“時感”意識実態調査の結果について
2005年2月
株式会社日本能率協会総合研究所(代表取締役社長:榮 武男)/マーケティング・データ・バンクでは
、“時感”意識実態調査を実施しました。首都圏、東海、京阪神在住の20才以上の男女を対象として、
様々な状況に関する時間の感覚について尋ねました。
1.イライラせずにレジに並んで待つことができる時間は、「スーパー」が3分以内、「コンビニエンスストア」は1分以内がもっとも多い。(※1)
全員に対して、イライラしないでレジに並んで待つことができる時間を「スーパー」と「コンビニエンスストア」別で尋ねた。
「スーパー」では、「3分以内」(36.8%)がもっとも多く、続いて「5分以内」(23.7%)となった。
「コンビニエンスストア」では、全体の約半数が「1分以内」(50.3%)と回答した。以下、「2分以内」(23.5%)、
「3分以内」(20.9%)で、「3分以内」の累計(※2)では「コンビニエンスストア」は全体の94.7%、「スーパー」では70.4%
となった。
(※1)選択肢は、9分までを1分刻みに9つの選択肢を用意し、1つだけ選んだ結果。
(※2)選択肢で「1分以内」、「2分以内」、「3分以内」の値を累計した結果。
2.「ちょっと1杯ビールでも」と聞いて、思い浮かべる時間は「1時間以内」と「2時間以内」がそれぞれ3割強(※3)。
全員に対して、「ちょっと1杯ビールでも飲まない」と聞いたときに思い浮かべる時間を尋ねた。
結果、「1時間以内」と回答した人が35.3%でもっとも多く、続いて「2時間以内」が33.4%となった。
年代別では、50代は「1時間以内」が43.9%ともっとも多く、年代が下がるにつれて割合も低くなり、20代では28.1%まで下がる。
一方、20代は「2時間以内」がもっとも多く38.6%で、年代が高くなるにつれて割合が低くなり、50代では27.2%となっている。
(※3)8つの選択肢を用意し、1つだけ選んだ結果。
3.インターネットのコンテンツにつながるまでの時間(ページが表示され始めるまで)で
イライラせずに待つことができる時間は、5秒以内が33.4%でもっとも多い(※4)。
インターネットのコンテンツにつながるまでの時間(ページが表示され始めるまで)で、
イライラせずに待つことができる時間を尋ねた。結果、「5秒以内」が33.4%でもっとも多く、以下、「10秒以内」が28.1%、「3秒以内」が20.9%で、
8割以上が「10秒以内」(※5)と回答した。
(※4)8つの選択肢を用意し、1つだけ選んだ結果。
(※5)選択肢で「3秒以内」、「5秒以内」、「10秒以内」の値を累計した結果。
4.パソコンの電話相談窓口でイライラせず待つことができる時間は、1分以内が31.7%でもっとも多い。(※6)
パソコンの電話相談窓口に電話をして、イライラしないで待つことができる時間を全員に尋ねた。結果、「1分以内」が31.7%でもっとも多く、続いて「30秒以内」が30.2%となった。
(※6)8つの選択肢を用意し、1つだけ選んだ結果。
<調査内容一覧>
1.1日の中で自由に使える時間について(平日・休日)(睡眠時間は除く)
なし(0時間)/2時間/4時間/6時間/8時間/10時間/12時間/14時間/それ以上
2.『ちょっと1杯ビールでも飲まない』、電話で『少しお待ちください』の時間感覚
3.イライラしないで待つことができる時間について
・場面
信号待ちしている時間/銀行のキャッシュカードコーナー(ATM)に並ぶ時間/
総合病院で診察を待つ時間/スーパーでレジに並んで待つ時間/
コンビニエンスストアのレジに並んで待つ時間/レストランで、席に案内されるまでに待つ時間/
市役所(区役所)の窓口で待つ時間/
インターネットのコンテンツにつながるまでの時間(ページ表示が始まるまで)/
電車を待っている時間/パソコンの電話相談窓口に電話をして待つことができる時間
・相手
友人や知人/恋人/仕事上で大切なお客様/配偶者
4.待ち合わせ場所でしていることについて
新聞・雑誌・本を読む/携帯電話を操作する(メールやゲームなど)/風景をみる
考え事をする/人と話す/音楽を聴く/居眠りをする/周辺を散策する
特に何もしない/お茶をしている/タバコをすっている/その他
5.プロフィール項目
性別/年齢/未既婚/職業・身分/居住地
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〈調査概要〉
調査方法 | : | 小社「MDBネットサーベイ」利用によるインターネットリサーチ |
調査エリア | : | 首都圏(1都3県)、東海(3県)、京阪神(2府1県) |
調査対象者 | : | 20才以上の男女 |
サンプル数 | : | 688票(有効回答数) |
調査実施期間 | : | 2005年1月28日〜1月31日 |
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