2013-02-22 18:23:48

損保ジャパン美術賞展

テーマ:アート日記

今日は某作家さんと画廊さんとアポがありランチをご一緒したりしたので画廊めぐりはせず、明日から始まる「損保ジャパン美術賞展」のレセプションに参加しただけだったので、それについて少し書いてみたい。

 従来のやり方を改組して新しく始まった公募コンクールで、年齢制限がなかったためか入選者には若い人だけでなく60代、50代の作家もかなりいたのがかえって目新しい感じがした。受賞者の内グランプリの堤さん、優秀賞の永原さん、田中さんや審査員特別賞の平川さんなど知っている作家が多かったが、全体を見回して受賞者についてはおおむね妥当な選択だったと思う。素晴らしいと思った優秀賞の近藤オリガさんは全く知らなかったが、1958年生まれということで年齢制限がなかったので知ることができた作家だろう。審査員特別賞の作品の一つが麻生知子の作品に酷似しているのが気になったが、審査員は知らなかったのだろうか?

受賞者以外では丸山恭世、萩原綾乃、尾家杏奈、小野有美子、架菜梨案などが目に止まった。

 今日のレセプションではギャラリートークがあったのだが、審査員が出席作家の作品を「講評」してまわるというような形式だった。その中で主な公募展のほとんどの審査員をやっている某審査員が、「この人はシエル賞で何度か見ている・・・、この人はVOCAで入賞しているので・・・・」というような発言をしていたが、いろんな賞の審査員をやることで適宜賞をあてがうことができるのでは?と思われないだろうか?いろんな公募展ができることはいいが、審査員を見て応募を決める作家もいるし、審査員が同じでは自然に賞も偏重してしまうし、賞の特徴もなくなる恐れがある。審査員に変化を持たせるとか一定年限で交代するなどの工夫も必要ではないかと感じた。


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1 ■審査員の偏り

おっしゃるとおりだと思います。

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