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「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しき雑談。
 

「大和魂は何処へ?57期防衛大卒業式・・・主権回復を目指す会」より転載

2013年03月30日 00時36分09秒 | 世直しのためにどうすべきか

大和魂は何処へ?57期防衛大卒業式
http://nipponism.net/wordpress/?p=21531

安倍総理よ、靖国の英霊が泣いているぞ

<大和魂は何処へ? 米国“魂”を訓示する57期防衛大卒業式>

安倍首相は57期防衛大卒業式で、「国民の生命、財産、わが国の領土、領海、領空を守りぬく決意」を披露し、防衛大学生にこれから担うべき自衛官の使命を訓辞した。これは単に卒業生にだけに述べられた訓辞ではなく、式出席者と共に日本国民に向かっても発せられたのである。それはそれで良い。


しかし、安倍首相の訓辞には耳を疑う内容があった。卒業生らに、模範とする人物として「ハドソン川の奇跡」を成したサレンバーガー米国人機長、さらに米西戦争に従軍したセオドア・ルーズベルト元米国大統領を引き合いに出したのである。与えられた義務を全うする人としての潔さ、使命感は民族と国家の違いを超えた共通した価値観であり、それはそれで良いとする。

だが、ここは歴とした日本の防衛大学校、米国の士官学校ではない。わが自衛隊のトップリーダーを育成する組織ではないのか。安倍首相はどうして、日本人を例にすることが出来なかったのか。

明治維新にはじまって、先の大戦で祖国に殉じた幾多の皇軍兵士をどうして語ることが出来ないのか。靖国神社に祀られている若き特攻隊員らにどうして話を触れることが出来ないのか。

靖国神社の英霊を無視して、戦勝国のアメリカ人を“讃え”、わが防衛大生へ訓辞を垂れるとは!、57期防衛大生の心中たるや如何に。安倍首相はどこの国の首相か。卒業生らに、どこの国の愛国者になれというのか。あなたはわが国自衛隊の最高指揮官ではないか。

ここに安倍首相のメンタリティーと共に、自民党政権の一端を垣間見ることが出来るが、同じく訓辞の中で安倍首相は次のように述べている。

「先般のオバマ大統領との会談により、緊密な日米同盟も完全に復活しました」

なんのことはない、日米安保体制の強化を指している。この体制下で、我が国軍たる自衛隊は米軍の従属化のもとに固定され、国軍としての独自性など抹殺されたままである。

主権回復を目指す会は何度でも重複して語るが、我々の見解は今の日本を独立した主権国家と見なさないし、日米安保条約を放置したままでの主権国家などあり得ないとする。軍事的主権を取り戻して、我が国が完全な主権国家を目指すこと

昭和27年4月28日、講和条約が発効すると同時に日米安保条約も同時発効した。この安保条約の発効で米国占領軍は、今現在に至るまで日本に居座り続けているのである。全島が基地化された沖縄こそ、その象徴である。安倍首相の言う「日本を取り戻す」など戯れ言にしか聞こえない。「日本を米国に差し出す」こそが、安倍首相と自民党に相応しいのではないか。

◆写真
主権回復の欺瞞を嘆く沖縄県民の慟哭。1970年4月28日、与儀公園にて(写真提供:新藤建一氏)

従って来たる4月28日、政府が行う「主権回復式典」は米国占領軍の実体を隠蔽するまやかしである。この日は、「国恥」記念日または主権回復「祈念日」が相応しい。天皇陛下のご列席を仰ぐなど言語道断でしかない。

【参考】 防衛大学校・57期卒業式 安倍首相訓示(全文)
「私と国民は常に諸君とともに」「崇高な任務に没頭を」 防大卒業式首相訓示(2013.3.17)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130317/plc13031717080007-n1.htm

※参考資料↓
【防衛大生よ立ち上がれ! 防衛大を反日・媚中の校長から守れ!!】
http://shukenkaifuku.com/past/KoudouKatudou/2009/091108b.html
ジャンル:
コラム
キーワード
防衛大学校 日米安保条約 主権回復を目指す会 オバマ大統領 最高指揮官 米国大統領 ハドソン川の奇跡 ルーズベルト
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