大河ドラマ「平清盛」

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平清盛(出家後) 松山ケンイチ

出家をしたばかりの清盛は、黒に金の文様が入った狩衣(かりぎぬ)を着ています。それを袴のなかに入れるという僧侶の着こなしですね。これは、平家の中で特別な存在となった、また清盛自身としても特別な存在になったことを表現するために、出家した一瞬だけこのふん装で登場しました。黒金がとても似合っています。

福原に移り住んでからは、赤の法衣(ほうい)に変わっています。信西や西行が着ていたベーシックな法衣です。平家の棟梁は重盛に譲っていますが、もっと大きな意味での平家の象徴として、赤の法衣を着せています。首に巻いているマフラーの色については、ぼくは3つの色のものを提案させてもらったのですが、その中で松山さんが選んだのがこの色です。深い紺色です。画面では分かりづらいかもしれませんが、よく見ると位の高い織り柄が入っています。
メイクでは、まゆ毛を薄く足して長くしています。また、しわも微妙に増やしています。ひげは松山さんの本物のひげですね。

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