女優、坂口良子さん(1976年撮影)【拡大】
坂口さんは16歳だった1972年にフジテレビ系「アイちゃんが行く!」で主演デビューし、ブレーク。「たんぽぽ」「池中玄太80キロ」などの名作ドラマで存在感を発揮した。2011年9月28日放送のTBS系「渡る世間は鬼ばかり 最終回スペシャル」では丹羽貞仁(43)、西原亜希(25)演じる長谷部兄妹の母親役を熱演。これが最後の女優姿になった。
08年には前夫との間にもうけた娘、杏里が芸能界デビューし、バラエティー番組でブレーク。さらに、1998年から交際を続けたジェットこと尾崎健夫と昨年8月10日に再婚。夫の故郷、徳島・海陽町で披露宴を開き、健夫と同じプロゴルファーのジャンボこと兄、将司(66)、ジョーこと弟、直道(56)も出席していた。
この様子は同日夜のTBS系「ぴったんこカン・カン」で放送され、夫妻がオープンカーに乗ってパレードし、町をあげて祝福される光景や、将司が感極まり嗚咽する姿は感動を呼んだ。
昨年12月22日放送の大阪・関西テレビ「雨上がり食楽部」で杏里と母娘共演したのが、最後のテレビ出演。幸せな人生を歩み始めた矢先の悲しい出来事となった。
坂口良子(さかぐち・りょうこ)
1955年10月23日、北海道・余市町生まれ。東京・堀越高校卒。71年「ミス・セブンティーンコンテスト」で優勝し、芸能界入り。モデル、女優として活動し、72年のドラマ「アイちゃんが行く!」で主演デビュー。その後も「たんぽぽ」「前略おふくろ様」など人気ドラマに次々に出演した。私生活では86年に不動産会社社長と結婚し、1男1女をもうけたが、94年に離婚。2012年8月にプロゴルファーの尾崎健夫と結婚した。長女の坂口杏里はタレント。
(紙面から)