大河ドラマ「平清盛」

ホームへもどる

朝廷

彼がこの国の頂点に立つことを誰が予想できたのか? 後白河上皇/法皇 ごしらかわじょうこう/ほうおう 松田翔太

うつけものでわがまま、皇位への望みは薄く、孤独や欠落を埋めるために今様に熱中し、気ままな少年期を過ごす。近衛天皇が突然に崩御すると政治的パワーゲームの中、29歳で即位する。白河法皇以上の統治者になることを夢見て、やがて清盛の前に立ちはだかる。

キャラクターそれぞれの人物デザインへ→

朝廷

彼の死をもって、全ての秩序が失われた 鳥羽上皇/法皇 とばじょうこう/ほうおう 三上博史

祖父・白河法皇亡きあと盤石な政治体制をつくり、権力の頂点に君臨。時に平家の大きな壁になる。璋子・得子の2人の争い、崇徳・後白河の息子の不仲に頭を痛め、後に大きな火種を残す。人間的弱さをあわせもつ、平安時代400年の最後の繁栄を築いた大君。崇徳・後白河の父。

キャラクターそれぞれの人物デザインへ→

朝廷

賢帝として名を残す後白河の子 二条天皇 にじょうてんのう 冨浦智嗣

後白河天皇の第一子。幼き頃より美福門院に引き取られ、育てられる。微妙な政治バランスで後白河天皇が即位するものの、彼を嫌う美福門院は信西を動かし、二条天皇に譲位させることに成功する。もともと父への情は薄く、上皇となった後白河とは一線を画し、清盛たちを使い積極的な政治運営を行う。

朝廷

平家と運命をともにした若き賢帝 高倉天皇 たかくらてんのう 千葉雄大

後白河上皇と平清盛の義妹・滋子の間に生まれる。わずか7歳で即位、10歳のときに清盛の娘・徳子と結婚。この頃から清盛との関係が深まる一方、父・後白河とは疎遠になる。
容姿端麗で多くの人から慕われた人物で、平家政権の顔となり、清盛の隆盛を大きく支える。
1180年には3歳となる息子・安徳(あんとく)天皇に譲位、上皇として院政を敷くが、翌年、わずか20歳で崩御。程なくして、清盛もこの世を去ることになる。

朝廷

平安時代崩壊、その災いの元凶を生んだ美貌の女 璋子(待賢門院) たまこ(たいけんもんいん) 檀れい

鳥羽天皇の中宮。のちの待賢門院(たいけんもんいん)。幼少から白河院の寵愛を受け、その孫にあたる鳥羽に入内(じゅだい)してからも白河と関係を持ちつづける。鳥羽との間に雅仁(まさひと/後白河天皇)をもうけるが、鳥羽が得子(なりこ)に愛情をうつし、我が子たちが王家で冷遇されていることを知る。そして、その原因が自分にあることに気付き、初めて自らの愚かさを知る。
※「王家」について
キャラクターそれぞれの人物デザインへ→

朝廷

王家再生に身を投じた最強の“女帝” 得子(美福門院) なりこ(びふくもんいん) 松雪泰子

中流貴族出身で鳥羽のもとに入内。表向きは鳥羽の寵愛を得るが、その実、鳥羽の心が璋子にあることに気がつき、激しい対抗心を燃やす。璋子の悲痛な死を看取り、自ら政治に乗り出す決意をすると、元来備えていた政治的手腕と女の情念が力となり、朝廷内に絶大な力を発揮。鳥羽法皇から崩御の折に、国政を託され実質的な頂点に君臨する。
※「王家」について
キャラクターそれぞれの人物デザインへ→

朝廷

璋子の悲しみを受け止めた才色兼備の女流歌人 堀河局 ほりかわのつぼね りょう

悲運な人生を送った璋子に仕え、彼女の喜びや悲しみを受け止め、時によき相談相手となる。
北面の武士である佐藤義清(のちの西行)が璋子に心を寄せると、その橋渡しもする。高貴な貴族の出自で、芸術的な家庭で育った。教養が深く、感受性が豊かで、璋子の死後も西行とは歌を通じて交流を重ねる。小倉百人一首にも名前を連ねる才色兼備の女流歌人で、特に恋愛を題材にした名歌が多い。

キャラクターそれぞれの人物デザインへ→

朝廷

彼の怨念は死後900年も続いたと言われる 崇徳上皇 すとくじょうこう 井浦 新

系図上の父は鳥羽であったが、実の父は白河だった。藤原璋子が不実の関係のもとに産んだ子。そのため鳥羽法皇に嫌われ、強引に帝位から退けられるなど孤独に追いやられる。鳥羽法皇の死後、謀反の疑いをかけられ、藤原頼長とともに「保元の乱」を引き起こす。

朝廷

朝廷

この男に従わない者は誰もいない 白河法皇 しらかわほうおう 伊東四朗

後白河の曽祖父。堀河・鳥羽・崇徳天皇の三代に渡って院政を行い、最高権力者として君臨する。「賀茂川の水・双六の賽・山法師」が“天下の三不如意”で、それ以外はすべて思うままになると豪語する。清盛はこの白河法皇の御落胤といわれ、少年期の清盛にとって最大の仇であり、巨大な存在の象徴でもある。

キャラクターそれぞれの人物デザインへ→

朝廷

清盛の成長を見守り、今様(いまよう)の名手として後白河の師となる 祇園女御/乙前 ぎおんのにょうご/おとまえ 松田聖子

白河法皇に愛された寵妃(ちょうき)。もと白拍子。長らく白河院の傍らで過ごし、そこから王家や貴族社会を見渡し、そう遠くない未来に国のしくみが大きく変わることを予見。平忠盛の武勇に目をつけ、舞子の子・清盛を彼が育てることを後押しする。
その後は都を去り、乙前と名をかえ歌舞音曲の名手として静かな日々を送る。雅仁親王(のちの後白河法皇)の誘いで、今様(当時の流行歌)の師として京に戻り、清盛とも再会を果たす。清盛や後白河が、迷いや孤独を抱える時の良き相談相手となる。

祇園女御と乙前を同一人物とするのは、藤本有紀氏のオリジナル。
※「王家」について
キャラクターそれぞれの人物デザインへ→

朝廷

この舞姫は白河法皇の子を宿し、清盛の母となった 舞子 まいこ 吹石一恵

白拍子として白河法皇に召され、その寵妃(ちょうき)・祗園女御(ぎおんのにょうご)のもとで妹として育てられる。やがて、白河の子を宿すが、お腹の子が禍をもたらすと陰陽師から告げられ、追われる身となる。その子が後の清盛であった。舞子の芯の強さに、心打たれた平忠盛は我が子として育てる決意をする。