石原氏に聞く「病院で非常に徹底した治療を受けた」

　２月２７日から１か月にわたり入院していた日本維新の会の石原慎太郎共同代表（８０）は３０日、記者会見を行い、「軽い脳梗塞だった」ことを明かした上で「後遺症はほとんどない」と語った。公の場に姿を現したのは２月１４日の衆院本会議以来１か月半ぶり。

　―後遺症は。
  「ほとんどないですね。ちょっと左手の指先の感覚が鈍くなった感じがしてねぇ。いろいろ大脳生理学の勉強もしたんだけども、これちょっとおかしいなと思って。病院で非常に徹底した治療を受けました。『早く来て良かった』と医者には言われました。僕は利き腕が左だから、これから字書いたり、絵かいたりするときに…」

　―橋下氏の参院選出馬について。
  「出てもらいたいね。彼は衆院向きの男だと思うが（衆院選は）ずいぶん先でしょうから」

　―出てもらえそうか。
  「人生かけた問題だから。頼むのは易しいけど、苦渋の選択になると思うね」

　―今夏の参院選、１人区の候補者擁立に苦労しているようだが。
  「ふわっとした民意は汲（く）みにくい。（８０歳での最高齢エベレスト登頂に挑戦するプロスキーヤーの）三浦雄一郎が生きて帰ってきたら出てもらうか（笑い）」

　―入院中はいろいろな報道がありました。
  「落ちた犬を叩けってことで。本当に卑しいね。人の不幸がそんなに楽しいのかね。人を陥れることにエクスタシーがあるのか」

（2013年3月31日06時02分  スポーツ報知）

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