＜巨人4ー3広島（29日）＞巨人は広島との開幕戦（東京ドーム）でド派手なセレモニーを行った。試合開始前のグラウンドに集結したのは、総勢４７人の伝説的ＯＢたちだ。昨季５冠を達成した選手や首脳陣らに、特別に制作されたチャンピオンリングを贈呈するため顔を揃えた。

　暗転して荘厳な雰囲気が流れるグラウンドで、長嶋茂雄終身名誉監督らＯＢが原監督をはじめ選手らにリングを手渡すと、満員のスタンドからは拍手が沸き上がった。山口への贈呈役を務めた江川卓氏は、自身の現役時代と同じ背番号３０を付ける開幕投手の宮国にメッセージ。「初の開幕投手なので、これから自分の『３０』のイメージを作っていってくれれば」と温かいエールを送っていた。

　ミスターは「原監督と熱い握手を交わし『われわれＯＢも全力で応援するぞ』という決意を新たにしました」。グラウンドのナインの顔ぶれを見渡したミスターは「闘志あふれるまなざしをしていたことが印象的です。必ずやＶ９以来となる日本一連覇を達成し、また大いなる感動をもたらしてくれると確信しました」とエールを送った。