大畠章宏代表代行は23日夕、宮城県仙台市内で開かれた「岡崎トミ子を励ます新春の集い」に出席、夏の参院選挙勝利に向けて結束を誓った。
大畠代表代行は、被災者支援などをはじめとする岡崎議員の長年の献身的な活動に敬意を表し、「誠実に仕事をすることのたいせつさをあらためて実感した」とあいさつ。国土交通大臣として直面するさまざまな課題に取り組んだ東日本大震災発生当時を振り返りながら、「復旧・復興を本格的なものにしなければいけない。政治の最大の使命は国民の命を守ることであり、市民の生活を守ること」と強調した。岡崎議員を「人を大事にする、平和を大事にする、子どもを大事にする、ふるさとを大事にする」政治家だと評し、政治の中枢に必要な人物だと訴えた。
来賓あいさつをする安住県連代表
同じく来賓あいさつで宮城県連代表の安住淳衆院議員は「われわれは空理空論を掲げ現状を批判する野党を卒業した。財政難のなか何をすべきか、政権を担うなかで苦渋した」と述べ、3年数か月政権を担った経験を糧にもう一度国民から信頼される政党に変わっていかなければならないと表明。社会保障と税の一体改革の必要性にもあらためて触れ、「国民、次の世代に正しいことをしたと確信している。そのことを堂々と言えるときがくる。ここでわれわれが議席をつなぐ責任がある」と力を込め、夏の参院選に向け民主党への支援を呼びかけた。
岡崎議員は、民主党政権が目指したのは「命と暮らしを大切にし、支え合う政治」だったとして、自身も国会公安委員長、内閣府特命大臣として長年のライフワークである男女共同参画、消費者問題等の政策に携わってきたことにも言及。「まだやり残したことがたくさんある」と述べ、引き続きの取り組みを誓った。また、東日本大震災からの復旧・復興に向けて全力を尽くすと表明。被災者に寄り添い活動をしていくと述べた。そのほか「原発ゼロ社会の実現」「再生可能エネルギーを成長産業にした雇用創出」「日本の農林水産業と食の安全を守る取り組み」「戦争が出来る国にする憲法9条改正に反対」などを掲げ、参院選挙勝利に向け決意を表明した。
新春の集いには来賓として奥山恵美子仙台市長、連合宮城の山崎透会長をはじめ多くの市町村長らが出席。「今年が復興元年。これまで民主党政権の2年で制度、予算の足りないところを理解してもらったからこそ動き始めている」「民主党政権は地方に配慮し、人にやさしい政治だった」などと民主党への激励の声が寄せられた。
第2部では今野東前参院議員が乾杯の音頭をとり、郡和子衆院議員、鎌田さゆり元衆院議員(宮城県第6区総支部長)がメッセージを寄せたほか、宮城県内の県議、市町村議が多数参加し、参院選勝利に向け結束を誓った。
決意表明する岡崎参院議員
支援者と握手を交わす岡崎議員