覚えてるんだ!!ってか全部右京さんと一緒に見たんですか？立派にデートですよねぇ。デート。
「では、ロビーで待っています」
って言われたい言われたい・・・（略）。

「何分、第一発見者の部下ですから」
まあね、「第一発見者の同居人の上司（Ⅰの10話）」だって付いてくるんですから、当然？

｢単なる映画鑑賞です。デートなどではありません｣(右)
なぜそう意固地になるのか(笑)
「デートじゃないそうですよ、単なる映画鑑賞だそうです」(亀)
「どう違うんだよ」(角)
「さあ」(亀)
鑑識さんにも、デートと言われてます。まぁいいじゃないですかねぇ、じゃあ逢瀬ではどう？(笑)
「どちらにしても、あやかりたい」(鑑)
がんばれ鑑識さん！奥さんはまだ見つからないのか！
「酒に溺れて妻子に見捨てられるあたり、なかなか私の共感を誘う被害者です」
そんなこと考えながらお仕事してるんですか??いっそう悲しくなる気が・・・。

「変わらんなあ・・・」
刑事部長、頬ゆるんでますよ頬！笑うとかわいいんですよねぇ、片桐竜次さん。『相棒』だと滅多に笑ったりされませんから。
「もしや、フアンでいらした」「うん」
あっさりうんって！なに「うん」って！しかもね、中園さんがファン、じゃなくてフアン、って仰ってるのもかわいらしくて。・・・なんだこの方々かわいすぎる (落ち着け)。

しかし・・・肝心の筋立てはちょっと。殺人の動機が納得できないし(怨恨の方がまだしっくり来る、あるいは監督への異常な執着とか)、犯人に対する右京さんの優しすぎる対応も違和感。自首させたのはともかく、右京さんの殺人に対する思いが、なんか、なんか違いません？「例えどんな理由があろうと、やってはいけないことがあります」って言ってはいるけど、いつもはもっと、ストーリーの中で諭すシーンにもっと重みがある気が。『海峡の虹』を見たいって亀山さんが言って犯人と一緒に見るけど、今回はそんな配慮が必要な流れにも思えない。
それに、「利己心からの身勝手な犯行ではありませんから、」って、人一人死んでるのに右京さんは簡単にそんなこと言わないと思う。例え純粋に他人のための殺人でも、彼は怒るんじゃないかな（土ワイ３とか）。右京さんにあんな台詞言わせないで欲しかったな。
他人の命をどうこうする権利なんて誰にもない。少なくとも右京さんはそういう正義を持っている人だと思う、なのに、それが相手のためなら、法的処罰は受けるけれどどこか許されるような雰囲気が非常に残念でした。

映画のエンドロール、映画と同じ書体で右京さん亀山さんたちの名前が流れるのは素敵だったな。ぜひ現実化して欲しい・・・なんて。彼らの名前を映画館で見たいですねぇ。
あと、「監督といっしょに仕事した人はみんな多かれ少なかれ恨んでる」みたいなことを言ってたスタッフの人達が、「またいっしょに仕事をしたかった」ってお花を供えに来てたのもよかったな。映画を愛するからこそ上に噛み付くし下に怒鳴る、それがわかっていたんですよね。きっと。結局、表面じゃないんだよなあ。

刑事部長に呼び出される特命（定番（笑））。
「反省しております」
嘘！！絶対嘘！たとえ反省しても行動改めないでしょ～それって反省って言うの!?でも刑事部長も小言は早々に
「下がれ」「部長！」「下がれと言っとるんだ」
中園さんもびっくりですよ。
「虹が出てるなあ・・・」
「見当たりませんが」
「明日は晴れだ」
おおおお自分の世界に入っちゃってますが!!珍しいですねぇ、あの刑事部長が・・・（笑）。
「雪が降るんじゃないっすかねぇ」
って亀山さんにまで言われてますよ。
「亀山くん、春はすぐそこですよ」「ですね」
うん、そうだね春だね気持ちいいね、でも春に会ったらあなた方に会えないんだよう!!どうしてくれよう・・・６seasonがあればまだいいけどどうなんでしょう。ああ、せめてラストが面白い脚本でありますように（真剣）。
次回は小野田さんにもばりばり会えるみたいですしね！待ってますよ～官房長。