阪急電鉄が三宮駅(神戸市中央区)を再開発する方針を固め、神戸市と協議を始めたことが26日、分かった。同駅東側の「神戸阪急ビル東館」を高層の複合商業ビルに建て替えるとみられる。建て替えにより、同社は三宮のランドマークの再建を目指す。
現在の東館(地下1階、地上3階)は、1995年の阪神・淡路大震災で全壊した「神戸阪急ビル」の本格再建までの暫定利用。スーパーや書店などが営業している。同社は建て替え後、商業施設やオフィスなどを入れることを検討している。
震災前の神戸阪急ビルは1936年に完成し、地下1階、地上4階建てで百貨店や映画館などが入居。アーチをくぐるように建物内に電車が出入りする構造がモダンとされ、長年、市民に親しまれていた。
同社は95年末に東館を暫定的に再建。99年には地上22階建ての高層ビル再建案を発表したが、景気の後退などで宙に浮いた状態となっている。
三宮周辺では、阪神電鉄が三宮駅の大規模な改良工事を終えたばかり。JR西日本も三ノ宮駅南側の「三宮ターミナルビル」を高層の複合商業ビルに建て替える計画がある。(桑名良典)
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