ご質問者さんの観察と推測のとおりでして、各地で大きな被害を受けています。
ヒヨドリは本来は渡り鳥で秋から3月までしか日本にいませんでした。しかし、1900年代の終わり頃からもはや都市部において留鳥になりました。一年中いるわけです。そこで特に春先の食料の乏しい時期には、サクラ・ツバキ・ロウバイ・ウメ・ナシ等ほとんどの花を食害します。初めの頃は花蜜だけなめていたようですが、現在は花自体も食べるようになりました。もはやヒヨドリは駆除対象の立派な害鳥です。果樹農家は防鳥ネットが必要な程被害が拡大しています。
我が家の庭木にも変化が出てきました。メジロは全く姿を見せず、来るのはヒヨドリだけになりました。見事にロウバイが咲く予定でしたが、咲き次第ヒヨドリに食べられまして根本が花だらけです。また、ツバキも咲き始めますと中の花弁が食害されまして、ぽろりと花が落ちることもなく、サザンカのように花びらだけが散っています。
これからは推測ですが、我が家の庭に来ます3~4羽のヒヨドリはどうも同じ個体のようです。今年の冬から頻繁に食べにやってきます。お隣の花木には見向きもしないのです。今年は山に雪が降る機会が多く、妻が庭にリンゴやミカンを出したことが原因で来るようになったのではないかと推測しています。小鳥ではなくやっかいな害鳥を招いてしまったようです。
投稿日時 - 2010-04-04 14:40:13