「ナインティナイン」の矢部浩之（４１）が結婚発表したのは、相方の晴れの現場であった。
元ＴＢＳアナウンサーで現在フリーの青木裕子（３０）と２７日にゴールイン。婚姻届を出したその足で、岡村隆史（４２）がＭＣを務めるネット配信限定テレビ局「ゼロテレビ」の開局記念番組に駆け付けた。サプライズ報告の様子は、マスコミ各社がこぞって報じたから、番宣もバッチリ。来月６日にはレギュラー番組「めちゃ×２イケてるッ！」（フジテレビ系）で、２時間半の“ナマ披露宴”を放送するという。
さすが芸人。プライベートも切り売りしながら、ネタを提供する姿勢は見上げたもんだ。もっとも、「めちゃイケ」の視聴率がジリ貧という“お家事情”も透けて見える。
放送開始から１７年、ひと頃の「めちゃイケ」は年間平均視聴率２０％超をキープする人気番組だった。ここ数年は衰えが隠せない。テレビ誌の調査では、一昨年の平均年間視聴率は１３％台で、昨年はついに１２％台後半にまで落ち込んだ。
数字が取れるのは、ＥＸＩＬＥとコラボした「オカザイル」ぐらい。最近は番組スタッフが仕切る大食い企画「ガリタ食堂」がやたらと多く、視聴者も食傷気味だ。２３日も同企画で、１０．３％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と振るわなかった。
制作現場のチョンボも問題になっている。
「先月の放送回で、Ｒ―１優勝者の三浦マイルドの薄毛をちゃかしたのですが、番組スポンサーの競合他社の製品名を連呼し、問題になった。視聴者だけでなく、スポンサーにまで見放されたら、シャレになりません」（フジ関係者）
かくして矢部の捨て身は、吉と出るか。結果が出れば、岡村も続く？
（日刊ゲンダイ2013年3月29日掲載）