Ｊ２Ｇ大阪の長谷川健太監督（４７）が今季Ｊ２と日本代表を戦うＭＦ遠藤保仁（３３）とＤＦ今野泰幸（３０）に“非情指令”を下した。

　日本代表は２６日のＷ杯アジア最終予選ヨルダン戦で敗れ、Ｗ杯行きは６月のオーストラリア戦まで持ち越された。「（Ｊ２は）試合数が多いと言っても、２人（今野と遠藤）は実際にレベルが違うし、例えば日本代表の試合の後、１日で（Ｊリーグの試合出場）というのは、厳しいだろうけど、そうでない限り試合に出せる状態なら全て出していく」（長谷川監督）と、フル稼働を厳命する。

　基本的にＪ２では日本代表の日程を考慮することなく試合が組まれる。このため、ザックジャパンで多くの海外遠征などをこなさなければならない遠藤や今野には大きなハンディとなり、常に体調面の不安がつきまとう。ただ、長谷川監督はチームのＪ１復帰へ向け２人に「特別休暇」を与えるつもりはない。

　指揮官が過酷な方針を示すのは信頼の証しだ。今季キャプテンに指名された遠藤も「プレッシャーもあるし、厳しいシーズンになると思うが、経験があるので」と長谷川監督の期待に応える覚悟だが…。果たして過酷なシーズンを乗り切れるのか。