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【グラニュース】


天才ドリブラー田中輝、Jリーグ初先発

2013年3月30日 紙面から

 名古屋グランパスのMF田中輝希(20)が30日の湘南戦(瑞穂陸)でJリーグ初スタメンを飾ることが29日、確実になった。入団3年目の田中輝は「これがプロとしての第一歩。早くゴールを決めたい」と意欲満々。サテライトの試合で得点を量産しアピールを続けてきたストライカーは、初先発でのJ初ゴールを狙っている。

 待ち望んでいたときが来た。練習後の会見でストイコビッチ監督は、「テルキはいいプレーをしている。成長している。彼の今のプレーに満足している」と語り、ナビスコカップのC大阪戦(20日)と鳥栖戦(23日)に続き、田中輝を3トップの一角で起用すると示唆。なかなか出場機会を得られなかった点取り屋が、J初先発のピッチに立つ。

 田中輝は「これがプロとしての第一歩。ボクは今年ブレークしなきゃダメだと思っている。最初から出た方がリズムをつかみやすいし、早くゴールを決めたい」。はやる気持ちを抑えるように抱負を語った。

 得点センスは折り紙付き。Jリーグでは入団2年目まで計9試合、113分の出場にとどまっているが、昨季は練習試合などでゴールを量産。田中輝は「ウチの親のカウントによると、1年間で28点取っていたみたいです」と笑う。若手中心の“2軍戦”ではレベルの違いを見せつけていた。

 「練習試合とはいえ、あれだけ点を取れたことは自信につながった」と田中輝は言う。

 迎えた今シーズン。スタメン起用されたナビスコカップの2試合ではドリブル突破で見せ場をつくった。「グランパスには仕掛ける選手がいない。そういう存在に自分がなりたい」。ドリブラーとしての非凡な才能も、指揮官の目を引きつけた。

 田中輝はナビスコカップで公式戦出場時間が規定の通算450分を超え、クラブ側と近日中に「プロA契約」を結び直す予定。田中輝は「いつまでも『若手』じゃあダメ」。名実ともに真のプロとなった男が、スタートから爆発する。 (木村尚公)

 

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