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月間受賞作品紹介
【2001年7月】
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先月に引き続き、コンパク審査員にはとてもなじみ深い人たちの作品が揃って受賞! ここらへんはやっぱベテランの貫禄というか、さすがの仕事ぶりって感じかな。でも、新たに入賞を果たした作品たちだって、もちろん負けてはいないぞ! いずれも未知なる可能性がビンビンに伝わってくるものばかり。百聞は一見に如かずってことで、まずは可及的速やかにチェックだッ!



落ちついたトーンのなかのビビットな色づかいが格好良い。


マイお気に入りキャラのダグァさん。彼のペットの正体は?


間合いを計って武器を選択。接近すればアイテムを盗める。

BELIEVE it or not
受賞者:Cho−ya さん (石川県)
ジャンル:RPG
対応機種:Windows95/98/2000
(RPGツクール2000作品)
審査員のコメント
 この驚くべきセンス! ストーリー、キャラクターの設定、ゲームシステムなど、ゲームを構成する要素のそれぞれに、オリジナリティと作者の個性を感じることができる。そして、それらが単に奇をてらった物珍しいだけのものではなく、ゲームというひとつの形を目指してまとめられているのがスゴイ。これはゼヒみんなに見てみて欲しいぞ! トラウマを抱えたオカマのジュードと、彼(?)につきまとうナゾの少女。不気味な回想シーンで始まる物語に、ぐいぐい引きこまれる。また、落ちついたトーンの色使いと横スクロールだけで構成されたゲーム画面が素晴らしく、物語の舞台となる数々のストリートは、落書きやポスターなどが美しく散りばめられ存在感を出している。オリジナルで構築された戦闘イベントも、ストーリーと上手く絡み合っていて、間合いと“盗み”の駆け引きも楽しみながらプレーすることが出来た。雪の降る印象的なラストシーンをはじめ、全編、良い意味で映画のような作品だった。これは見る映画ではなく、参加できる映画だったと思う。お見事でした。【Q貫】

投票者からのコメント
とても新鮮でした。戦闘も悪くないし、絵もきれいでした。グレネードランチャーくらって「ぐええええー」っていうところが好きでした。 (19歳・男性)

ちょーやさんの作品はいつも面白いけど前作品よりももっと面白かったです。特に戦闘が楽しかったです。(29歳・女性)

受賞者のコメント
ありがとうございます!凄くうれしいです。テストプレイヤーさん、編集部さん、「ビリット」をプレイして下さったみなさんに感謝でっす。

制作期間:約6ヵ月
制作人数:1人+テストプレイヤー
苦労したところは?
いろいろありますが強いてあげるなら、なかなか波に乗れなかったことです。

3,139KB 起 動ファイル:RPG_RT.exe
※この作品をプレーするには、RPGツクール2000 RTPがです。
未インストールの方はコチラでダウンロードできます。

作者ホームページ:http://23ku.net/~c-map/




全18ステージの中からどこを通って最後を目指すかは自分次第。


最後の塔につれていってくれるネコが現れて……。物語にも目が離せない! 


モンスターや動く爆弾に注意してクリアを目指そう!
Shift!
受賞者:鎌田 翔己さん (岡山県)
ジャンル:アクションパズル
対応機種:Windows95/98/2000
(RPGツクール2000作品)
審査員のコメント
パズルゲームだけどお話もちゃんと組み立てられているので、プレイしていて楽しさ倍増。ステージは全18ステージあるけれど、それぞれに個性があって、やり甲斐アリ。パズルの内容は、赤・青・黄の3色のタイルがあって、最後に赤いタイルを消せば終了。青・黄のタイルは踏むごとに色が変化するので最後に赤にするのは、至難のワザ。でもアイテムが豊富で、ステッキを持っていれば、魔法でタイルの色を赤に変えることができるし、爆弾で敵を殺せば、後はタイルを踏む順序を考えるだけでクリアできるところが魅力的。ステージを動きまわる主人公のアニメーションもキレイで、細かいところまで隙なく丁寧に作ってあったわ。ただセーブできるところが決まっているので、ゲームオーバーすると再度クリアしたステージから進まなくてはいけない。またパズルの最後で別の色のタイルが残った時は、ギブアップするしかないなどパズルゲームとしての詰めの甘さも感じてみたり。でも全体的に見て、内容も濃いし、頭を使いながら楽しめる良作だったと思うわ。【メグミーノ】

投票者からのコメント
パズルは苦手だけど視覚的に楽しめました。(29歳・女性)

ゲーム中使われている グラフィックは悪くないですし、 自分で進みたいルートを選べるのもいいです。 でも、パズルのルールが 私には取っつきにくかったです。 だから、せっかく解いても達成感や爽快感が 得られなかったのが残念でした。 ルールが難しいなら、あえてアクションの要素を はずして、プレイヤーにじっくり考えさせた方が よかったかもしれませんね。  (19歳・男性)

受賞者のコメント
まずは賞を頂きありがとうございます! これでまた、次回作への弾みがつきます。プレイして頂いた皆様へ感謝を込めて、ホームページでスペシャルゲームのアップを検討しておりますので、どうぞお立ち寄りください。

制作期間:2ヵ月
制作人数:1人+テストプレイ7人
苦労したところは?
特にありません。(笑)

 1,506KB 起動ファイル:RPG_RT.exe
※この作品をプレーするには、RPGツクール2000 RTPが必要です。
未インストールの方はコチラでダウンロードできます。

作者のHP:http://www.neogaia.com/




先制パンチでザコを瞬殺! 邪魔は許さねえ!


戦闘アニメも必見。 サトリファイヤー!


ドンザレスも相変わらずのインパクト!
ドンザレスU
受賞者:デビルアニキさん (千葉県)
ジャンル:最凶最悪のくそゲー
対応機種:Windows95/98/2000
(RPGツクール2000作品)
審査員のコメント
今回も絵の迫力は圧巻。前作に比べて敵キャラのスケールやボス級キャラのアニメーションがグレードアップしていて、見た目で十分楽しめるぞ。システム的には、フィールド上で先制パンチがくりだせるようになっており、うまく敵にヒットさせれば、戦闘を回避できるという新しい楽しみが盛り込まれている。強引なストーリー展開や散々戦闘を繰り返されるところなど、プレーヤーが疲れてしまう要素も結構あるんだけど、やっぱりこのゲームはグラフィックが魅力ということで、画集を見るような感覚でプレーしてみるのも、いいんじゃないかな。【ジョージ】

投票者からのコメント
他のゲームの路線とは明らかに違う、独特の雰囲気、独特の絵、凄まじいシナリオ展開……、そして、ボス戦での敵のアニメーションには驚かされました。最初から最後まで、すごく面白かったです。 (24歳・男性)

ついにでた……。RPGツクール2000のドンザレスがー! あの顔も相変わらずだし、とにかくやりやすかった。(10歳・男性)

受賞者のコメント
なぬぅ!? 受賞だって? おお。よかった! しかし男だけの世界で受賞できるなんて。驚いております(笑) 無理して続編作ったせいでシナリオがおろそかになってしまい、申し訳ないです。グラフィックは気合入れて描いたので。でも、万人受けはしませんね(笑) 俺の変な性格のおかげで、かなり変なゲームになってしまいました。それなのに受賞させていただきありがとうです。

制作期間:5ヶ月間も
制作人数:1人
苦労したところは?
いろいろありすぎて言えません(笑)

 12,219KB 起動ファイル:RPG_RT.exe
※この作品をプレーするには、RPGツクール2000 RTPが必要です。
未インストールの方はコチラでダウンロードできます。




ウワサのサイドビューバトル。敵もタコとかいろいろ。


明るいノリは、今作でも健在。和み系のストーリーだ。


技や魔法は使えば使うほどパワーアップしていくぞ!
IndeTerminate Plus
受賞者:ヒデさん (静岡県)
ジャンル:RPG(コミカルファンタジー)
対応機種:Windows95/98/2000
(RPGツクール2000作品)
審査員のコメント
前回は惜しくも努力賞だった作品をリメイク。再登場の『IndeTerminate』が、今回見事に受賞! しかも『Plus』では、ツクール機能を駆使して誰もが夢見た本格サイドビューバトルを実現してくれたぞ。戦闘システムだけでなく、技や魔法に熟練度が設定されていて、自分なりにキャラを育てる楽しみが用意されているところも◎。お話もヒデさん独特のキャラ同士のコミカルなやりとりを中心にキチンとまとめられており、多少のバグはあるもののゲーム的な完成度は高い。一見すると「コレってツクール作品?」と思わず目を疑うほどのデキだった。ただ、いくつか気になった点もある。システムの使いやすさや、わかりやすいストーリーなど、ユーザーフレンドリーさへの徹底したこだわりはとてもよく伝わってくるものの、その一方で、全体的にオリジナリティーやインパクト不足の感があった。そういった面では、今回はちょっとシステム寄りの評価になっちゃったかな。【S歳】

投票者からのコメント
自作戦闘最高です。技の熟練度が上げられるのがすごく楽しかったです。流れの鍛治屋で改造できるところも気に入りました。お話もサクサク進めてテンポよく進みましたし、次に何をしたら良いのか迷うこともなかったので気分良くプレイできました。戦闘は物価のバランスも良かったとおもいます。(?歳/女性)

なんと言っても戦闘システムがウリだと思いました。本当におもしろかったです。やってない人は一度お試しするといいと思います。(15歳/男性)

受賞者のコメント
プレーしてくださった皆様、ありがとうございます! 今作は“バグ”の多さでご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありませんでした……大反省です m(_ _)m

制作期間:死ぬ気で2ヵ月
制作人数:1人(+曲提供1人)
苦労したところは?
いろいろ大変だったんですが……。一番大変だったのは“全メッセージの高速表示”です。自作メニューより自作戦闘より遥かに苦労しました (T▽T)/

 3,016KB 起動ファイル:RPG_RT.exe
※この作品をプレーするには、RPGツクール2000 RTPがです。
未インストールの方はコチラでダウンロードできます。

作者ホームページ:http://angelsrest.cool.ne.jp/




記憶を失った主人公を知る謎の男。


フィールド画面がそのまま戦場となる!


シンプルなデザインのシステムメニュー。
LOST MEMORY
受賞者:梅田 貴嗣さん (福井県)
ジャンル:RPG
(RPGツクール2000作品)
審査員のコメント
第一印象は「無駄の無い作り」。自作の戦闘やシステムメニューの構成など、すべてが必要最低限のものだけでまとめられていて、ゲームシステムがとてもわかりやすい。ある種“機能美”に近い洗練された心地よさが感じられた。戦闘時のコマンドは3つのみと少ないものの、必殺技を使うタイミングがポイントになっていたり、シンプルながらもよくできている。あえて主線を省略して陰影のみで描かれたグラフィックも、作品の雰囲気と見事にマッチしており、作者の表現しようとする世界が視覚的にも感覚的にも伝わってきた。ストーリー的な起伏にはやや欠けるものの、考えたアイデアを変に欲張らずにキッチリと形にする作者の姿勢は十分に理解できる。全体的な完成度に加え、ゲームとしてさらに伸びる可能性が感じられる作品だった。 【S歳】

投票者からのコメント
話、戦闘共にテンポが良い。話の内容も面白く、戦闘も単調に見えて駆け引きが必要。よくできたショートカットのようなゲームだった。個人的にはかなり面白かった。 (17歳・男性)

システムが良くできていて、しかもわかりやすい。プレーもしやすく、ストレスを感じさせなかった。またこのシステムで遊びたいと思う。(18歳・男性)

受賞者のコメント
皆様、投票ありがとうございます。受賞できて感無量です。あまり自信が無かった分、喜びも倍増です。現在次回作を製作してます。気長に待ってくださいね。

制作期間:4ヵ月(準備期間を合わせると5ヵ月)
制作人数:1人(協力者若干名)
苦労したところは?
システムの構成を作る事と、ひたすら単純な機械的作業に我慢する事

 3,124KB 起動ファイル:RPG_RT.exe
※この作品をプレーするには、RPGツクール2000 RTPがです。
未インストールの方はコチラでダウンロードできます。

作者ホームページ:http://www1.fctv.ne.jp/~umedake/




共通の疑問を抱えて生きてきた2人の魂がパライソで出会う。


単純な選択肢なのに、どうしてこんなにドキドキしちゃうの?


今月のツボ。『それでは猫で』ってアンタ。結構おちゃめね。
<業>〜パライソ〜
受賞者:杉山信介さん (東京都)
ジャンル:短編小説RPG
(RPGツクール2000作品)
審査員のコメント
スゴク微妙なんだけど、“物語にほんのちょっとだけ介入できる感”の気持ちよさを評価して銅賞。正直に告白すれば、プロローグの演出はちょっとくどいと思ったし、扱われているテーマも照れくさい感じもしたんだけど、ストーリーを先に進めるにつれ、不器用な主人公2人の気持ちの行方を、静かに見守っている自分に気付かされる。これって、キャラクターに感情移入するわけでもなく、ただなんとなく見守ってしまうという、ちょっと不思議な感覚だった。見ていてハラハラどきどきという展開でもないのに、さりげなく提示される選択肢を選ぶのに真剣になってしまう。ストイックな作品にありがちな気取った感じや、変な押し付けがましさがないのもいい。こう言っては失礼になるが、どこか壊れたような音色の音楽も作品にマッチしていて印象的だった。ただ、欲を言えば最後はキレイにまとめすぎな気も。なにか作者独自のひと工夫が欲しいとも思った。【Q貫】

投票者からのコメント
物語が短めでとても気軽に遊べた。テーマが重いながらも作者の考えがひしひしと感じられる作品だった。 (21歳・男性)

奥深いシナリオに感動しました。生きる意味という身近なテーマがうまく表現されていた。(26歳・女性)

受賞者のコメント
まず、この作品をプレイしてくださった皆さん、ありがとうございます! 投票してくださった方、あなたのおかげだ! この作品は自分の作品にしては珍しくバグがない作品です。本当にありがとうございました!

制作期間:2ヵ月
制作人数:1人
苦労したところは?
RPGツクール2000を使いこなすのに苦労しましたね。いや、今も使いこなしていないんですが……。

 969KB 起動ファイル:RPG_RT.exe
※この作品をプレーするには、RPGツクール2000 RTPがです。
未インストールの方はコチラでダウンロードできます。

作者ホームページ:http://www13.u-page.so-net.ne.jp/cf6/shin_s




魔の蘇る日
受賞者:好きやねんさん (大阪府)
ジャンル:長編RPG
(RPGツクール2000作品)
審査員のコメント
年齢のことを言うのは失礼ですが、コンパク史上最年長、御歳66歳の投稿者が登場! ゲームの攻略などはオーソドックスなものなので、少し物足りなさを感じるものの、作者が自分の年齢に即したセリフを随所に盛り込むというユニークな場面があったりして、思わず笑ってしまった。例えば、脇役のじいさんが「わしも、このゲームの作者のように何かしないと、老けてしまうかものぅ!」なんてしゃべったりとか。キャラクターのセリフ回しやストーリー展開など、最後までしっかりした作りで安心して楽しめたぞ。【ジョージ】




ブラボー〜リターンズ〜
受賞者:ペリーさん (東京都)
ジャンル:アクション
(RPGツクール2000作品)
審査員のコメント
 敵の魔力を吸いつくして自分のエネルギーに変換! この『吸いとる』というアクションが目新しくポイント高い。しかも、たんに吸うだけで終わらせないで、吸わないと自分が死んでしまうというペナルティを設定しているのがゲーム性を高めていて良い。『早く吸わなきゃ!』という焦り感が生まれ、腕が筋肉痛になるほどキーボードを連射! 敵の魔力を吸って吸って吸いまくってしまった。しかし残念なのは、ペリーさんの前作でも思ったことなんだけど、やることがずっと一緒で後半になるとダレてしまうということ。敵やステージに工夫の跡が感じられたが、もうひと工夫欲しかったところだ。たとえば……魔力を吸うと逆強くなる敵とか、自分のエネルギーを吸い取りにくる敵とか、マップのなかからただ1匹だけを見つけ出して敵を倒すステージとか……しょぼいアイデアで申し訳ないけど。【Q貫】



その他の作品
惜しくも、受賞作品には選ばれなかった作品を紹介します。
The button road ■敵キャラは種類が豊富で凝っていたと思う。でも肝心のストーリーは夜になると現れる悪霊について行くだけ。とにかく同じことの繰り返し。ついて行っていれば最後に何か起きるのかも? と期待したけど結局は……。達成感も感じられず消化不良気味。 【ミニメグミーノ】
HEAVEN ■幸・普通・不幸の運を持った3人組が事故に巻き込まれ天国へいくストーリーはキャラクターの設定が魅力的。しかしストーリーに起伏がなく、ノリだけで進めている部分がちょっと辛かったかな。入るはずの戦闘が無いのも謎だったなぁ。【ミニメグミーノ】
Fatality ■マップの構成やキャラクターのセリフなどが丁寧に作られていて遊びやすい。主人公を選べたり、話の途中で選択肢が出るなど、プレーヤーの自由度を意識した作りにも好感が持てる。しかし、いずれのキャラクターのシナリオでも導入部分の引き込みが弱く、次にするべきことも漠然としすぎているため、いまひとつ盛り上がりが感じられなかった。【S歳】
The Garden of Eden ■メッセージ部分のボリュームに力を入れているのはわかるけど、話を重厚にしようとするあまり情報が氾濫しすぎているように感じられた。また、作者の考えや知識についてひたすら読ませる場面も目立ち、それが楽しめるかどうかは、正直言って好みが大きく分かれるところだと思う。文章を読む事が好きな人には、苦にならないのかもしれないけど、ゲームとして見せるのなら伝える情報はもっと整理した方がいいんじゃないかな? 【S歳】
RAZVA〜活路〜 ■実に惜しい。近未来の荒廃した世界、犯罪者たちの逃げ込む不可侵の島。設定やオリジナルのグラフィックにより、その雰囲気はよく出ていたのだけど……。メッセージに説明不足な部分が目立ち、状況やお話が把握しづらい。画面効果とピクチャーを多用した演出など、盛り上げ方には気合いが感じられてよかったので、次はメッセージ部分を工夫してみてほしいな。 【S歳】
MAZE ■キャラクターもマップも余計な装飾がないシンプルな迷路は、どこか懐かしさを感じながらプレイできたわ。ステージが進むにつれて、アイテムが発生するけど使わずにゴールできたり、そのアイテムの意味がわからなかったところが惜しかったな。もっとアイテムがあるの強調されていれば良かったのにな。 【ミニメグミーノ】
魔物退治 ノリとイキオイとボケとツッコミ! 加えて、爽快感溢れるアクション! 最近の投稿作でよく見られるパターンなんだけど、さすがにそろそろ見飽きちゃったかな。決してそれが悪いわけじゃないんだけど、この作品の場合、あまりにその傾向にハマっていて、すごくスタンダードなものに見えてしまった。これからは序盤でプレーヤーの心を掴むようなストーリーの工夫とか、人とは違う要素をアクションに取り入れる工夫などが必要になってくると思うぞ。【Q貫】
晴れた日は気球に乗って ■落ちてくる矢印を操作して相手の気球より先に上まで運んでいくパズルアクションゲーム。落ちてくる前に矢印の向きを変えたり、連鎖できたり、相手の気球を引きずり降ろすことができるところはマル。でも矢印を落として積んでいくだけでは、やっぱり単調で物足りなかったかも。【ミニメグミーノ】
Grand Paratisya ■街ごとにオリジナル音楽を取り入れていたり、時間によって景色が暗くなったりと、雰囲気が良い。戦闘シーンにオリジナリティーを感じたけれどお互いのレベル状況が1度に確認できなかったり、『逃げる』コマンドがないところが残念。4つの街から情報を入手して戦いを挑みに行くけど、なかなかヒントを見つけられず、いまいちテンポがつかめない。説明がちょっと足りなさすぎたかもね。【ミニメグミーノ】
オセロットv1.00 ■はっきり言います。面白くないのに面白い! って言うか惜しい! 今のままだと、滅多やたらにコマを置いて行くだけで、気付いたら勝ってた……という大雑把なゲームで終わっている。だけど、煮詰めれば絶対もっと面白くなるハズ。このテンションのまま、もっとコマを考えながら置けるような工夫が盛り込まれれば、知的+爽快なパズルゲームに化ける気がするぞ。 【Q貫】
Gradiator ■美麗なグラフィックによるキャラクターのアニメーションに好感が持てた。システムもガードや気力ゲージなどが設定されていて、よく出来ている。けど、対戦中の展開や攻撃が単純すぎて、のめりこむことができなかった。個々のキャラクターで、もう少し技の個性があってもよかったかな。【ジョージ】
命盗り人物語 ■グラフィックがとにかくユニーク。鼻を飛ばして攻撃する主人公や敵キャラクターが、いい味を出していて面白かった。こういった演出は良かったんだけど、ゲーム部分は見なれた横スクロールアクションゲームだったので、ちょっと残念。ボスとの対決もごり押しで倒せてしまうので、いまいち楽しみに欠けた。【ジョージ】
アクションゲーム ■その名の通り、アクションゲームに特化したゲームなんだけど、操作性が悪くて、ひとつ障害物を飛び越えるのにも苦労してしまう。あと、障害物に当たると強制終了してしまうことがあったり、もう少しストレスなくプレーしたかった。 【ジョージ】
シューター養成講座2 −コモリオンの野望− ■仕上りは丁寧で誠実な仕事ぶりが感じられる。多分わざとかな? 弾が避けやすく作られていて、初心者でも“弾避け”の楽しさを味わうことができそう。私は素直に楽しめました。ただ、こう言っちゃなんだけど地味。スクロールのスピードも、もう少し早いほうが爽快感が増したかも。ひそかに美白対ガングロという設定が、ゲームそのものに全然関係なくて愉快で素敵。【Q貫】
Expedition ■ダンジョンの構築などにこだわりが見られる。主人公が特殊能力を覚えたり、かくし部屋を探したりとなかなか楽しめる。けど、これといった特徴に欠けるのも事実。もっと、ウリになるものがあればいいんだけどね。【ジョージ】
天国と…地獄 ■オープニングで選んだ主人公により、ストーリーが天国編と地獄編に分かれてしまうという掴みはオッケー! しかし、そのインパクトも最初だけで、その後、天国編と地獄編で何もつながりがないのが残念。たとえば、ゲーム途中で選択されなかった方の主人公の活躍が見られるとか、お互いが協力しあってクリアするイベントがあるとか、主人公がふたりいることを利用した工夫があるとよかったかも。ちょっと変なキャラクターたちは、見ていて楽しかったんだけどね。特に、ずーっと踊ってるサイゾゲマゾとか。【S歳】


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