(厚木基地爆音防止期成同盟)

−爆同って?−
 
厚木基地爆音防止期成同盟(通称:爆同)は、被害住民が肩をよせて爆音の無い当たり前の生活、静かな空を取り戻すためつくった組織で、1960(昭和35)年に「厚木基地爆音防止危険地域有償疎開期成同盟」として結成。その後現在の「厚木基地爆音防止期成同盟」と改称し、大和市・綾瀬市・海老名市・座間市・相模原市・藤沢市・町田市の7市にまたがり、今では会員約3000世帯の住民運動団体です。→〔爆同の主な運動や成果〕 
最近の爆同の運動については、こちらへ。

第四次厚木爆音訴訟・・・原告の募集は7月末日に終了しました。
 うるさい! 爆音もう
いらない〜平和で静かな空を〜
〔爆音被害をなくし 静かな空を  取り戻す運動を〕

「厚木基地の爆音は違法状態にある」との判決が過去3回の裁判で示され、原告に
一定額の損害賠償金が支払われました。特に昨年7月の第三次訴訟・東京高裁判決は、
「違法状態にある爆音を放置してきた国の責任」を厳しく追及した画期的なものでした。
 しかし、爆音は厚木基地がある以上、今後も続くでしょう。基地周辺住民にとっては
我慢の限界を超す耐え難い爆音被害です。ですから私たちは第三次に続いて、第四次爆音
訴訟を起こすことにしました。黙っていれば爆音を認めたことになるからです。
「爆音被害を無くせ!」と訴える住民運動がいま問われています。

07年5月6日 大和駅前での街頭宣伝行動

第四次訴訟の目的(趣旨)                    

私たち第四次訴訟は
(1)違法状態の爆音をなくし、厚木基地の返還と平和を訴える運動を進めます。
(2)国の責任を追及し、爆音被害を受ける原告・住民の被害賠償を求めていきます。

法廷では具体的につぎの事項を訴えていきます

@150万人が生活する人口密集地のど真ん中に軍事基地をおき、その上空で激しい訓練を繰り返すことは、世界に例のない異常な事であること。
Aテレビ・電話・家族の団欒・育児や子供たちの教育の妨害は、生活環境破壊、人権無視の状態であること。
B日本は法治国家なのに、違法状態を放置している国の責任は重大であること
C過去の裁判例を変更し、厚木基地を離発着する米軍機と自衛隊機に「飛行差し止め」を実現させること。
 046(200)5505 第四次厚木爆音訴訟実行委員会


米軍再編の厚木基地に関する厚木爆同の見解は下記の通り。


         在日米軍再編に対する厚木爆同の見解

 日米両政府は5月1日、日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、在日米軍再編に最終合意した。この最終合意は、関連自治体や住民の強い反対を押し切り、自治体の同意を得ぬままに決められたものである。
 米軍再編・基地強化によつて、基地の負担・被害を直接受けるのは基地周辺住民であり、その過酷さをわれわれ厚木基地周辺の住民は、いまなお痛いほど味わされている。今回の日本政府の取った態度は、住民の生活環境を破壊し、地元自治体の悲痛な声を無視した許しがたい暴挙である。

 この米軍再編のなかで、厚木基地に関わる部分では、
「@米艦載機59機を岩国基地に移駐させ、A代わりに岩国基地の自衛隊機17機を厚木基地に配備する」ことが盛り込まれるている。一般的には、このことによって厚木基地の爆音は大幅に軽減されると考えがちだが、厚木爆同が情報や資料をあつめ、分析をした結果、@米軍機の爆音が軽減される確かな保障はなく、Aまた自衛隊機の追加配備は、爆音の通年化・基地の恒久化につながり、B爆音軽減を求める住民の期待を満たすものではない。という結論になった。

 よつて厚木爆同は、多くの市民団体の協力を求め、この機に爆音軽減を確実にするため次の事項を政府関連省庁に質すとともに、爆音被害地域の自治体に協力要請を行う。

               記

        <米艦載機の移駐に当って見解>
 1 厚木基地の米艦載機の岩国基地移駐が決められたが、受け入れ側の地元住民の立場を考えると、評価することは出来ない。
   われわれは「爆音は米本土に持ち帰るべきだ」と訴える。また日本政府は地元住民や自治体の意向を最大限尊重するよう求めていく。
 2 米艦載機の移駐が爆音軽減の措置であるならば、それを確実にするため次の事項を追求していく。
@在日米軍厚木基地の新司令官は、マスコミのインタービューに応え厚木基地が果たす役割は不変、「艦載機の即応態勢の維持を確保するため重要な施設」と明言している。横須賀の「原子力空母母港化」の動きと併せ考えると、米軍が主要な基地として使い続けることは自明である。これで爆音は軽減されるのか? 政府の見解を質していく。
A現在、岩国基地周辺は訓練空域がなく、結果現在の三宅島東方海上で訓練を行い、厚木基地で燃料を補給することになる、と云われているが、これでは艦載機の離発着は絶えない。厚木基地の訓練空域の解除など具体的措置を講じるよう求めていく。
B艦載機の整備は、現在厚木基地内の格納庫で米軍の整備部隊により行われているが、現状では移駐後も厚木基地へ来て整備を行わざるを得ない状況にある。艦載機移駐により不要となる、格納庫施設を撤去するなど、爆音軽減の確かな裏付けを取るよう求めていく。

        <自衛隊機の追加配備に対する見解>
 1 基地の返還を求め運動を続けてきたわれわれにとって、米軍機の代替として自衛隊機を追加配備をすることは絶対容認できない。自衛隊機の追加配備は、厚木基地を将来に亙って自衛隊基地とし使用し続けることを意味する。240万住民が生活する人口密集地域に軍事基地をおき、その上空で、激しい訓練を行うこと事態が異常な状態であることを強く訴える。
 2 厚木基地の爆音被害は米艦載機だけではない、自衛機の飛行回数は今でさえ、年25,000回から28,000回。騒音度は85デシベルを優に超えている。自衛隊機の追加配備を許せば、飛行回数をさらに増大させ、それが通年化することになる。周辺住民にとって到底容認できないことを重ねて訴える。
 3 今回配備されようとしている自衛隊機17機のうち4機はジェット機である。いま厚木基地に常駐配備されている20数機の自衛隊機は耐用年数の関係で2008年以降、逐次ジェット機化する動きにある。よって、
@ 昭和46年(1971年)、横浜防衛施設局が大和市長に宛てた「厚木海軍飛行場の海上自衛隊による共同使用について」と題する通知文書(通称46文書)を、当事者である横浜防衛施設局及び大和市長双方が厳守するよう強く求めていく。
A 46文書は、自衛隊機の配置機数・人員・ジェット機の使用などを規制したものであるが、今回4機のジェット機の常駐配備を許すと、なし崩し的に自衛隊機のジェット機化を認めることになる。このような事態にならぬよう広く呼びかけたい。
4 爆音被害地域は大和市・綾瀬市だけではない。いまや広域に及んでいる。将来に禍根を残さないためにも、関連自治体が一致して自衛隊機の追加配備とジェット機化に強く反対するよう訴えていく。
                   
 以上、「在日米軍再編の日米最終合意」に対し、40年余に亙って厚木基地の爆音被害を受け続けてきた団体、厚木基地爆音防止期成同盟の見解を表明する。
    2006年5月9日
                 厚木基地爆音防止期成同盟
                 委員長  鈴 木   保


米軍再編・基地強化反対 3/12行動in座間・相模原◆  2006年3月12日(日)
 昨年10月末、日米両政府は米軍再編に関する「中間報告」を発表しました。その中にはキャンプ座間に世界の半分をカバーする米軍の新しい司令部を持ってくる報告もあります。さらに、自衛隊もこの機に乗じて、米軍基地に移駐してこようとしています。爆音被害のもと、厚木基地の空母艦載機が岩国基地に移転する構想も同時に明らかになりましたが、新しい米軍住宅を岩国に作らない、と報道されていること等から被害がなくなるとはいえません。そのような中、横須賀で日本人女性が空母キティホーク乗組員に殺害されるという最悪の事件が起きてしまいました。米軍再編で基地が強化されればこうした事件がさらに増える心配があります。基地があるために、地元自治体や住民はたくさんの迷惑と被害を受けてきました。今こそ怒りの声を張り上げ、日米両政府へ抗議しましょう。

日時: 3月12日(日)午後1時30分

場所:座間公園(キャンプ座間司令部西側)


 ※集会終了後デモ行進が行われます。

主催:米軍再編・基地強化反対!3月行動委員会
(キャンプ座間への米陸軍第1軍団司令部の移駐を歓迎しない会/原子力空母の母港化に反対し、基地のない神奈川をめざす県央共闘会議)
3月5日(日)キャンプ座間近くの座間消防署駐車場にて10時〜16時まで座り込み。80名の仲間が集結。代表者がキャンプ座間正門前で計画撤回を求めた文書を提出した。

第1軍団は来るな!
第三次厚木爆音訴訟に勝利しよう!

キャンプ座間と厚木基地を結ぶ
5.28市民行動

キャンプ座間を出発して約7`、海老名市東柏ヶ谷公園で厚木爆同・三次訴訟団の仲間60名と合流し約400名による集会 ♪「第1軍団は来るなー!」「静かな空を返せー!」
キャンプ座間から厚木基地正門まで約8`のデモ行進

よろずピースバンドバンドの生演奏でデモ行進
厚木基地正門前での要請行動
−要請文を厚木基地渉外部へ提出−
県警から「線から先に入るな」と言われ道路と挟まれたせまい場所で何がなんだかわからない・・・
厚木基地正門前で要請行動の様子を静かに見守ってくれた仲間たち。道路の反対側で)
キャンプ座間と厚木基地への要請文はこちら
2月19日、雪混じりの雨の中を2600人を越える人々がキャンプ座間司令部を取り囲みました。
地元の座間、相模原の市長も、市議会も声をそろえて歓迎しない声を強めています。
厚木基地の動きも見過ごせません。艦載機を岩国基地に移転させるとの報道もありますが、3月末に空母キティホークが横須賀基地を出港してからは連日、艦載機の爆音が住民に襲いかかっています。
 5回も違法爆音と司法判断されたのに、爆音被害は全く解消されていません。今年の7月には第三次厚木爆音訴訟(東京高裁での控訴審)が結審となり、来年3月までには判決が出る見込みです。
私達は第1軍団も、爆音も歓迎しません。もう基地による迷惑、被害はゴメンです。
皆さん、ぜひ下記の行動に参加して下さい。
■■行動要領■■
日時:05年5月28日(土)12時30分集合→12時45分集会→13時出発
場所:座間公園(キャンプ座間司令部真下)小田急線相武台前駅から20分

デモ行進・・・→座間市役所→東柏ヶ谷近隣公園→厚木基地正門(要請行動)→流れ解散

主催:原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議
◆厚木爆同・三次訴訟の皆さんは・・・
5月28日(土)14時30分に東柏ヶ谷近隣公園
(相鉄線さがみ野駅5分)に集合して下さい。
15時に座間公園からのデモ隊と合流し、厚木基地正門まで行進します。

◆県知事に署名を提出−311,324名分−
     横須賀−原子力空母の母港はいらない−
厚木爆同は県央共闘会議のメンバーとして「原子力空母の横須賀母港化を止めよう神奈川実行委員会」に参加しています。3月24日、「原子力空母の横須賀母港を考える市民の会」を先頭に「原子力空母の横須賀母港化を許さない全国連絡会」とともに松沢成文神奈川県知事あてに「原子力空母の横須賀母港計画を断念させる署名311324名分を提出しました。また、署名提出にあたり、1.外務書への要請 2.エードメモワールの取り決めの厳守 3.県民会議やシンポジウムの開催・国内外への積極的な働きかけ などを強く求めました。 爆同からもこの日代表して1名が参加、応対した尾高副知事は、厚木基地周辺の騒音問題の抜本的解決、原子力空母の母港化反対を地元住民らと力を合わせ国に働きかけていく事が必要だと応じました。
詳細は原子力空母の母港問題を考える市民の会のホームページ
ラムズフェルド米国防長官にハガキを!
     −ハガキを出して市民の声を伝えよう!−
キャンプ座間にキャンプ座間に米本土から第1軍団司令部」が移駐してくるとの話が、地元には相談もなく、情報提供もないまま、日米両政府間で論議されています。
第1軍団司令部のキャンプ座間への配備は基地機能の強化であり、キャンプ座間を返還してほしいとの相模原・座間、両市民の願いに逆行します。
そして、キャンプ座間の司令部がアジア・太平洋地域の戦争を指揮することは、適対勢力にとっての攻撃対象になることです。私たち市民は戦争に巻き込まれることを望みません。この米軍再編成・キャンプ座間への第1軍団司令部の移駐を進めているアメリカの責任者・ラムズフェルド国防長官は  「米軍は歓迎されない所には行きたくない」といっています。
私たちは米軍司令部の第1軍団キャンプ座間への移駐を歓迎しません。
市民一人一人の声を、“ラムズフェルド国防長官”宛にハガキで伝えましょう。

厚木爆同・三次訴訟団も県央共闘会議の一団体として協力することにしています。事務所にハガキがありますので協力したいただける方はご連絡下さい。ハガキには切手が貼ってあります。(カンパ込み1枚100円)
ハガキの書き方など詳細は・・・「歓迎しない会」の「活動」のページへ

第1軍団は来るな!
2月19日、大勢の人々で
キャンプ座間司令部を取り囲もう!
詳しくは「歓迎しない会」のホームページへ
 ◇◇ありがとうございました。◇◇
キャンプ座間司令部包囲行動が、2月19日 大荒れの天候の中行なわれ、2600人が参加、人間の鎖でキャンプ座間の司令部がある、サウスキャンプを取り囲みました。
前夜からの雪が雨に変わり、雨と寒さで、参加者が減るのではないかと危ぶまれましたが、たくさんの人々が参加、予定を上回る参加者で、前段集会の会場から基地を取り囲む地点への移動時間がかかりすぎるなどハプニングもあったが、3時過ぎ、2回にわたって手をつなぐことができました。
米軍再編成に伴う基地強化は許さないとの、意思表示をすることができました。
爆同・訴訟団からも約80名の会員、原告の皆さんが参加されました。
参加した皆さん、協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
皆さん、相模原市、座間市の境に広がる米軍基地・キャンプ座間は横浜スタジアムが90個ほども入る大きな基地です。今、この基地に新たな軍隊がやってくる構想が持ち上がっています。米本国ワシントン州にいる米陸軍第1軍団という軍隊です。第1軍団は、西はアフリカ大陸東岸から東は米国西海岸までを作戦行動範囲に置くという部隊です。日米安保条約に定められた「極東」の範囲には収まりません。それが移駐してくると、基地の強化、恒久化になり、また側には米海軍厚木基地もあり、神奈川県はまさに有事の際、一番ねらわれるおそれがある状況になってしまいます。この第1軍団の移転構想をはじめ、世界的な米軍の再編成が今、進められようとしていますが、推進役であるラムズフェルド米国防長官は「歓迎されないところには行かない」とも言っています。ですから、第1軍団のキャンプ座間への移駐を”歓迎していないこと”を米国政府や日本政府に伝える必要があります。相模原市と座間市では、市長も市議会も絶対反対を表明していますが、もっと大勢の市民の声を集め、大きな世論にすることが大事です。
来る2月19日、このキャンプ座間の南端にある司令部を「人間の鎖」で取り囲む行動を下記の要領で計画しました。皆さんぜひご参加を!
日時:2月19日(土)14時〜
場所:キャンプ座間司令部外周
●集合地点A・・・座間消防署臨時駐車場(小田急線相武台前駅から徒歩15分)
●集合地点B・・・座間公園(小田急線相武台前駅から徒歩20分、JR相模線相武台下駅から徒歩15分)
★雨天決行
爆同・三次訴訟関係の方で参加して頂ける方は、事務所へ連絡下さい。046-264-4345=爆同・訴訟団はBの座間公園です
違法爆音を許すな!11/20厚木基地行動
F/A18Eスーパーホーネットの強行配備に抗議し
第三次厚木爆音訴訟の勝利をめざそう!
デモ行進に出発(やまと公園→基地北→相模大塚駅
16団体約700名が参加しました
日時 11月20日(土)14時 デモ行進15時
場所 やまと公園→案内図
(小田急/相鉄線・大和駅下車5分)
デモコース やまと公園→厚木基地北側→相模大塚駅前(解散)
申し入れ 10:30厚木基地正門にて抗議・要請行動
住宅地の上空すれすれと飛ぶF/A18Eスーパーホーネット
基地正門前申し入れ
 〔集会宣言〕
10月2日午後1時過ぎ、厚木基地にF/A18Eスーパーホーネットが飛来してきた。その後の飛来分と合わせて13機、昨年秋のF型13機に続く強行飛来、これでスーパーホーネットは全部で26機となった。従来型に比べ一回り大きく、出力も35%アップの新機種だ。
 3次にわたる裁判、5度にわたる「厚木基地の爆音は違法」との司法判断を得たにもかかわらず、爆音被害はいっこうに解消されていない。それどころか、スーパーホーネットの配備でかえって、爆音被害が増大する恐れさえあるのだ。基地周辺住民はこの先いつまで、違法爆音に苦しまなくてはいけないのか。
***
 厚木基地の爆音被害に苦しむ私たちは今、イラクで起きている事態に心を痛めている。
 今、イラクでは、ファルージャなどへの米軍の総攻撃が行われている。来年1月に予定される選挙を前に、政情安定を演出するために、米軍が「外国人テロ勢力」や「武装勢力」一掃を名分に開戦以来の空爆と地上戦を仕掛け、イラク人だけで1000人以上の死者が出たと報じられている。しかし、ブッシュ大統領の再選を期に始まった総攻撃はかえって、火に油を注ぐかように、イラク全土に戦火を飛び火させている。そうした最中、米海兵隊員が無抵抗のイラク人を射殺するという衝撃的な映像も飛び込んできた。ベトナム戦争時の米軍による市民の虐殺を思い出させる映像である。
他方、戦争の泥沼化が進んでいるというのに、小泉政権は「自衛隊が活動しているのだから、そこは非戦闘地域」などとの迷論、暴論で、自衛隊のイラク駐留の継続を図ろうとしている。12月14日のイラク特措法の期限切れを前に、すでに第4次の陸上自衛隊の部隊派遣が行われた。既成事実をつくり、なし崩し的には派遣延長をおこなおうというのだ。相も変わらず、イラク市民や、派遣される自衛隊員や家族の方にではなく、米国ブッシュ大統領の顔色ばかりをうかがうことに躍起となっていると言うほかない。
***
世界規模で進みつつある米軍再編は、神奈川の米軍基地軍にどんな影響をもたらすのか。米陸軍第1軍団のキャンプ座間への移転構想は、同軍団が米国西海岸からアフリカ東海岸までを作戦行動範囲にしていることから、実現となれば、日米安保条約第6条の「極東条項」を逸脱、「世界安保」に変質する性格のものだ。池子米軍住宅の追加建設計画は、原子力空母の横須賀母港化の布石ともなる動きである。その他、近年進められている横浜ノースドックへの陸軍艦艇の事前集積などの動きも見逃せない。岩国基地移転も取り沙汰されてはいるが、厚木基地もスーパーホーネットの相次ぐ配備によって、機能強化−爆音被害の拡大の動きも示している。池子米軍方向づけが図られていると言わざるを得ない。
 しかし、ラムズフェルド米国防長官はこうも言っている。「歓迎されていない所にはいたくない。」と。まず何よりも、米軍基地に、米国政府に、私たちが全く歓迎していないことを知らせる必要があるのだ。その手始めに、今日これから、大きな幟先頭に、さらにプラカードを掲げ、横断幕を広げ、厚木基地に向かって、スーパーホーネットの配備と爆音に抗議する声をぶつけよう。
2004年11月20日
違法爆音を許すな!11/20厚木基地行動 参加者一同

神奈川平和運動センター/基地撤去をめざす県央共闘会議
◆◆原子力空母 横須賀母港化を許さない全国連絡会(全国組織)◆◆と
■■原子力空母の横須賀母港化を止めよう神奈川実行委員会(神奈川県)■■発足 厚木爆同も参加

 2008年に退役予定の米海軍横須賀基地の空母キティホークの後継艦として取りだたされている原子力空母の配備に反対する全国組織が5月30日発足した。横須賀市内で開かれた結成総会には、県内のほか北海道などの平和団体など約2百人が参加。運動のすそ野を広げ、原子力空母母港化阻止にむけ全力を挙げることを確認した。
 全国連絡会に先立ち、県内八団体が中心となった「原子力空母の横須賀母港化を止めよう神奈川実行委員会」も発足、地元での反対運動を展開する。

 ※米太平洋軍のファーゴ司令官は3月末の下院軍事委員会で、2008年に退役が予定されている通常型空母キティホークの後継艦として、最新鋭の原子力空母を就役させる方針を示唆していた。
 また横須賀市の沢田市長は4月26日外務省の海老原紳北米局長と面会し、米海軍横須賀基地に配備されている空母キティホークの後継艦として、引き続き通常型空母を配備するよう米側に申し入れ、協議することを文書で要請した。原子力空母の後継艦配備方針を示唆した米太平洋軍司令官の発言を受け、基地を抱える地元自治体のトップとして原子力空母の配備に反対する考えを事実上示した。
(神奈川新聞 抜粋)

アメリカはイラクから出ていけ!イラクに自衛隊を送るな!戦争への道を許すな!2.1座間行動〜座間公園
キャンプ座間、陸上自衛隊へ要請書を渡す 座間公園から小田急線相武台前駅までデモ行進

  神奈川新聞社説に掲載されました。紹介します。
 「爆同」に人権賞
  基地被害の原点 忘れるな
(2003年12月14日神奈川新聞)
横浜弁護士会の「第8回人権賞」を、厚木基地爆音防止期成同盟(爆同)が受賞した。基地がもたらす騒音被害から開放されたい、と願う住民らにより結成されたのは1960年。40年以上にわたる地道な取り組みが、評価されたことになる。
 折しも、米海軍厚木基地には、新たな空母艦載機として最新鋭戦闘攻撃機F/A18Fスーパーホーネットが配備された。爆同の受賞は、県民にとって避けて通れぬ「基地と人権」の視点を、改めて提示したといえる。
 賞の制定経過をたどると、その意味が際立ってくる。
 77年9月、横浜市緑区(当時)で発生した米軍機墜落事故に由来する。ジェット偵察機が厚木基地を飛び立って間もなく、エンジンから出火し墜落。幼児2人を含む9人が死傷した大惨事は、基地の存在を際立たせた。
 負傷者の一家4人が国と米兵パイロットを相手に損害賠償を求め横浜地裁に起こした民事訴訟は、横浜弁護士会の有志が研究会をつくり、訴状を練り上げたものだ。
 そして米兵にも裁判権が及ぶとした87年の地裁判決は、安保の壁に穴をあけた。損害賠償も国提示の4倍に達する額の支払いが命じられ、勝訴した弁護団からの寄付をきっかけに、弁護士会が人権救済基金を設立。人権賞創設へ議論が進んだ経緯がある。
 騒音とともに、生命の安全が脅かされる不安にさらされている現実はしかし、今も変わりはない。
 爆同が支援する第三次厚木爆音訴訟は現在、東京高裁で審理中だが「静かな空」を求める住民の訴えは、米軍関係者も「正当なもの」と認めている。
 厚木基地には、F/A18Fスーパーホーネットが計13機配備される。
 これまでの機種と比べて、エンジン出力が30%以上増加するため、基地周辺住民が騒音被害拡大への不安を強めているのは当然だろう。
 既に第1陣の4機は訓練を始めているが、米軍幹部は配備時、「パイロットが騒音問題や飛行ルートなどを理解してから行動開始する」と述べている。
 その言葉通りに、日米安保体制下での基地との「共存」を強いられ、市民生活が脅かされている現実をより深く認識すべきだ。
 国の責任も見逃すことはできない。騒音訴訟で、「飛行場は安保体制下で最重要の位置を占める」と繰り返し主張しているが、第三次厚木爆音訴訟の地裁判決は国の防音対策の不備を認定した。対米軍交渉で、「被害軽減へ真摯でねばり強い交渉をしていることをうかがわせる証拠は見当たらない」と厳しく指摘されたが、国は依然、抜本的対策を講じていない。
 基地被害はまさしく人権問題である原点を、忘れてはならない。

12.4不戦の集いin大和
昨日12月4日 大和市内で「12.4不戦の集いin大和」が開かれました。
テーマはスーパーホーネットは出ていけ!自衛隊はイラクに行くな!北東アジアに平和を創り出そう! 会場いっぱいの170名が参加、主催は神奈川平和運動センター、基地撤去かながわ県央共闘会議。
・社民党衆議院議員の阿部知子さんが「国会から見えてくるもの」
・非核市民宣言ヨコスカの新倉裕史さんが「今こそ自衛官との対話を!」
・中央大学名誉教授の伊藤成彦さんが「北東アジアの平和に向けて」と題して講演、それぞれ小泉政権の自衛隊のイラク派兵の動きを厳しく糾弾し、平和憲法を守って国際平和をと繰り出そうと話した。 

  ★★★厚木爆同「人権賞」受賞★★★
 横浜弁護士会は10月15日、第8回人権賞の受賞を決定した。
 この賞は神奈川県内に活動拠点を置き、人権擁護、救済活動に尽力した個人、団体をたたえるもの。
 在日米軍厚木基地の航空機騒音被害を40年以上にわたり訴え続けている厚木爆同が選ばれた。
「日本、神奈川が抱える重要な基地問題で被害救済を40年以上にわたり訴え続けている」等の点が評価された。贈呈式は横浜弁護士会が11月29日「弁護士フェスタ」の席上で行われた。

「イラク攻撃」を許さない神奈川県民緊急集会!

とき 03年3月13日(木)集会18時15分(雨天決行)〜19時予定
                 19時10分〜デモ行進 約30分
場所 大通公園・石の広場 交通機関 JR関内駅下車徒歩1分
主催 神奈川平和運動センター
規模 3000名

〜〜〜プラカード等の創意工夫をはかり 集会にぜひ参加して下さい。〜〜〜

★★★当日は約2000名の参加がありました。
集会では、まず主催者代表で三次訴訟弁護団の一人でもある平和運動センターの宇野代表が「国際世論を無視した米国のやり方を許すことはできない。神奈川から大きな声をあげていきたい。」と挨拶。連合神奈川の真壁会長、厚木爆同顧問で三次訴訟団の真屋団長、首藤信彦衆議院議員(民主党)、福島瑞穂参議院議員(社民党)がそれぞれ報告をしました。イラク問題は国連の結束力によって平和解決に全力を挙げるべきだ等々を訴え、手作りのプラカードを手に、関内周辺をデモ行進しました。
参加された皆さん、ありがとうございました。

  12/8第三次厚木訴訟控訴と
   違法爆音を許さない 神奈川集会

      −有事法制を廃案に!対イラク戦争反対!−

厚木基地周辺の航空機騒音等による侵害行為の態様とその程度、これにより原告らが生活妨害、睡眠妨害、精神的被害を共通に受けていること、被告が行っている防音対策はこれらの被害に対する抜本的な解決になっていない・・・。
・・・厚木基地の航空機騒音は原告ら周辺住民に受忍限度を越える被害をもたらすもので、被告による厚木基地の設置管理に違法があるといわざるを得ない。
◆◆◆
 10月16日、横浜地裁(岡光民雄裁判長)の判決はこう指摘し、原告住民の勝訴、被告−国の敗訴を言い渡しました。直後、原告団(第三次厚木爆音訴訟団)は判決を確定させるために控訴回避を決め、神奈川県出身の国会議員22名の署名を集めるなどして、国の関係機関に控訴断念を求めてきました。
 10月29日、しかし国は原告住民5000人の声を、基地周辺住民の苦しみを無視、控訴に踏み切ってきました。11月7日、第3次訴訟団は防衛施設庁に出向き、正面玄関前に座り込んで抗議。代表団が入庁し、強く控訴の撤回を求めましたが、被告−国は応じず、あくまで控訴審で争うとの態度を示しました。
 国は40有余年に及ぶ爆音の痛みをわかろうとしていない!厚木基地周辺の住民は一体、いつまで違法爆音に苦しまねばならないのか!
◆◆◆
 今、国会では有事関連3法案の審議が続けられています。今国会での成立は無理との見方もありますが、予断は許しません。また、米国ブッシュ政権は対イラク戦争への動きを強めています。でも、戦争はもうゴメンです。
 テロも戦争も人の命を奪い、暮らしを脅かすものだからです。そして、有事法制ができたり、戦争が始まれば、爆音ぐらい我慢しろとなるからです。私達は違法爆音にも戦争にも反対します。一緒に声をあげましょう。
●●●集会要領●●●
◇日時 12月8日(日)13時〜→デモ出発14時半
◇場所 大和公園
      小田急/相鉄線・大和駅下車5分(小田急線沿い−藤沢方面の右側)
◇主催 原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議・神奈川平和運動センター
県央共闘主催、ピースフェスティバル
「原水禁平和行進」
−被爆57周年原水禁世界大会・神奈川県実行委員会の取り組みに参加。−
 7月23日〜25日にかけて、県内7ブロックが旗とタスキをリレー式で県庁まで運びます。
 地元大和では、24日午後、大和市役所で市長に要請文をもって申し入れた後、小田急長後駅まで行進。藤沢ブロックへ引き継ぐ。
右の写真は23日に行われた相模原ブロックの行進の様子。
 

ロランC局視察。

◆◆全国基地ネット
   第6回総会
全国交流集会in十勝 参加

   2002年7月7日〜7月10日

 

「違法爆音を止めさせ・・・」署名のお礼
をする真屋団長。

「浜大樹軍事訓練」抗議集会。

自衛隊の北方機動特別演習反対!
◆第42回定期代議員総会◆

 6月30日午後1時半、大和市生涯学習センターに於いて、第42回定期代議員総会が開催されました。大和市基地対策課長、綾瀬市基地対策課長、平和センター事務局長、社民党神奈川県連合等の来賓挨拶をもらいました。各支部長、代議員をはじめ、69名が参加。総会成立された後、昨年度の活動報告・会計報告・新年度運動方針案・予算案とも承認され、ました。ご出席いただいた皆さん、ありがとうございました。
7月3日付の「しんぶん赤旗」(3面)に、6・22反戦平和世 界同時行動の関連行事として6月21日にソウルで開催された「韓日共同フォーラム ・米日の覇権戦略とアジアの平和」で、韓国側の基調報告をおこなった金晋均(キム ・ジンギュン) ソウル大教授の発言要旨が、金教授の了解のもと掲載されています。 このフォーラムには、日本から5人の代表団が参加し、また米国、 フィリピンからも 参加しています。 6・22日本側実行委では、近々、フォーラム出席者の報告文を邦訳 ・再録した報告 集を発刊予定ですのでご期待ください。 以下、6・21韓日共同フォーラム「米日の覇権戦略とアジアの平 和」の概要です。 ***********************************************************
「反戦平和世界同時行動デー」ソウル 韓日共同フォーラム「米日の覇権戦略とアジアの平和」
1. 概要
1) 日時:6月21日(金)午後2時-6時
2) 場所:スウン(水雲)会館
3) テーマ「米日の覇権戦略とアジアの平和」
4) 韓国と日本の共同主催
2.プログラム
(司会:キム・サンゴン、ハンシン大学教授)
―開会宣言:司会から
―挨拶 ―基調発表(韓日)
 韓国:金晋均(キム・ジンギュン)ソウル大教授+金承国博士 (「平和と統一を開く人々」政策委員長)の共同発表
 日本:横原由紀夫(「有事立法はイケン(違憲)!広島県市民連絡 会」共同代表、「原水禁広島県協議会」前事務局長)
―討論(韓・日・比・米)
  日本:真屋求(「厚木基地第3次訴訟原告団」団長  「厚木基地爆音防止期成同盟」前委員長、
  韓国:キム・ギオク(金貴玉)(「平和を守る女性会」政策企画 委員
  フィリピン:サンティー(Santiago Dasmaris,Jr.), フィリピン 公務員労働組合主席副議長 Deputy Secretary General, KMU - BAYAN         Philippine)
  アメリカ:ジョージ・カチアピカス教授(アメリカ平和運動活動家、「ニューポリティカルサイエンス」編集長、韓国全南大学5.18研 究所客員教授)
  日本:水砂順(「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」)
  韓国:カン・ジョング(姜禎求)(東国大学社会学教授)
質疑討論

     ストップ!爆音、有事法制ノー!
                 6/22 反戦平和世界行動デー in大和
6月22日(土)午後2時より、大和市生涯学習センターにおいて、「ストップ!爆音、有事法制ノー!神奈川集会」が開催されました。厚木爆同、第三次厚木爆音訴訟団をはじめ「基地撤去をめざす県央共闘」所属のメンバー約300名が参加しました。講師に愛敬(あいきょう)浩二氏(信州大学助教授・憲法思想史)を招き、有事法制の問題点について基調講演しました。その後、大和駅までデモ行進。この日は、ワシントン、ソウル、東京など世界各地で反戦平和の一斉行動が行われました。
★全国基地問題ネットワークin大分・日出生台開催

・日時  H14年2月3日〜4日
・内容  1.基調講演:東京国際大学 前田哲男教授
       「有事法制をどう阻止するか」
     2.全国反基地活動の現状報告
       北海道 佐世保 小松
        日出生台 神奈川「第三次訴訟公正な判決を求める全国的        な署名運動取り組み」の提案
・参加者  爆同から真屋顧問、斉藤書記次長 

        ◆第41回定期代議員総会◆

 6月17日午後1時半、大和市生涯学習センターに於いて、第41回定期代議員総会が開催されました。各支部長、代議員をはじめ、大和市助役、綾瀬市基地対策課長、社民党神奈川県連合、7月の参議院選挙候補者の社民党上田けい子氏、前沖縄県知事オータ昌秀選対等多くの来賓挨拶・激電をもらいました。昨年度の活動報告・会計報告・新年度運動方針案・予算案とも承認され、特に運動方針の基本として基地強化につながる一切の軍事政策に反対し、米軍機や自衛隊機全ての軍用機の飛来配備阻止。反核・平和・反基地の政治闘争を強めることを決定しました。今年は役員改選もあり新しい顔ぶれも揃いました。また、29年間書記長を努めてきた浜崎氏が辞任されました、長い間ご苦労様でした。そんなこともあり今回の総会は例年より多くの皆さんの参加を得られました。皆さん、ありがとうございました。

★『韓国・反基地平和ツアー』(2001年5月17日(木)〜20日(日))・・・報告は後日更新予定!
  • 趣旨:在韓米軍の実態及び地位協定等の調査及び運動団体との交流を図り、日韓の連帯を深め、東アジアの平和運動の発展に期するため。
  • 主催:原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議
    ツアー団長 県央共闘会議議長 鈴木 保(厚木爆同委員長)
  • 参加者:「基地撤去をめざす県央共闘」に所属団体の中から12名(厚木爆同・相鉄労組・神奈川県高教祖・神奈川県私鉄・湘北教組・相模補給廠監視団・自治労・弁護士)
  • スケジュール:
    1. 運動団体「民主主義民族統一全国連合」事務所訪問
    2. ソウル、独立公園(西門刑務所跡地)見学
    3. 梅香里(メヒャンニ)基地爆音訴訟担当弁護士と交流
    4. 龍山米軍基地反対運動の団体と交流
    5. 龍山米軍基地前、「金曜集会」参加
    6. 梅香里(メヒャンニ)視察、「住民対策委員会(全晩奎委員長)」と懇談
    7. 平沢「オサン米空軍基地」、反対運動団体と交流
    8. 龍山米軍基地前集会参加
    9. 「光州民衆抗争21周年、米軍犯罪被害者参加の集会・前夜祭」
    10. 光州民衆抗争、犠牲者の共同墓地


基地撤去をめざす県央共闘会議総会宣言
 4月27日午後6時より、「原子力空母の横須賀母港化に反対し基地の ない神奈川をめざす県央共闘会議」第2回総会が開催されました。 昨年の6月29日の結成以来、厚木基地への抗議行動、嘉手納基地包囲に呼 応 した7・20集会・デモ、ベトナム戦争以来という大規模な統合野外医療演習 (MEDEX2000)反対相模原集会、討論集会、学習会等を連続的に積み 重ねてきました。 その成果をふまえ、新たな年度の闘いをすすめていくことを確認しました。
当面の活動として
1 「厚木基地開放・曲芸飛行」の恒久的中止、艦載機騒音の解消を求め、継続して要請・抗議の取り組みを行なう。
2 厚木基地の撤去を求め、基地包囲行動に取り組む。
3 厚木基地、キャンプ座間、相模補給廠の情勢等の共通認識を深めるための学習会等を開催する。
4 厚木基地騒音訴訟の勝利をめざし、5003人の第3次訴訟の取り組みと連帯して支援する。
5 アジアの反基地運動との連帯を求め、「韓国・反基地平和ツアー」を実施する。
6 有事法制化に反対し、地位協定の見直しに取り組む。
等をすすめていくことが決められました。 特に、厚木基地包囲は今秋最大の取り組みとして位置づけ、6月にも実行委 員会を設置します。 今年の秋は全国から厚木基地へ。

以下、総会宣言です。
              総 会 宣 言
昨年6月29日、「原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県 央共闘会議」は結成された。同日、厚木基地正門でエアーショーと曲技飛行の 中止を求める抗議行動を行い、参加者の多くが意気盛んに結成集会へと臨ん だ。以来10カ月、「県央共闘」は多くの行動を積み重ねてきた。 7月20日には、沖縄嘉手納基地包囲行動に連帯する集会を3700人の結集 で成功させ、厚木基地に向けデモ行進を行った。続いて8月下旬には、相模補給廠での統合野外医療演習メデックス2000に抗議する連続行動を行った。結 成直後のこれらの行動によって、「県央共闘」は基地撤去をめざす共闘団体と しての存在感を力強く示した。その後も厚木基地のNLP強行に抗議する市民 討論集会、日米地位協定の見直しを求める学習会、韓国・梅香里(メヒャン ニ)の闘いに連帯する集会と、多彩な行動を重ねてきた。
                 ●
 しかし、厚木基地周辺にまだ静かな空は戻ってきていない。横須賀基地では 12号バース延長にむけての工事が進行中である。米軍のやりたい放題と、日 本政府の追従の姿勢も変わっていない。 今年に入ってからも、沖縄では米兵による破廉恥な事件が相次いで発生した。 ハワイ沖では、米原潜が宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」を沈没させる事 件が起きた。米軍の横暴な振る舞いが時期、所を選ばずに繰り返されているの だ。 しかも、「えひめ丸事件」では、衝突事故の張本人は軽微な処分を受けるだ けで、事が収められようとしているのである。軍隊優先の、この身勝手な仕打 ちに、私たちは怒りを禁じ得ない。
                 ●
 去る4月18日、在日米海軍は本年7月末に予定されている厚木基地の航空 ショーでエアーショーを行わない旨を明らかにした。昨年9月のNLP(夜間 離発着訓練)の強行に抗議し、大和市長と綾瀬市長が米海軍との友好関係を断 絶を表明したことが生み出した成果である。周辺住民が長年、求め続けてきた ことがようやく実を結んだのだ。 しかし、これによって「違法な爆音」が解消されるわけではない。米空母が横 須賀に母港を置き、厚木を艦載機の発着基地としている事情も変わっていな い。 そればかりか、横須賀では原子力空母の母港化を図るバース延長工事が進めら れているのである。
                 ●
「県央共闘」はこの一年、多くの行動を積み重ねてきた。が、原子力空母の母 港化を止めさせ、基地のない神奈川を実現させるためには、もっと多くの行動 が必要であり、基地を包囲する人の輪をもっと大きくする必要がある。本日の 総会を新たなスタートにしよう。  今秋、厚木基地包囲する「人間の鎖」行動の成功に向け、さあ前に進もう。
                        2001年4月27日 「原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議」 第2回総会
★★★「基地撤去をめざす県央共闘」から第2回総会の開催について
  • 日 時 : 4月27日(金)17:30開場、18:00開会
  • 会 場 : 大和市生涯学習センター(2F大会議室)
  • 内 容 : 経過報告、2001年度活動方針、役員構成等
  • 参加者 : 共闘会議役員は、17:00までに会場へ集まって下さい。

■韓国・梅香里(メヒャンニ)の爆音被害を訴え続けている「米空軍爆撃住民被害対策委員会」の全晩奎(チョン・マンギュ)さんの講演が4月4日、大和市生涯学習センターで行われ、県央共闘の呼びかけで約70名が参加しました。
全さんは、「住民は地震のような爆音に苦しみ、誤爆の恐怖におびえている。演習といってもまるで戦場だ。」「米軍が自由と平和を重視するならば、人間性を破壊するような訓練はやめるべきだ」と力説した。
      ★★★「基地撤去をめざす県央共闘」から
            韓国・梅香里の闘い
                  米空軍爆撃住民被害対策委員会
            全晩奎(チョン・マンギュ)さんに聞
                      ◆4月4日(水)18時〜
                      ◆大和生涯学習センター

                               (旧中央文化会館−大和駅から徒歩10分)
                               ●ビデオ上映あり
                                      ※参加費300円


 2月10日、ハワイのオワフ島沖で宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」に米海軍の原子力潜水艦グリーンビルが衝突、沈没させられるという事件が起こりました。「えひめ丸」は今も水深550mの海底に沈んだまま、高校生4人を含む9人の乗組員も行方不明のままです。
 事故原因の究明が進む中、原潜側の無理無法な振舞いの事実が次々と明らかになっています−「えひめ丸」の存在を知りながら、航路の追跡確認を怠ったこと。招待した民間人を操舵室に入れたために、安全確認作業に支障が生じたこと。民間人に緊急浮上のレバー操作をさせたこと。招待の民間人への昼食サービスが長引き、安全確認時間が半分になったこと・・・。

 今年になって、沖縄でも米軍の無理無法な振るまいが続いています。海兵隊員のわいせつ事件、放火事件、当て逃げ事件。
 こうした振る舞いに対し、県議会や市町村議会が海兵隊の削減や撤退を求める決議をあげました。そうしたら今度は沖縄海兵隊で1番偉いヘイルストン中将が県知事や町長を「弱虫」「腰抜け」と言い出す始末です。傲慢、横暴・・・。

 米軍の無理無法ぶりは、多数の米軍基地を抱える韓国でも同様です。梅香里(メヒャンニ)の射爆場問題もその一つです。昨年7月、韓国から届けられた「平和を愛する日本人に送る緊急メッセージ」はこう書いています。
 「『梅の花の香りがいっぱいの町』という梅香里(ソウルから南に100q離れた京畿道華城郡梅香里)には、梅の花の代わりに米空軍爆撃機の訓練爆弾投下による砲煙が満ちています。沖縄とグアムなどから飛んできた米空軍の爆撃機、戦闘機の爆撃演習によって、梅香里(メヒャンニ)の住民は50年間、騒音公害、精神障害、ストレスに悩まされ、生業(漁業・農業)に莫大な打撃を受けるなど、平和的生存権自体を脅かされています。特に去る5月に米空軍機の誤爆で村の住民が負傷を負った事件が契機となって全国民的な射爆場閉鎖闘争が開始され激しくなっています」。

 全晩奎さんの話を聞き、共に闘う道を探りたいと思います。めったにない機会です。ぜひ足を運んでください。

結成40周年記念式典

 
2000年10月26日(木)、横浜駅前にある「横浜ベイシェラトンホテル」で開かれた記念式典には、平日にもかかわらず爆同会員、労働組合、自治体幹部、政党幹部等約350人が出席、会場は満杯となった。
 ◆第1部 記念式典(矢沢副委員長司会)
 伊沢副委員長の開会挨拶で始まり、鈴木保爆同委員長があいさつ。「ぜいたくな要求をしているのではなく、普通の市民が普通の生活をさせてほしい、とたちあがって40年がたった。第1次・2次の裁判で爆音の違法性は立証できた。が今年9月の訓練は地域の平和と生活を奪うむちゃくちゃな訓練になっている。子や孫の世代に、爆音のない静かな空を実現するため、最後まで闘い続ける」と決意を示した。浜崎書記長が40年の運動経過を報告。次いで人的にも物的にも多大な協力を頂いた8個人9団体を表彰した。来賓から、かなけん会議、大和市役所助役、平和センター、社民党県連合が挨拶。真屋顧問が閉会挨拶をし、会場を移動して第2部へ。
 ◆第2部 懇親会(石郷岡副委員長司会)
 
藤田副委員長が開会挨拶をし、鏡開きと進み、遠藤顧問の乾杯の音頭で懇談に入った。アトラクションは「新谷のり子ショー」で盛り上がった。中川副委員長の閉会挨拶で幕を閉じ、1年がかりで準備した「40周年記念行事」は無事終了。

 ご出席いただいた来賓、爆同会員、爆同役員の皆さんごくろうさまでした。