中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

大山復活へ 地元で首位タイ発進

2013年3月30日 紙面から

◇アクサ・レディス<第1日>

 ▽29日、宮崎県・UMKCC(6470ヤード、パー72)▽曇り、気温18・8度、風速1・9メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽108選手(うちアマ3人)▽観衆2507人

 地元・宮崎県出身で在住の大山志保(35)=大和ハウス工業=が5バーディー、ノーボギーの67をマーク。木戸愛(23)=ゼンリン=、O・サタヤ(タイ)とともに5アンダーで首位発進した。昨年まで故障に悩まされ続けた大山。地元で復活Vなるか。1打差の4アンダー4位に森田理香子(23)=リコー=ら6人が続いている。

 賞金女王の翌年に建てた宮崎市内の豪邸から開催コースまでは車で20分。なのに今週の大山はあえて近くのシーガイアリゾート内の高級ホテルに宿泊し、地元大会に挑んでいる。10分ほどの所要時間の差に価値を見いだしているわけではない。

 「ずっと泊まってみたかったんですよ。こういう機会にしか実現できないと思って。ツアー日程が発表された時には心に決めてました」

 コーナースイートから見る朝の景色は最高で「カーテン全部開けて朝陽を浴びてます。セレブ生活、快適です」とか。そんなすがすがしい一日の始まりに、地元ギャラリーの大声援も加わって、大山のテンションは最高潮に達していた。

 キャディーのデイナさんに「シホ、落ち着いて、落ち着いて」となだめられるほど。大山得意のノリノリプレーで、ノーボギー67の首位発進。11番パー4では残り156ヤードの第2打を6番アイアンでピンそば20センチにピタリとつけて沸かせた。

 2009年12月に左肘を手術、11年10月のマスターズGCレディースで復活Vを飾ったが、昨年は開幕直前に左肩を痛め、半年間を棒に振った。出場予選会(QT)からの再出発で、復活を懸ける今シーズン。「今はどこも痛いところがない。ケガなくゴルフができる幸せを感じてます。でも、これが何年続くかはわからないし、1試合、1打を大切に精いっぱい頑張って、楽しまなきゃと思ってる」。

 “大山タッチ”と仲間たちに冷やかされたこともあるほど強気のパッティングも復調傾向。08年11月の伊藤園レディス以来の初日首位発進に通算13勝目への期待がふくらむ。ただし本人は「自分の番は、まだちょっと早い」と大山。この謙虚さが、かえって復活Vを早めるかもしれない。 (月橋文美)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ