県、きょうにも竹富訪問 育鵬社版求める可能性

2013年3月30日 09時39分
(6時間31分前に更新)

 八重山教科書問題で、文部科学省が竹富町に中学公民教科書の「育鵬社」版への採択替えを求めたことをめぐり、県教育庁の幹部が早ければ30日にも現地を訪れ、竹富町教委と今後の対応を協議することが29日、分かった。同庁幹部は「国に指導を求められている以上は県として責任がある。竹富町が採択し直さない場合には選択肢の一つとして指導もあり得る」と話し、「育鵬社」版の採択を求める可能性も示唆した。

 同庁は27日、来年度も「東京書籍」版の教科書を使用すると決定した竹富町の意向を尊重する考えを示している。

 義家弘介文部科学政務官は1日、同庁を訪れ、「町の採択替えへの指導」と、同一採択地区内で教科書が一本化できずに見送られてきた石垣市、与那国町、竹富町の「教科書冊数の国への報告」を要求。3月末までの期限を示し、町教委が指導に従わない場合は「是正要求」も辞さない意向を示している。

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