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朝鮮総連本部 落札決定で拠点存続も3月29日 20時49分
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競売にかけられた朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の中央本部の土地と建物について、東京地方裁判所は、北朝鮮と交流のある鹿児島県の宗教法人を落札者と認める決定を出しました。
これによって、朝鮮総連の活動の拠点が存続する可能性が出てきました。
東京・千代田区にある朝鮮総連中央本部の土地と建物は、破綻した朝銀信用組合から627億円の債権を引き継いだ整理回収機構の申し立てで競売にかけられ、鹿児島県の宗教法人、『最福寺』が45億1900万円と最も高い価格をつけました。
東京地方裁判所民事執行センターは、この宗教法人が不動産を買い受ける資格を持っているかどうかなどを審査した結果、29日、正式に落札者と認めて「売却許可決定」を出しました。
1週間以内に整理回収機構などから不服の申し立てがなければ、決定が確定します。
その後、裁判所が定めたおよそ1か月の期限内に代金を納めれば所有者となります。
宗教法人の代表は、北朝鮮をたびたび訪問するなど交流を続けていて、日本政府の意見を聞いたうえで朝鮮総連側に施設の一部を貸すことを検討すると話していることから、中央本部の土地と建物が朝鮮総連の活動の拠点として存続する可能性が出てきました。
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