WBAバンタム級タイトルマッチを前に練習を公開するチャンピオンの亀田興毅(左)=東京都葛飾区の亀田ジムで
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WBA世界バンタム級タイトルマッチで6度目の防衛戦に臨む王者亀田興毅(26)=亀田=が28日、東京葛飾区のジムで練習を公開した。
当初、興毅は同級8位ジョンフレス・パレホ(ベネズエラ)と対戦予定だったが、同選手のビジネストラブルで3月に入って同級6位ファンカルロス・パジャーノ(ドミニカ)に変更。しかし、すぐに、パジャーノのパスポートの不備が発覚し、同級11位パノムルンレック・カイヤンハーダオジム(29)=タイ=に再び変更された。同選手は37戦36勝19KO1敗と油断のならない相手だ。
興毅は2010年3月に行われたWBC世界フライ級王座統一戦でタイの英雄ポンサクレックと対戦し、プロ唯一の黒星を喫した。そのポンサクレックにパノムルンレックをダブらせ「同じタイ人で同じサウスポー。で、プロモーターも同じで、いわば同門。ポンサク2世や。ポンサクは引退したけど、今回の相手に勝って、ポンサク戦のイヤな思いを吹っ切りたい。リベンジや」とキッパリ。
ポンサクレック戦以来のサウスポーで苦手意識があるというが、この日、東洋ランカーのフィリピン人のサウスポーボクサーとのスパーではいい動きを見せた。挑戦者が2度も変わるという、ドタバタ劇を快勝劇で一蹴してほしいものだ。 (竹下陽二)
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