個人的には興味深い話だったと思います。
ありがちな主人公チヤホヤ系ではなく、段階を踏んで男性キャラと親密になっていく感じでしょうか。
主人公が脇役というポジションなので『美少女でハイスペックな主人公がモテモテ!』という話に飽きた人に好まれそうです。
この巻は乙女ゲームで言えば《物語の概要・クリア条件の説明と恋愛対象となる男性キャラと初接触》だと思います。
書籍は定番な展開が多いですが、続きであるWeb版の方を読んでみると今後は糖度高めの恋愛につながるようでした。
話の構成は…
自分が高校二年生を繰り返していることに気づき、謎を解くため情報収集。
その行動の中で味方となる先輩(女性)と出会い、ループの原因となる美少女を一時は追い込むも、策略にはまり敗北。
悔しさを糧に、次のループでは全力で味方の先輩と協力して頑張ることを決意したけれど、先輩は消えてしまっていた。
新たな人物(男性)が消えた先輩と入れ替わるように存在していたり、美少女転校生の出現する時期に変更があったり、と。
今まで同じだったループとは違って、学園にはさまざまな変化が訪れていた。
…という感じですね。
敗北して悔しい思いをした状態から、巻き返しをはかるという展開が好きなので楽しめそうです。
Web版を見る限りでは伏線もたくさんあって、予想を良い意味で裏切る展開が多くて面白かったです。…
続きを見る