『討鬼伝』アクション体験版を先行プレイ!開発陣のトークもお届け

 
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『討鬼伝』アクション体験版を先行プレイ!開発陣のトークもお届け

2013.03.30
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▲『討鬼伝』クローズド体験会 会場の様子
▲『討鬼伝』クローズド体験会 会場の様子
 コーエーテクモゲームスは2013年3月30日(土)、2013年夏に発売予定のPlayStation Vita/プレイステーション・ポータブル向け新作ゲーム『討鬼伝』(とうきでん)に関するクローズド体験会を開催した。

 この体験会は、PS Vita版の「アクション体験版」を、一足早くプレイできるというイベントであり、「GAMECITY」と「プレコミュ」で参加者が募集された。

 なお会場では、すでにニュース記事でお伝えしたとおり、『討鬼伝』が2013年6月27日(木)に発売予定であることが発表されたほか、オリジナルPS Vita本体同梱版、体験版、予約特典、コミカライズなどの新情報が一挙に公開されている。

 こちらのレポート記事では、会場で行われた開発者によるプレゼンテーションについてご紹介するとともに、「アクション体験版」先行プレイの模様などを詳しくご紹介していこう。


■■“ど真ん中で勝負できるタイトル”開発陣が語った『討鬼伝』の魅力

 まず登壇したのは、『討鬼伝』のゼネラル・プロデューサーである鯉沼久史氏。本作の制作を手がけている開発チーム「ω-Force」について、「もともと、新たなジャンルに挑戦するために作られた開発チームであり、『無双』シリーズを生み出し、大ヒットとなりました。数多くの『無双』シリーズ作品を作ってきましたが、そろそろ新しいものをやりたいという想いが募り、久しぶりの完全新作として制作を進めています」と語った。
 数ある企画の中かあら、現在最も注目のあるハンティングアクションゲームを選択し、同社ならではの要素を詰め込んだ、“ど真ん中で勝負できるタイトル”として、開発を進めているとのことだ。

▲『討鬼伝』ゼネラル・プロデューサー 鯉沼久史氏

 続いて、『討鬼伝』のプロデューサー・小笠原賢一氏が登場し、本作のゲームシステムなどに関するプレゼンテーションを行った。
 これまでのニュース記事でもお伝えしてきたが、本作でプレイヤーは「モノノフ」と呼ばれる特別な力を持つ戦士となって、人の世を滅びから守るべく“鬼”との戦いに挑んでいく。鬼の体の一部を切り落として破壊する、爽快感ある“部位破壊アクション”が特徴的だ。

▲『討鬼伝』プロデューサー 小笠原賢一氏 ▲本作のゲームコンセプト、システムなどがあらためて語られた

 プレイヤーが扱うことができる武器は全部で6系統。古今の英雄の魂である「ミタマ」を駆使して戦うことができるシステムや、「和」と「歴史」に彩られたオリジナルの世界などが見所だ。
 ミタマの力を取り込んで凶暴化し、たとえ部位を破壊されても再生を繰り返すことができる強大な鬼を相手に、仲間と力をあわせて戦っていく。なお、詳細はまだ明らかにされていないが、鳥のような鬼や、蛇やカタツムリのような姿をした鬼など、人型でない鬼も多数登場するそうだ。


 ゲームの流れだが、プレイヤーは自分の分身となるキャラクターを作成した後、拠点で任務を受け、装備を作成し、バトルフィールドで待ち構える鬼たちとの戦いを繰り返していく。
 ちなみに鬼との戦い方については、「鬼祓い」や「鬼千切」といった様々なシステムが存在する。また、武器ごとに異なるアクションが用意され、ミタマを活用した戦い方、プレイヤーを手助けしてくれるNPC…などなど、様々なシステムが用意されている。
 それらについては(以前お届けしたニュース記事)で詳しく説明しているので、あわせてチェックしてほしい。
 なお、ゲーム中には武器が約400種類、防具が約100種類登場。任務で手に入れた素材や「ハク」(お金)を使って武器・防具の生産が可能となっている。


 ネットワーク要素については、当初から発表されていたとおり、クロスプラットフォーム機能を利用し、PSP、PS Vita間でも、最大4人までのアドホックマルチ協力プレイが可能。PS Vita版はインフラストラクチャモードにも対応している。
 なお、クエストや武器、装備品などを継続的にダウンロードコンテンツとして配信していく予定とのこと。
 そして、一緒に遊んだ友人のキャラクターをオフラインでも使用できる要素も用意されているとのことだ。


 なおステージ上では、実際に鬼を討伐する様子が、デモプレイと共に紹介された。デモプレイでは、蜘蛛のような容姿の「ミフチ」という鬼と戦う任務に、シングルプレイのゲームモードで、3名のNPCを引き連れて挑む様子が披露されている。

 鬼との戦いの流れだが、「鬼の目」と呼ばれる能力(PS Vita版なら、プレイヤーキャラをタッチするだけですぐ発動する)を使って、鬼の破壊できる部位を確認する。
 壊せる部位を確認できたら、武器を駆使してダメージを与えていく。部位が破壊されて「マガツヒ」状態にすることで、ようやくダメージを与えられるようになるのだ。

 破壊した部位は放置しておくと再生されてしまうので、「鬼祓い」によって消滅させ、再生を封じてしまうことで有利に戦える。ただし、「鬼祓い」が完了するには時間がかかるので、複数人で同時に行ったり、仲間が鬼をひきつけている間に実行したり…と、使用するタイミングが重要そうだ。

 また、鬼の部位を一撃で破壊することができる強力なアクション「鬼千切」は、敵を攻撃し続けることでゲージを溜めていき、MAXになると使用可能となる。

▲ステージ上で、実際に鬼を討伐する様子が披露された

 さらに、ニュース記事でお伝えした、『討鬼伝』の発売予定日、オリジナルPS Vita本体同梱版『PlayStation Vita 討鬼伝 鬼柄(おにがら)』、体験版、予約特典、コミカライズなどの新情報がまとめて公開された。ちなみに会場では、『PlayStation Vita 討鬼伝 鬼柄』に同梱されるオリジナルデザインのPS Vita本体が展示されていたぞ。



■■「アクション体験版」先行プレイ!4種類の武器を試してみた

 ここからは、会場での「アクション体験版」先行プレイの様子をお伝えしていく。
 本体験版ではまず、プレイヤーキャラクターのメイキングからはじめることになる。体験版では名前、性別、装備の色、キャラクターボイスのみを変更できるが、製品版では髪型や顔のタイプ、髪の色などを変えられるようになるそうなので、その点は安心してほしい。

 なお、シングルプレイ用の「シングル専用任務」、マルチプレイ推奨の「マルチ推奨任務」、各種武器の使用方法を、キャラクターを動かしながら学べる「武器指南」、操作説明を参照できる「戦闘解説書」という4つのメニューが用意されている。


 ゲーム中には全部で7種類の武器が登場するが、この体験版で使用できる武器は「太刀」、「手甲」、「鎖鎌」、「弓」の4種類で、それぞれアクションが異なる。


 さらにこの体験版では、「源頼光」、「清少納言」、「土方歳三」、「濃姫」という4種類のミタマを使用可能。それぞれ、使用できる「タマフリ」(一時的にパワーアップしたり、体力を回復したりできる、技のようなもの)の種類が異なるほか、戦闘スタイルによって異なるボーナスを得られる。
 なお、早期予約特典でダウンロードシリアルを入手でき、本体験版でも使用できるミタマ「桃太郎」は、これら4つのミタマとはまた異なる戦闘スタイルを持っているとのことだ。

 なお、タマフリの使用回数はあらかじめ決められているが、フィールドの地面から出現する“塚”を調べることで、一度だけ使用回数を全回復することができる。どのタイミングで使用するかが重要だ。


 挑戦したい任務を選択し、使用する武器、ミタマ、同行するNPCを選択したら、いよいよ戦闘開始。任務ごとに与えられた目標を達成することができればクリアだ。NPCについては、これまでの記事でも紹介した「桜花」、「那木」、「富嶽」を連れて行ける。
 なお体験版では、ザコ敵を指定の数だけ倒すものから、大型の鬼を討伐する任務など、全部で7種類の任務を用意。クリアするごとに新たな任務が次々とアンロックされていく方式となっている。


 鬼との戦い方については、プレゼンテーション内のデモプレイの部分で触れたとおり。「鬼の目」、「鬼祓い」、「鬼千切」などのアクションを駆使し、鬼を部位破壊してダメージを与えていく。
 会場では、蜘蛛のような姿の「ミズヒ」、この“体験版でもっとも強敵”だという「ゴウエンマ」といった鬼との戦いを楽しむことができた。

 なお操作方法についてだが、「Lボタン」でロックオン、「×ボタン」で回避、「×ボタン」押しっぱなしで移動すればダッシュ…と、割とオーソドックスなボタン配置となっており、違和感なくプレイすることができた。
 「□ボタン」、「△ボタン」、「○ボタン」の3つがいずれも攻撃に関するアクションに割り当てられているという点については、同じ開発チームの手がける『無双』シリーズに近いものがあるかもしれない。
 ちなみに、「鬼祓い」を行ったり、タマフリを使用するメニューを開くには「Rボタン」だ。

▲PS Vita版の操作方法

 会場で4種類の武器を一通り試してきたので、軽くそれぞれの手触りについて紹介しておこう。

●太刀
 太刀は、すばやく敵を切りつけることができる。ボタンを押しっぱなしにして力を溜め、衝撃波を放つ「真空斬」や、移動しつつ攻撃できる「翻身斬」、大きなダメージを与える「斬心」と、色々な種類の立ち回りができるのも魅力。まずは入門編として使ってみてもいいかも。


●手甲
 攻撃があたる直前に「□ボタン」入力で威力を増すことができるのだが、慣れないうちはタイミングが難しい。ダメージを減らせる「不動の構え」は、隙なく攻撃に移れるのでなかなか使いやすい印象。ただ、全体的に攻撃のリーチが短いので、割と上級者向けかも。


●鎖鎌
 やや離れた位置から攻撃でき、近距離ではより強力な鎌での攻撃ができるので、近~中距離で真価を発揮する。攻撃しつつ後ろへと下がれる「飛び退き打ち」が使いやすく感じた。また、遠くから敵に分銅を投げつけて飛び掛りって攻撃できる「分銅射出」というアクションは、ピョ~ンと空中を跳ぶことができるのが新鮮で、何度も試したくなった。


●弓
 遠距離攻撃ができる武器で、力を溜めて矢を放つ攻撃や、複数個所を同時にロックオンして矢を発射する「呪矢」など、バリエーション豊かな攻撃が用意されている。ただし敵に近づかれると非常に不利なので、後衛からの仲間のサポートに徹するのが吉。


 さらに、「マルチ推奨任務」を選択し、4名でのマルチプレイにも挑戦してみたが、倒されてしまった仲間を復活させるのが重要なポイントであると感じた。
 体力がゼロになり、倒されてしまったプレイヤーキャラクターの頭上には円形のゲージが表示され、制限時間をオーバーしてしまうと任務のスタート地点に戻される。合計で3回、プレイヤーが戻されてしまうと任務失敗となってしまうのだ。

 倒れた仲間に近づいて、「鬼祓い」と同じく「Rボタン」を長押しすることで復活させることができるが…なかなか復活するまで時間がかかるという印象。
 もちろん「鬼祓い」と同じ要領で、複数の味方が手助けすることで復活までの時間は短縮できるが、復活しきるまでは完全に無防備なので、そこに鬼が突っ込んできたら……ひとたまりもない。実際に、この体験版でもっとも強敵という「ゴウエンマ」を討伐する任務に挑んだ際に、ほかのプレイヤーが全員倒されてしまい、手も足も出ない…という状況に陥ってしまった。極力、複数のプレイヤーが同時にやられてしまわないように気をつけたいところだ。

 ちなみに、マルチプレイは最大4人で楽しむことができるが、人数が足りない場合はNPCを同行させて補うことも可能だ。

▲体験版プレイイメージ。アクション体験版の中で最も強敵だという「ゴウエンマ」との戦闘シーンだ


■■『モンスターハンター』の販売本数、“ミリオン”達成を目指す

 体験会終了後、ゼネラル・プロデューサーの鯉沼氏、プロデューサーの小笠原氏への質疑応答の時間が設けられた。その場で行われた質問事項について紹介し、本記事を締めくくることとしよう。

――今回配信される「アクション体験版」ですが、製品版へのデータ引継ぎはできるのでしょうか。

★小笠原氏:
 今回配信される体験版では、製品版へデータを引き継ぐことはできません。ただし、早期予約特典で入手できるミタマ「桃太郎」は製品版でも同じように使用することができます。
 今後、製品版へデータを引き継げる体験版を配信するかどうかについては、また後日改めてお知らせします。

――『討鬼伝』は、PSP版、PS Vita版を同時にリリースされますが、それぞれの売り上げ本数の比率は、どのような目標を考えていますか?

★鯉沼氏:
 PS Vita版の方が映像も綺麗で、本作の持つパワーをより引き出せるので、できればPS Vita版の方が多く売れてほしいですね。もちろん普及台数の違いもあるので、なんとも言えませんが。

――プレイヤーに、「アクション体験版」をどのような形で遊んでほしいですか?

★小笠原氏:
 色々と新しい要素を取り入れていますし、任務の数も武器の種類もかなりのボリュームを用意していますので、隅々まで遊んでもらって、遊んでくれた方の意見を製品版へ反映したいです。

――目標販売本数は?

★鯉沼氏:
 やはり、ハンティングアクションゲームの最高峰である『モンスターハンター』シリーズの販売本数を目指したいです。また、なかなか最近達成できていない“ミリオン”(100万本)も目指したいと思います。
 新作ゲームなので難しい部分もあるかもしれませんが、発売後もしっかりとしたユーザー告知、イベントを行い、ダウンロードコンテンツの配信もかなり長期にわたって実施しようと考えているので、最終目標としてミリオンを達成したいというのが、私が開発チームに課している目標です。



【ゲーム紹介:『討鬼伝』とは?】
 『真・三國無双』シリーズなどを手がける、コーエーテクモゲームスの開発チーム「ω-Force」による完全新規タイトル。「歴史」のエッセンスを盛り込んだ、今までにない壮大な和風歴史ファンタジーが展開するハンティングアクションゲームだ。
 プレイヤーは、“鬼”との終わらない戦いが続く世界を舞台に、特別な力を持つモノノフと呼ばれる戦士となり、仲間と共に人の世を滅びから守るため、“鬼”との戦いに挑んでいく。

◆『討鬼伝』(とうきでん)
ハード:PlayStation Vita/プレイステーション・ポータブル
ジャンル:ハンティングアクション
メーカー:コーエーテクモゲームス
発売予定日:2013年6月27日(木)
価格:
 [PS Vita カード版]6,090円(税込)
 [PS Vita ダウンロード版]5,400円(税込)
 [PSP パッケージ版]5,040円(税込)
 [PSP ダウンロード版]4,500円(税込)
CERO:審査予定

◆『PlayStation Vita 討鬼伝 鬼柄(おにがら)』
メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン
発売予定日:2013年6月27日(木)
価格:26,070円(税込)

<同梱物>
・PlayStation Vita Wi-Fiモデル 本体×1
 ※『討鬼伝』オリジナルモデル(本体色:クリスタル・ブラック)
・PS Vita専用ソフトウェア『討鬼伝』×1
・ミタマ「一寸法師」ダウンロードシリアル
 ※本商品限定先行特典
・USBケーブル×1
・ACアダプター×1
・電源コード×1
・ARプレイカード×1式
・印刷物×1式

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