相棒 5-07「剣聖」

2006年11月23日(Thu) 22:35

こんなサブタイだとワタシはやっぱり雷神シドが思い浮かぶよ(笑)

イタミン大フィーチャーと目された今回だが、予想してたよりは控えめだったかも。
まぁ十分にイタミンの面白さかわいさその他諸々は堪能したが。
正直ストーリーはあまり期待してなかったのだが、意外とよかった(何様)
総じて無難に面白くツボを心得てた回だったと思う。

■剣道伊丹vs剣道亀
伊丹圧勝!!! 亀、メッタ斬り状態(爆笑)
へろへろになって倒れこむ亀、マジで弱い。小手と面の外し方も酷い(笑)
対して伊丹んは平然、綺麗に正座、お上品に面を外して涼しげに顔ふき。
そしてトドメは「へっ、未熟者ぉ~(嘲笑)」。亀、反論できず(笑)
一応亀曰く「柔道なら負けない」「他のものなら何一つ負けない」らしいが。
確かに伊丹は逮捕術がイマイチ頼りないので亀の言い分もわかる気はする。
だが流石に伊丹ん負けっぱなしってことは無いだろう。
まぁとにかく イ タ ミ ン マ ジ か っ こ い い (結局それがいいたかった)

■杉下右京の実力
冒頭、警察剣道場での剣道は当然のようにサボっていた(洋書読んでた)
自称「僕は剣道も達人なんですよ」だそうだが、伊丹が一本取れなかった桂木に巻き技決めたから強ちブラフでもない。
しかもさらに「僕は、打ち合っても強いんですよ」と自分では言っている。……信じていいのか?(笑)
ここで真の実力を見せなかったのが右京さんらしいところだが。
剣道についての亀とのやり取り、「そうですか」「そうですよ」の繰り返しに笑う。

■亀……
剣道で「君は無駄な動きが多すぎますね」と2度(=右京・桂木)も指摘される。
他人事とは思えん。(マジで)
まぁそんな亀も今回は何気にお手柄なのだが。
息子の竹刀ダコに気付く、とかね(確かにあの握手はちょっと不自然に見えたけども)
「君は期待を裏切りませんねぇ……」と右京さんに言われたところの亀の吹っ飛ばされっぷり、実に見事(笑)

■傷心伊丹
高校時代からの憧れの剣道師範が文字通り斬殺される。
その死体を前に立ち尽くして震えていた。その後も暗い。かなり暗い。
いつものあの颯爽さが無い。すっごい大ショックっぷりだった。
そして後半で気付いたが今回奴は道場を訪れる時は黒タイを締めている。
勿論ジャケットの前ボタンはかなりの場面でちゃんと留めていた。律儀。
やっぱりそういうキャラ作りにしてるのね、と納得。
さらには右京の好奇心に対して「好奇心とは何ですか!」「興味本位で首を突っ込まれると不愉快です!!」とプチ激昂。
やっぱかなりいい奴だよ、伊丹憲一。
あとこの項に入れとくのもどうかと思うが「特命係の未熟者~」はウケた(笑)

■鑑識
「一対一の決闘であって欲しいですねぇ」と相変わらずなコメント。
ホントこいつはマイペースに事件の脚色したがるな(笑)
そして今回、意外なことに伊丹に『花の里』の所在を漏らしたのは鑑識!!
いたみんのこと嫌いだって露骨に態度に示してる(発言もしてる)割にはこいつも律義者である。
結局右京さんにきっちりタレ込んでるところは流石だが(笑)

■伊丹、花の里にやって来る
5thにして初めて! いたみんが花の里にやって来た!!
「おーっとこりゃ参ったぜ~(棒読み)」、と滅茶苦茶わざとらしく偶然を装って登場。
しかも一番奥に座って渋く「……熱燗で」(笑)
上からの捜査打ち切りが納得いかず、ついに選んだ手段としてさりげなく(でもわざとらしく)特命に捜査依頼(勿論面と向かっては頼まない)する伊丹。
ひたすら「独り言ですが」「独り言だが」「ああ、勿論独り言だが」「独り言ですけど」と皆して独り言合戦を繰り広げる店内(笑)
美和子の「めんどくさい会話」が真理を突いてる(笑)
そして伊丹、特命に仕事を任せたと判断すると(ここで上からの理不尽に身を退く方を選ぶのが伊丹らしい)、何と万札をカウンターに置いて「釣りはいらん!」と出て行ってしまう(仰天)
どうやら財布に手ごろな札が無かった模様。イタミン、太っ腹~(笑)
頑張れよ、地方公務員。

■↑の補足(伊丹と亀)
実は個人的に一番よかったのは剣道着じゃなくて(笑)ここかな、と思う。
花の里での会話。ふたりのスタンスの違いがはっきり出たからね。
 亀「(捜査を諦めざるを得ない伊丹に)それで?
   大人しく引き下がったわけ?」

 伊丹「……何とでも言え!」
 亀「憧れの剣士だったんだろ? 尊敬する先生だったんだろ?
   ……もう少し骨のある奴だと思ってたけどな!」

 伊丹「! (立ち上がって)負ける勝負に飛び込む奴は馬鹿だ!
    退く時は退く!!」

 亀「何ぃ!?」
 伊丹「……吾妻館長にもそう教わった」
ここで、伊丹は会計して店を出て行くのだが。
伊丹はホント「長いものには巻かれろ」体質だと事あるごとに自称しているが、やっぱり納得いかないものは納得いかない。
表情と台詞の背反っぷりが凄かったもん、ここ。一番伊丹の性格をよく表してたと思う。
伊丹と対照的に直情的な亀。やっぱりこのふたり、よく噛み合ってると思うわ。
これを(隠れた)仲良しと言わずして何とする。

■またイカかよ……
狙ってるのか、スルメイカ(笑)

■剣聖の父と引きこもりの息子とその周辺
引きこもりから脱するには偉大な父親が立ちはだかっていてはダメなんだ、というこの息子の葛藤がかなりきた。
自分で自分のことを蛆虫、とか。
そして関と桂木がその追い詰められた心をさらに……というやりきれなさ。
皆が結局は犯人のようなもの、というオチが効いてたと思う。
ちょっと回想シーンが冗長かなーとは思ったんだが(何しろ桂木が犯人宣言したのが21:34なので)、これだけねっとりと惨殺に至るまでの動きを描いてあるとまぁ許せるかなと。
息子が最後、自分の足で道場を出るシーンがよかった。

■警視庁の剣道事情
刑事部長は剣道強い?
亀のお世辞がどこまでマジかはわからんが、それなりに凄いのだろうか。
でもその後の素振り(!?)はダサい! ダサいぞ内山警視長!!(笑)
逆に暇か? 課長。こっちもなかなかと見た。
少なくとも巻き上げの解説を亀相手にできるくらいには。

■義理堅い伊丹憲一
伊丹ん、事件解決の礼に無言で特命にメロンの桐箱を置き、無言でさっさと去っていく(笑)
ご丁寧にメッセージカードに「これで貸し借り無しだ」「冷蔵庫で2時間ほど冷やしてお召し上がり下さい」とまで(爆笑)
ホント律儀だね、いたみん!!(笑いすぎて苦しい)
それにしても伊丹んの財布事情が非常に気になるところである……
メロンを受け取った亀、「未熟者め!」と言ってる割には満更でもなさそうだったし、右京さんも妙に気合入れて匂いかいでたし、和んだ。


面白かったよ。いや、普通に面白かった。
ちょっと粗っていうか気になった点として、「あれだけの返り血なら、裸足で足跡つけた場合即アウト」「だから床を綺麗に拭いた」としていたが、
ルミノール使えば一発でわかったのでは……素人知識だからよくわからんが現在のルミノールの精度なら指紋くらい拾えるんじゃない?(と言っておいて拾えなかったらどうしよう)
あとは右京さんの無神経発言(伊丹ん怒らせたやつ)。右京さん、こんなキャラじゃないと思うんだけどなぁ……
今回伊丹メインになっちゃうのかなーと思いつつ、犯人を追い詰める段階においては本当に伊丹んノータッチを貫いたのがよかったのかも。
下手に伊丹ん出しすぎると魅力半減するよ、うん。
それに今回は花の里とメロンと喪中モードで十分に元は取った。ありがとう!!(何が)


<次回>
「同時多発誘拐」みたいにリアルタイムで事件追っかけるタイプか?
捜一や特命が派手に動き回ってくれる回は久しぶりな気がするので期待してまっせ。

5thは小野田1回しか出て来てくれてないのが悲しいが(まぁ朝ドラ出てるからかな)
捜一はお休み無しで頑張ってくれてるので有難い限り。


おまけのガイドブックプレゼント。
伊丹んのメロン桐箱からガイドブックがどかーんと出てきたのに爆笑。
このオチのためだったか! と脱帽デス。
「100名にプレゼントするから貸し借り無しだ」「シーズン2のDVD発売までこれを読んで待っていろ」……最高(笑)
ホント2ndDVD発売決定おめでとう!! Yeah!


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