NHK広島県のニュース　広島放送局

• 
• 

消防士がうその１１９番通報

広島市消防局・安佐北消防署の消防士の男性職員がうその１１９番通報をしたとして市消防局は２８日づけでこの職員を停職１０日の処分にしました。
男性職員は依願退職しました。
広島市消防局によりますと、２月１３日に「安佐北区内の公園で高齢の男性が苦しんでいる」という１１９番通報がありました。
安佐北消防署から救急車１台と消防車３台が出動し捜索しましたが苦しんでいる男性は見つからず、通報者に電話をかけたところ、１１９番通報したのは安佐北消防署に勤務する２０歳の消防士の男性職員で通報はうそだったということです。
消防署によりますと、男性職員は「署内の消防訓練で怒られていらだち、通報をした」などと述べ、うその通報をしたことを認めたということです。
広島市消防局は、２８日づけでこの男性職員を停職１０日の処分としました。
男性職員は依願退職しました。
広島市消防局によりますと、消防士がうその通報をした例は過去にないということで、安佐北消防署の垣内幹晴署長は「市民のみなさまに対して、深くおわび申し上げます。今後、このような不祥事がおこらないよう、服務規律を徹底して参ります」とコメントしています。

03月28日　21時21分

•