東京電力は30日、福島第1原発で増え続ける汚染水から約60種類の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」の試運転を始めた。約4カ月間、実際に汚染水を処理して性能を確認し、本格運転に移る。
放射性セシウムしか除去できない従来設備に比べ、ALPSはトリチウムという放射性物質を除くほとんどの放射性物質を除去できる。処理後の水を安全に貯蔵するため、実施が急務となっていた。
当初、試運転は昨年内に実施する予定だったが、汚染水処理後の廃液を入れる容器の強度不足が判明して延期された。東電は容器の耐久性を高める対策を講じ、原子力規制委員会が試運転を了承した。
試運転では設備の一部を使って1日約250トンの汚染水を処理。本格運転では1日約500トンの処理が可能になる。〔共同〕
東京電力、ALPS、福島第1原発、汚染水処理
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