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【プロ野球】

大谷 雄星先輩に脱帽 2打席連続空振り三振

2013年3月31日 紙面から

西武−日本ハム 2回表1死一塁、大谷が空振り三振=西武ドームで(武藤健一撮影)

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◇西武4−2日本ハム

 西武の菊池が6回途中まで無得点に抑えた。毎回走者を出したが要所で踏ん張った。打線は2回に浅村の犠飛で先制。6回は秋山のソロ、7回は浅村の適時二塁打などで2点を加えた。日本ハムは9回に2点を返したが反撃が遅かった。

     ◇

 プロの洗礼を浴びた。2試合連続で「8番・右翼」で先発出場した大谷が、花巻東の先輩でもある西武先発・菊池のスライダーに対応できず、2打席連続の空振り三振。6回の好機には代打を送られた。2安打を放ち、ヒーローとなった前夜から一転、プロの厳しさを知った開幕第2戦となった。

 必死に食らいついたが、最後はバットが空を切った。2回1死一塁の第1打席は、3球目にエンドランのサイン。142キロの直球を振りにいったが、ファウル。最後は外に逃げる123キロのスライダーに空振り三振に倒れた。続く打席は4回1死一、二塁の好機だったが、これも外角のスライダーで、空振り三振に仕留められた。

 楽しみにしていた対戦は、大谷が「あこがれの先輩」という菊池に軍配が上がった。それでも「雄星さんはやりづらかったと思いますが、僕はそんなことはなかった」と、先輩との対決をいい経験と受け止めたようだ。

 プロの厳しさを感じた試合でもあった。6回の1死一、二塁の場面では、代打・二岡を送られた。「今の段階では仕方がない。確率の高い方で勝負するのが普通。その前に(自分が打って)1点取れていれば」と、正面から受け止めた。

 栗山監督は「あそこで追いつかなければチャンスがない」と説明した。実力と結果がすべてのプロの世界。黄金ルーキーはこの悔しさを糧とすることだろう。 (中村博格)

 

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