広島女学院:論文盗用の副学長を解任 /広島
毎日新聞 2013年03月30日 地方版
広島女学院(東区)は29日、広島女学院大学の副学長で国際教養学部の石井三恵教授=ビジネス論=が、論文に他人の著作から盗用や不適切な引用をしたとして、教授職を解任し、学術研究助成金の返還を命じるなどの処分にしたと発表した。石井副学長は今月末で依願退職する。女学院によると、石井副学長は11年12月、インターネット上で公開された学内論集「広島女学院大学論集」に発表した女性の社会参画に関する論文で、引用元を明示しなかったり、他人の著作を引き写したりするなど盗用や不適切な引用が複数あった。昨年12月に内部告発があり、不正が判明した。石井副学長は「故意ではなかった」と説明しているという。