戦い済んで、朝が来て…
2010/07/13
今日から「地獄の早朝駅頭」が始まる。
正直、昨夜は遅くまでテレビにかじりついて参議院選挙の結果に一喜一憂していたから、極度の睡眠不足。朝5時半の目覚ましが心底恨めしい。しかし起きてみたら台風並みの強風。ちょっと嬉しくもあり、本日駅頭は中止の連絡。
参議院選挙の結果は1勝2敗。千葉選挙区の小西ひろゆきさんは堂々のトップ当選。しかし、道あゆみさんは非常に惜しい次点。全国比例区の保坂のぶとさんは票が伸びずに落選。
みんなの党が大方の予想通りに票を伸ばし、いきなり10議席の大躍進。千葉県選挙区ではちょっと前までは自民党だった人間が議席を失ったとたん、あっさりとみんなの党に鞍替え。彼は昨年の衆議院選挙の最終日、最終演説を臼井駅で行っていたが、まばらな聴衆を前に泣いていた。
人生何が起こるか分からない。驕る平家は久しからず。福と禍はあざなえる縄のごとし。
今日は一日、さくらネットで議会通信編集会議と運営委員会。みんな気勢があがらない。小西さんと道さんはどちらも甲乙つけがたい候補者だった。この得票の差はどこにあるのか。もちろん、選対自体の力量と、戦術の組み立て方に一番の原因はあったろう。
しかし、細かいことだけれど、道さんのポスターはよくなかった。彼女のことを全く見たこともない人間があのポスターを見れば「ぶりっこ!」と絶対に反感を持つ。本人の良さを真っ向から消し去った「やってはならないポスター」の見本みたいだった。これで票がかなり減ったのではないか。
それから、小西さんは医療基本法を作りたいという非常に明確で分かりやすいビジョンを持っていた。それに比べて道さんは、子育て支援策が中心で、他の候補者と差別観がなかった。もっと弁護士としてのキャリアを強調して、「子育て真っ最中の母としての感性と、弁護士としての冷静な判断力と豊富な知識」をあわせもつ女性候補として売り出せばよかったと思う。
これは来年の統一地方選でも言えることだが、やはり有権者に「この人に入れるとこんなにいいことがある」と納得させる「お得感」みたいなものが、候補者には絶対に必要だ。
それはともかく、道さんは人間的にも能力的にも本当に素晴らしい女性だ。このまま埋もれさせるには本当に惜しい人材。次なる挑戦と飛躍を…