2013年2月21日木曜日

父が ・・・。





わたくしの父は、68歳です。

孫の相手をしながら、

悠々自適な 年金暮らしをしていました。



しかし、

父は、細かく散らばった 「 瓦礫 集め 」 に

参加していたのです。


わたくしは、

「 どうして ? 」 と、

問いただしました。



すると、父は、

「 俺は、もう 68歳だ。充分に生きた。若い者には、させたくない仕事だ 」

と、笑いながら言いました。


わたくしは、二の句が継げませんでした。


わたくしの家系は、

昔から、世帯主が早死にするのです。



頑張って生きたのは、祖父だけでした。


69歳でした。



わたくしは、心から思いました。

「 そんな仕事、今すぐに辞めてほしい 」 と。


父は、兼業農家をしていました。

田んぼ は、40枚ほどありましたが、

津波と 【 原発 事故 】 以来、

農業とは、縁を切りました。



父は、

困った状況を、見ていられない人間です。


そして、

一度、こうと思ったら、

絶対に辞めないでしょう。



わたくしは、

ただ、父の無事を祈るしかありません。