2012年6月23日土曜日
沖縄 全戦没者 追悼式典
67年前、
沖縄が、凄惨な 「 地上戦 」 の舞台とされ、
1945年 7月 2日 に、「 終結宣言 」 受けるまで、
日本人 ( 50万人の島民) と、( 10万人の 日本兵 ) ・・・
そして、
アメリカ兵たちが、
いったい、どれだけの血を流したか ・・・
沖縄県知事 の 「 平和宣言 」 には、
大日本帝国への怒りはなかった。
それどころか、
沖縄を 捨て石にし、
完膚無きまで叩きのめした 本州 の東北に位置する ・・・ 「 福島 」 へ
『 できる限りの援助をしたい 』 と、公言した。
しかし、
野田総理の言葉は、
どこにでもある、ありふれたものだった。
わたくしは、今日、
6年前に書いた 小説 『 生命 (いのち) 』 を
読み返した。
それは、ありったけの 「 地上戦の惨劇 」 を、
沖縄の方々から聞いて小説化したものだった。
むせかえる嗚咽と共に、
涙が あふれて やまなかった。
小説を書いていた3ヶ月間も、
心が えぐられるようで、
出版社の方に、「 もう、これ以上 書けない」 と電話をして、
叱責されたことがあった。
それほど、沖縄の 「 地上戦 」 は、
生きたまま、心臓が焼かれるような、凄惨なものだったのだ。
いまは、絶版にしている。
たぶん、どこでも手に入らないだろう。
図書館本になったものも、かなりある。
書籍とは、有り余っていると、価値が薄れる。
わたくしが、
「 刊行日 」 を 8月 7日 にしてもらったことには、理由がある。
ヒロシマ や ナガサキ は、
毎年、さまざまな形となって 人々に受け継がれる。
それは、旧 日本政府 が、
アメリカから 核爆弾を " 落とされた " 被害者意識があるからでもある。
しかし、沖縄は、違う。
幕末に、琉球王国を捨てさせられ、日本に 統合されて、
挙げ句の果てに、参謀本部は、沖縄諸島を、
日本史上最悪の 「地上戦」 の戦場にしてしまった。
通常、書籍の刊行日は、15日 か 30日 だが、
わたくしは、どうしても、「 ヒロシマ ・ ナガサキ 」 の
原爆記念日の 「 間 」 に、『 沖縄の地上戦 』 を刊行したかった。
NO MORE OKINAWA ・・・・