2012年5月27日日曜日

いま、除草作業 から 戻って来ました。





わたくしの住んでいる ニュータウンには、

緑化事業推進 ということで、

いたる所に 「 ボケット パーク 」 がありました。



今日は、住民 ( 大人 ) 総勢 68人で、除草をしました。


すべて、「 こどもたち 」 のためです。


みんな、「 危険な作業 」 だとは、充分に承知しています。

放射能のことにも、熟知しています。

頭脳明晰な 方々ばかりなのです。



しかし ・・・

半袖 姿で 「 作業 」 を している方々が ずいぶん いらっしゃいました。

マスクすら 付けていない方が 半数も ・・・ 。



わたくしには、「 その姿 」 が、

『 無言の抵抗 』 のように見えました。



中には、素手で 草を袋に詰めている方もいて、

わたくしは、家から 「 軍手 」 を 持ってきて、手渡しました。



「 かゆくなるよ ・・・ 手が ・・・・ 」 と言って。



みんな、分かっているのです。

福島県が、忘れ去られていくことを。



0.6 マイクロシーベルト の 【 空間放射線量 】 生きることは、

「 年間 1 ミリシーベルト 」 を 遙かに超える計算です。



自主避難ができないのなら、

コミュニティー を 守りながら

ここで、「 生活していくこと 」 を 考えているのでしょう。



県外の方々は、

「 なぜ、逃げないのか ? 」 と、

簡単に言います。



しかし、

それが できないわたくしたちにとっては、

心臓をえぐられる ような 「 言葉 」 です。



「 教師のくせに ・・・ 」 という 痛烈な言葉も 目にします。



でも、「 教師だからこそ 」 ・・・

『 逃げられない 「 こどもたち 」 』 に 寄り添い続けるのです。



「 こどもたち 」を、

県外の 大学に進学させることが、

いまの わたくしの 最大の 「 目標 」 です。