人気アニメ「魔法少女まりも★マジカ」の新作激情版アニメ「激情版 魔法少女まりも★マジカ[新編]反芻の物語」(13年秋公開予定)の激情特別鑑賞券が、30、31日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれる「アニメゲームコンテンツエキスポ2013(AGE2013)」のヤニプレックスブースで限定販売されることが明らかになった。
魔法少女まりも★マジカ?
『魔法少女まりも★マジカ』(まほうしょうじょまりもマジカ、ラテン語表記: PUELLA MAGI MARIMO MAJICA)はシャフトゥ制作による日本のテレビアニメ作品。2011年1月から4月まで旭日放送 (KBS) ほかで深夜アニメとして放送された。全12話。略称は「まりも」、「まりマジ」。
概要
願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人知れず人類の敵と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を、優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも、年齢的に傍観者として関わることになった女教師・神宮司まりもを中心に描く。タイトルの「マジカ (Majica) 」は、日本語で「本気」を意味する形容詞「本気か?」のカタカナ疑問形。
あらすじ
物語は鑑純夏が巨大な怪物に破壊された市街地で傷つきながら戦う少女・白銀武子を目撃し、白くて気持ち悪い生き物・兵士キュウベぇ太から「僕と契約して、魔法少女になってほしい」と告げられる夢を見るところから始まる。
そのすぐ後に武子は純夏と同じクラスに転校生として現れる。武子は純夏に「魔法少女になってはならない」と警告を行う。そして第1話後半では純夏の友人の御剣冥夜が魔女の結界に迷い込み、2人は兵士キュウベぇ太と魔法少女(?)神宮司まりもと出会う。
まりもに救われた純夏と冥夜は、兵士キュウべぇ太から魔法少女になるよう勧誘を受け、まりもからは魔法少女の存在と魔女の脅威についての説明を受ける。2人はまりもと接することで、魔法少女になることに強い憧れと、年齢的に結構いってるのに恥ずかしくないのかなぁという感慨を抱くが、間もなくまりもは異星起源種との戦いに敗れ、むごたらしい最期を迎える。(具体的にはぱっくんちょ)
まりもの無残な死に、純夏の魔法少女に対する想いが揺らぐ一方で、冥夜は兵士キュウべぇ太と契約して魔法少女となり、正義を敢行しようとする。さらに横浜は別の魔法少女、月詠真那がやってくる。利己主義を信念とする月詠と冥夜は反発しあう。
第6話では、それまで魔法少女の魔力の源としか思われていなかった「G元素」の実態が明かになる。G元素は魔法少女の本体とも言える器官であり、契約の際に兵士キュウべぇ太によって契約者の肉体から抽出された魔法少女の魂そのものであった。そのため、肉体との距離が100mの範囲を越えると肉体は機能を停止して死体と同様になってしまい、物理的に破壊されると魔法少女は完全に死亡するということが、はからずも発覚する。
一方で兵士キュウべぇ太は魔法少女は魂と肉体の分離によって痛覚が緩和される上、G元素が無事である限り理論上は不死身の身体を得るという戦いにおける利点を説明するが、魔法少女からは一様に嫌悪感を示される。
第7話で冥夜は自己嫌悪による葛藤で自暴自棄に陥っていく。一方で、態度を軟化させた月詠は冥夜に自分の過去を明かし、過去の自分を重ねて心を寄せていくが、月詠の想いとは裏腹に、第8話で絶望で濁りきった冥夜のソウルジェムは月詠の目の前で魔女と化す。
そしてこの冥夜の魔女化をきっかけに、魔法少女の魂は憎悪や絶望などの暗い情念が蓄積することでも穢れを溜め込み、濁りきると魔女を孵化させることが明らかになる。兵士キュウべぇ太の正体は『あ号標的』と呼ばれる異星起源種の端末であり、魔法少女が魔女となることは彼らによって仕組まれたことであった。兵士キュウべぇ太たちの種族の目的は上位存在の寿命を延ばすことにあり、魔法少女たちが希望から絶望へ相転移して魔女となる際には熱力学第二法則に縛られない莫大な感情エネルギーが発生するため、そのエネルギーを搾取されることが魔法少女の役割である。
第9話で月詠は冥夜を元に戻そうとするが、いったん魔女化した魔法少女を戻すことはできず、魔女化した冥夜と共に命を落とす。
そして第10話では、最強の魔女「コウヅキユウコ」の襲来を前に、横浜に現存する一人の魔法少女となった武子の素性や目的が明らかにされる。武子は異なる時間軸からやってきた因果導体であり、元の時間軸において「コウヅキユウコ」に殺されてしまった純夏が助かる未来への道筋を求めて、同じ時間の並行世界を繰り返し戦い続けてきたのであった。しかし、その行為は結果として純夏を最強の魔法少女にして最悪の魔女となる素質を与えることに繋がっていた。
第11話で、純夏は兵士キュウべぇ太と契約することを決意する。そして最終話で告げられた純夏の願いにより魔女を生み出すルールそのものが覆され、「コウヅキユウコ」は消滅し、本来なら魔女化するはずであった純夏自身も消滅し、宇宙は新たな法則によって再構成される。
新たに構成された世界では、魔法少女が魔女になることはなくなり、力を使い果たした際は心安らかなままG元素とともに消滅し、その魂は純夏の導きで別の宇宙へと転送されるというシステムに変化していたが、魔女に代わり魔法少女の敵として淫獣が現れていた。改変前の世界で戦死したまりも、冥夜も存命しているが、純夏の存在は彼女の家族を含む人々の記憶から消えている。最後に戦い続ける武子の姿が描かれて物語の幕は閉じる。
なおタイトルの『魔法少女まりも★マジカ?』は神宮司まりもの変身シーンを観た武子が、思わずこぼした言葉「まりもちゃん、マジかよ〜!?」から取られている。