ブータンに見る、やっぱり知らない方が幸福?
珍しく週刊誌なる物を買った。AERA、朝日新聞のネット版に少し記事が出て興味があり、内容も読まずに購入した。特集は「ブータン幸せの裏側」であります。
つい先日、このブログの記事で「知るという事は不幸の始まり」という記事を書いた。
その中でブータンにもふれ、秘境に住んで情報が閉ざされてる方が、物質的な欲望が芽生え無く皆さんが公平で幸せに生きられるのでは?と書いた。
昨今のブータンの幸福ブームで有る程度はそうだろうと思っていたが、この記事によるとブータンの現状は物質文明という情報が突然入ってきて(99年に衛星TVとインターネット解禁)から、当然の様に皆さんが車や携帯、家などを欲しがり、高価なので皆さんローンで手に入れようとして、インドからの輸入に頼ってるブータンではインドルピーの準備高が枯渇してしまい、政府は新規ローンを禁止、通貨の下落で輸入品が不足し物不足で物価が急上昇してるらしい、、、又、地方の若者は皆、都会で有るティンプーへ出て過疎化になり、どこの国でも起こってる社会問題が引き起こってるようです。
肝心な幸福度も大大家族では祖母のバアちゃんだけが満点、、長女は娘の将来を悲観して6点、子供はブータンでは無く韓国で生まれたかったと述べている。
そして最後におばあさんが言うセリフが「かつては自分の回りが世界のすべてだった、、その先がこんなに広がってるなんて、、、」そしてこうも言ってる「娘には自分の見れなかった広い世界を見せてやりたい、それで幸せになって欲しいと、、」でもどうなのだろうか?
この国ではGNP(国民総生産)ではなくGNH(国民総幸福)を国策としてる国、、この先どうなるだろうか?
もう崩壊が始まってる気がします。それは人間の欲望からなのか、欧米の資本主義の餌食なのか?
両方がかみ合うんでしょうね。
やっぱりその先が有る物を知らないでは人間の欲望は済まされないのでしょうね。
その先の結果が不幸だとしても! |
コメント(6)
幸福の基準って一概にこうだとは決められないからねえ。
ブータンは過渡期なんであってそれがいいとも悪いとも言えないな〜
2012/6/26(火) 午後 10:07
Snowさん、
コメントありがとう御座います。
コメント読んで、表題を疑問形の?に変えさせて頂きました。
自分でもどちらが良いか判らない部分が多いのです。
ただ個人的には物質的な幸福を求めてもキリが無いですし、資本主義の餌食に成ってる気がします。
そうではない幸福にもっと目を向けたいと思うこの頃です。
2012/6/26(火) 午後 10:18 [ 新人中年ギタリスト ]
家族知人と語りあい、狭い世界で他と比べる事もなく生きる喜びか、
他との比較で不満だらけ、でもネットは出来るし、うまいものが食え、良い音楽が聴け、乗り物でいろんなところに行け、何万キロも離れた世界の情報が知れる幸せか…
どちらがいいのかは何とも言えませんよね。
両方あるのがベストですが、そこは不思議なほど融合しませんね。
2012/6/26(火) 午後 10:50
Jagさん、
こんばんは!まさに書きたい事を要約してくれました(笑)
僕もどちらが良いか判りません。今の僕ら日本人が持ってる物質至上主義の幸福感って誰かに押しつけられた受け売り的な気がとってもします。それは最終的に誰かが儲かる為に作られた幸福ショーの様です。再度、ブータンの過渡期を見て自分達の幸福感を見直すチャンスかと思うんです。特に震災後の僕らはキチンと考えないとこの先も良い餌食になってしまう気がします。 本当にスマートフォンが幸せをもたらせてくれるんですか??? 見たいなね!!
2012/6/26(火) 午後 11:09 [ 新人中年ギタリスト ]
はじめまして、れのさらさん からからリンクです。
どちらが良いのか、答えを追うほど自分から閉塞感に、ハマってる気がしてきます。
どうも日本人の価値観が、いつのまにか物質至上主義の豊かさが基準になって、成功=幸福って枠しかない息苦しさを感じてます。
2012/10/3(水) 午後 9:23 [ pienpuppy ]
pienpuppyさん、
初めまして!ブータンは日本のマネをして欲しく有りませんね。
でも難しいのかな、、、
こちらからも寄らせて頂きます。
2012/10/3(水) 午後 9:56 [ 新人中年ギタリスト ]