洗脳騒動渦中の中島知子（４１）が２９日、約２年ぶりのテレビ出演となった「ワイドスクランブル」（テレビ朝日）のインタビューに応え、“マインドコントロール”をされていることに否定した。インタビューは前日の２８日に収録され「今回の騒動でいろいろ迷惑をかけてしまった。テレビで説明すればいいんだと、気が付いて出ることにした」と説明した。

　２０１１年４月の生番組以来のテレビ出演となった中島は表情も明るく、激太りから以前の体型に戻ったようで、体調も良さそうにインタビュアーの質問に答えた。

　中島は昨年２月まで占い師といわれるＩ氏とその親族と同居し、家賃滞納していた。中島はＩ氏から“マインドコントロール”されていると言われていることに対し、「意味が分からない。されてないですし」と否定。Ｉ氏についても「人生相談じゃないけど、人を楽しくさせる、生活が楽しくなる相談をしていた」と言う。

　また、Ｉ氏から高額な食事などで散財させられ、貯金がなくなったことについても「どちらかというと、自分の散財に付き合ってもらっていた感じだ」と話していた。

　この同居がスタートしたのはＩ氏への借金だったとも。「『今日、コレが欲しい』と思って、持ち合わせがないときに、彼女（Ｉ氏）にお金を借りることがよくあった」と中島。その金額が膨らんでいったため、「一気に返そう」と考えた。その結果が「彼女の家賃を払うことで返す」と同居を持ちかけ、「毎日のように遊んでいるんだし、どうせなら、一緒に住めばいい」と提案したという。

　マンションではＩ氏の親族が食材を調達し、中島とＩ氏の食事を作るという“籠城生活”だった。このきっかけになったのは「オセロ」の相方である松嶋尚美（４１）が独立したことへの悩みだったとも。事務所に「休みたい」と訴えていたが、かなえられなかったことで「やけっぱちになったら休ませてもらえるという浅い考え」だったという。

　マンション前に報道陣が集まり、食事を運ぶＩ氏の親族からも「自分たちは関係ない」と詰めよられたが、「自分が決めたことだから」と情報をも完全にシャットアウトしていた。

　いまでもＩ氏に対しては「友人」と繰り返す中島は、「自分と関わらなければこんな目に遭わなかったのに」と詫びた。また、芸能活動については「今からでも、何でもやらせていただきたい」と意欲をのぞかせた。