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26年度新卒採用 一部で増やす動きも
3月31日 16時9分

26年度新卒採用 一部で増やす動きも
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大手企業による平成26年度の新卒者の採用計画は、多くの企業が前年度とほぼ同じ水準に据え置く予定ですが、大手銀行など一部の企業の間では、新卒者の採用を増やす動きが出ています。

平成26年度の新卒者の採用計画について、電機業界では▽三菱電機が1230人、▽東芝が550人、▽NECが380人、▽ソニーが170人と、いずれも平成25年度並みの採用を計画しています。
自動車業界では▽トヨタ自動車が1340人、流通業界は▽セブン&アイ・ホールディングスがおよそ1200人と、いずれも平成25年度並みの水準を予定しています。
一方、▽イオンは中途や外国人の採用を増やしたいとして、新卒者の採用は25年度より900人少ない1500人に絞り込むことにしています。
多くの企業が新卒者の採用数を前年度並みに据え置く一方で、金融業界では営業力の強化のために採用を増やすところが目立っています。
具体的には、▽三菱東京UFJ銀行が1500人、▽三井住友銀行が1300人、▽みずほフィナンシャルグループがグループ全体で1065人と、それぞれ25年度より150人から250人程度、新卒者の採用数を増やします。
さらに▽SMBC日興証券も100人程度増やす計画です。
平成26年度の新卒者の採用動向について、リクルートワークス研究所の豊田義博主幹研究員は、「大手企業では、景気に関係なく、毎年ほぼ一定の数を採用し続けることを基本方針としている企業が多いため全体的に横ばいの傾向だ。景気に明るさが見えてはいるが、就職戦線は楽観できない状況が続くことに変わりはない」としています。

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