2013-02-14 18:34:41 m08068469の投稿

朝鮮の核問題 言葉に尽くせないほど不均衡な世界である 小出 裕章

テーマ:原発


データのやや古さは否めませんが、論点の的確さは今日的で生命力あるものとなってます。
小出先生がこの論文で北朝鮮核開発を擁護していると難癖つけている輩がいますが、とんでもない!!( ゚Д゚)
国連常任理事国が核兵器を独占的に保有するNPT体制を不均衡な世界だと批判しているのです。
ぜひ一読をお願いします。

朝鮮の核問題 2003 年 6 月 14 日 小出 裕章
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/KoreanN.pdf
$私にとって人間的なもので無縁なものはない

Ⅱ.朝鮮民主主義人民共和国にある核=原子力施設
 朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮と記す)には 1986 年 1 月に稼動を始めた電気出力 5MW、熱出力は 25MW の研究用原子炉がある。
 私が所属する京都大学原子炉実験所にも KUR という原子炉があり、その出力は熱出力で 5MW であるから、単純に比較すれば朝鮮の原子炉は KUR の 5 倍である。
 また、今日標準的となった原子力発電所は電気出力が 100 万 kW すなわち 1000MW であり、熱出力は3000MW である。
 したがって、朝鮮にある原子炉は標準的な原子力発電所の原子炉と比べれば 100 分の 1 以下というごく小さなものである。
 ただし、朝鮮の研究炉はプルトニウム製造に適したガス冷却炉である。
 重水冷却炉はガス冷却炉と同様、天然ウランをそのまま燃やせるし、運転中に燃料を交換できる。
 日本にはガス冷却炉もあったし、重水冷却炉もあった。
 日本で最初に動き始めた東海 1 号炉は、英国がまさに核兵器製造用に開発したマグノックス型と呼ばれるガス冷却炉である。
 また、今年 3 月に停止した「ふげん」は、世界一のプルトニウム燃焼実績を誇る重水冷却炉であった。東海 1 号炉は電気出力 166MW、熱出力 587MW、ふげんのそれは、それぞれ165MW、557MW である。
$私にとって人間的なもので無縁なものはない

 米国は、朝鮮の研究用ガス冷却炉がプルトニウム生産目的のものだとして経済制裁を加えてきた。
 また、新たに朝鮮が作ろうとしていた発電用のガス冷却炉の建設を停止させ、その代わりに軽水炉を提供するとともに、それが完成するまでの間重油を供給すると約束したのが、1994 年の枠組み合意であった。
 ところが、米国はブッシュ政権になった 2001 年 6 月 6 日、「北朝鮮政策見直し」を発表、重油の供給を停止するとともに、軽水炉すら核開発につながるとして一方的に枠組み合意を破棄した。
 
 朝鮮には原爆が作れない
プルトニウムは原子炉の使用済燃料を再処理しなければ取り出せない。
ところが、朝鮮にはもともと再処理施設がない。
1956 年に建設された放射化学研究所には強い放射能を取り扱うための「ホットセル」と呼ばれる設備がない。
また、1985 年に着工され、1996 年に完成予定であった放射化学実験室(Radiochemical Laboratory)が再処理開発を目的とした実験施設であることは朝鮮自身も認めているが、1994 年の枠組み合意時に建設が凍結された。
したがって、朝鮮はプルトニウムを取り出すことができないし、もちろん原爆を作ることもできない。
おまけに、朝鮮の研究用原子炉は燃料交換を運転中でなく、炉を停止させてから行う仕様になっていた。
また、他のどの国の原子炉もそうであったように、運転開始当初は予想通りには動かなかったということである。
 そして、1994 年の枠組み合意時までずっと初装荷燃料のまま運転されてきて、その燃料は IAEA の立会いの下、つい先日まで 8000 本の燃料棒すべてが IAEA の監視下にあった。
ただし、この原子炉は 1989 年に 100 日ほど運転を休止したことがあった。
その時に原子炉から破損した燃料を取り出し、建設途上の放射化学実験室でミリグラム・オーダーのプルトニウムを抽出したと朝鮮は認めている。
 しかし、そんなことが一体なんだというのであろう?
 超優秀な技術をもってしても、原爆を作るためには1kg のプルトニウムが必要であり、ミリグラム・オーダーのプルトニウムでは核兵器が作れないことは物理学的に当然である。
 しかし、朝鮮は「悪の枢軸」でどんな嘘をついているか分からないという人たちがいる。
 そこで仮に、朝鮮が使用済燃料の全量を再処理して原爆を作ったとしよう。
 その場合には、最大で約 20kg のプルトニウムが得られることになる。
 長崎型の原爆を作るためには約 8kg のプルトニウムが必要といわれており、20kg のプルトニウムではいくら頑張ってもせいぜい 3 発の原爆しかできない。
 爆発力にすれば、約 50 キロトンである。
 その量を、米国が現実に配備している核兵器の量と比較して前頁右下の図に示した。
 朝鮮に仮にあったとした量が右側の点、左側の巨大な四角が米国が実際に持っている核兵器の量である。
$私にとって人間的なもので無縁なものはない

 その米国が、実は核兵器など持たない朝鮮に対して、「悪の枢軸」というレッテルを貼って攻撃しようとし、日本政府もその尻馬に乗っている。
 私は、原爆は悪いと思う。
 どこの国も持つべきでないと思う。

 朝鮮だってやらないにこしたことない。
 でも、厖大に核兵器を持っている国が、あるやないや分からない国に対して「悪の枢軸」というレッテルを貼り、制裁するなどという主張は決して認めてはならない。

 
 日本はすでに充分な核を開発した
 日本にしても、実際には大量のプルトニウムをすでに保有している。それを右上の図に示す。
$私にとって人間的なもので無縁なものはない

 日本はこれまで再処理をフランスとイギリスに委託してきた。
 委託して分けてもらったプルトニウムは日本に返還され、現在は「もんじゅ」など核燃料サイクル開発機構の施設を中心に約7トン保有している。
 まだイギリス・フランスに留め置かれている分も含めると 40 トンを超えるプルトニウムを既に持っている。
 これで原爆を作った場合の量をラフな計算で右側の軸に示したが、すでに数十メガトンという単位の原爆を作ることが出来る。
 広島の原爆は 16 キロトン、長崎の原爆は 21 キロトンの爆発力だったといわれているが、すでに日本はメガトン(キロの千倍)という単位の原爆を作るだけのプルトニウムを持っている。
 その上、「もんじゅ」が潰れても尚且つ日本は高速増殖炉開発を続ける姿勢を変えていない。
 高速増殖炉はエネルギー源にならないが、「核開発」の中では大変重要な役割を持っている。
 プルトニウムの組成を描いた図を右に示す。
 軽水炉と書いたものが今日動いている原子力発電所だが、その使用済み燃料中に生まれてくるプルトニウムの場合、約7割しか「燃えるプルトニウム」が含まれておらず、高性能な原爆を作るには適さない。
 原爆を作るためには例えば燃えるプルトニウムが 90 数%含まれていなければいけない。
 ところが、この軽水炉の使用済み燃料を高速増殖炉の炉心に入れて燃やすと、高速増殖炉には炉心の周りにブランケットつまり「毛布」と呼ばれる領域があり、そこに劣化ウランを置いておくと、燃えないウラン 238 が中性子を捕獲して超優秀な燃えるプルトニウムが自然に生成される。
 この超優秀なプルトニウムの獲得こそ、高速増殖炉を開発するための最後に残る、そして最高の動機である。
$私にとって人間的なもので無縁なものはない

 
Ⅲ.朝鮮をめぐる情報の不均衡

核開発と原子力開発
 「Nuclear Weapon」は日本語では「核兵器」である。
 ところが、「Nuclear Power Plant」は日本語では「原子力発電所」となる。
 英語には「Nuclear」という単語しかないが、日本では「核」と訳す場合と、「原子力」と訳す場合の2つが使い分けられてきた。
 今、朝鮮が「核開発」をしていると報道されているが、英語で書くと「Nuclear Development」。米国と日本は朝鮮が「ウランを濃縮しようとしている、再処理をしてプルトニウムを取り出そうとしている、怪しからん国なので、経済制裁する」と言う。

 ならば問う。日本には原子炉はないのか? ウラン濃縮はしていないのか? 再処理をしていないのか? 日本には現在 52 基の原子力発電所が稼動中であるし、研究炉だって大小あわせて 10 基を超える。
 その上、巨大な濃縮工場があるし、再処理工場も東海村で動いている。さらに今また青森県六ケ所村で巨大な再処理工場を作ろうとしている。
 ところが、それらすべては「核開発」ではなく「原子力開発」なのだという。
 そして、「原子力開発は文明国にとって大変大切なものであって積極的に推進する。
 ウランは濃縮して原子力発電に使うし、再処理してプルトニウムを取り出し、原子力の燃料として利用する」と言い続けてきた。
 では、なぜ、朝鮮は文明国になるために必要な「原子力開発=Nuclear development」をしてはならないのか?

 勿論、米国には巨大な濃縮工場もあれば巨大な再処理工場もある。
 勿論プルトニウムもあれば、膨大な核兵器だってある。
 自分の気にくわない国がやる場合には「核開発」というレッテルを貼って大変悪い国だと宣伝し、自分や自分の仲間がやるならいいことだというのである。
 日本のマスコミもそうした主張を流すだけで、彼我の不均衡を問おうとしない。

 
ロケットとミサイル
 朝鮮は 1993 年 5 月「ノドン」と呼ばれる射程 1300km のロケットを発射した。
 その後、1998 年 8月には「テポドン 1 号=白頭山 1 号」(射程1500km)を打ち上げ、日本海、日本列島を飛び越えて太平洋にまで飛んだ。
 朝鮮自身は「白頭山」は運搬用ロケットで人工衛星「光明星 1 号」を軌道に乗せたと発表した。
 もちろん純粋技術的に言えば、それは弾道ミサイルにもなりうる。
 しかし、ロケットを使って人工衛星を打ち上げることが悪いことなのか? 日本はすでに H2 ロケットをはじめ多くのロケット開発をしてきたし、いくつもの人口衛星を打ち上げている。
 いうまでもなく米国は無数の軍事用人工衛星を打ち上げ、無数の大陸間弾道ミサイルも持っている。
 しかし、米国はほんのわずかのロケットを打ち上げた朝鮮を「ならず者国家」と呼び、それを理由にさらなる軍拡を進める。
 そして、日本はその腰巾着となって、朝鮮の脅威をあおる。


兵器で金儲けをしている国はどこか?
 また、朝鮮がイエメンにミサイルを売ったら、公海上で他国の船を「臨検」し、けしからん国だと言う。
 では、軍事産業で金儲けしているのはどこの国なのか? それを図に示す。
 最高の売り上げを誇る米国企業の売上高は 180 億ドル、2兆円を超える。
 一つの国家をも越えるような軍需企業があり、20 傑のうち 11 までは米国である。
 圧倒的な軍需企業を抱え、軍事で金儲けをしている国、すなわち「悪の枢軸」とは米国そのものである。
$私にとって人間的なもので無縁なものはない


朝鮮の歴史と日本の責任
 日本のマスコミなどは、米国発表をそのまま流すだけであるが、そもそも朝鮮に関する歴史の流れを理解していない。
 朝鮮は 1910 年の日韓併合以来、日本の植民地支配の犠牲となり、創氏改名、朝鮮語の禁止、天皇の崇拝などを強制された。
 1945 年の日本の敗戦は、多くの朝鮮人にとっては大日本帝国からの解放と受け止められた。
 しかし、日本と米国との戦争は、悪逆非道の日本と正義の米国との戦争であったわけでは決してない。
 それは世界の覇権を狙う両帝国同士の戦争であり、圧倒的な力の差の下に米国が日本を完膚なきまでに打ち破った戦争であった。
 しかし、米国は当時の共産主義との確執を前に、日本や朝鮮を東洋における共産主義の防波堤にしようとした。
 そのため、日本では天皇はその戦争責任を問われないまま温存されたし、朝鮮でも日本統治下の役人がそのまま政権に居座ることが許された。
 そのため、本来であれば日本の植民地から解放され、晴れて独立を果たすはずであった朝鮮は、血を血で洗う内戦へと導かれて、南北に分断されたのであった。
 1948 年に大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が相次いで独立を宣言し、1950 年 6 月にはついに朝鮮戦争に突入。
 38 度線で膠着した戦争は、1953 年に停戦協定に至った。その後、すでに半世紀の時間が流れたが、朝鮮と米国の間では依然として停戦協定があるだけで、戦争状態が続いているのである。
 その一方の当事者である米国は核兵器、生物兵器、化学兵器、大陸間弾道ミサイル、中距離ミサイル、巡航ミサイル、ありとあらゆる兵器を保有し、自らの気に入らなければ、国連を無視してでも、他国の政権転覆に乗り出す国である。
 そうした国を相手に戦争状態にある国が朝鮮であり、武力を放棄できないことなど当然であるし、核を放棄するなどと表明できないことも当然である。
 ちなみに、日本はベトナム特需とともに、朝鮮特需をもって、戦後の経済を立て直したのである。
 そして今なお、米国につくのが国益だと、戦争を放棄したはずの憲法も無視して、弱いものいじめに荷担する。



「悪の枢軸」とは誰なのか。
 大量破壊兵器とは核兵器・生物兵器・化学兵器であり、そのすべてにおいて米国が圧倒的多数を保有している。
 そして、国際的にそれらの兵器の禁止条約を締結しようとする動きがある時に、それらすべてを闇に葬り去ってきたのも他ならぬ米国である。
 その上、非核保有国への核攻撃をしないという消極的安全保障すら拒否し、さらなる核軍拡を進めながら、米国の正義が世界の正義であるとして世界中に支配の手を広げた。
 一方、ソ連が崩壊して冷戦構造が終焉するや、今度は「ならず者国家」から米国を防衛するとの理由で、ミサイル防衛(MD)をはじめとする軍拡を進めている。
 要するに、米国は自分だけが世界の覇者であり続けたいと言っているのである。そのことは、大統領自身がドクトリン・教書でハッキリと明言している。
 「米国はかってないほどの力と世界への影響力を持っており、この力は自由を希求する国々の力の均衡を推進するために使われなければならない。
 脅威が米国の国境に達する前に探知し、破壊することで、米国民とわれわれの国内外での利益を防衛する。
 米国は国際社会の支持を得るために努力を継続するが、必要とあれば、単独行動をためらわず、先制する形で自衛権を行使する。
 米国は、自分たちの意思をわが国とその同盟国に押し付けようとする敵のどんな試みも破る能力を維持する。
 米国と同等かそれ以上の軍事力を築こうとする潜在的な敵に思いとどまらせるに充分な、強力な軍事力を持つ。

 核戦争防止国際医師会議は長年、核兵器に反対し、1985 年にノーベル平和賞を受賞した。
 その創始者であるバーナード・ラウンはいみじくも言う。
 「核保有国が一貫して言ってきたことは『我々がしている通りではなく、我々が言う通りにせよ。
 我々は核兵器を持って良いが、君たちはいけない。』

 今世界で起っていること、米国がイラクに対して行ったこと、朝鮮に対して言っていることはまさにこのことである。

星条旗が示す米国の成り立ち
 米国は「United States of America」というのが正式な国名である。
 これを日本語に訳すと、日本では「アメリカ合衆国」と訳される。
 民衆が集まってアメリカという国を作っていると言うのである。
 米国の国旗は星条旗であり、その横線は赤白で 13 本ある。
 この 13 本は、東部 13 州が米国の独立宣言をした時の植民地=州の数を示す。
 その後、米国は西部に向かって開拓という名前で先住民を虐殺しながら土地を奪って行き、とうとう太平洋まで達した。
 そしてアラスカを獲ってハワイを獲って、現在 51州だということで星条旗の星の数は 51 個になっている。
 つまりこの星条旗というのは米国という国の成り立ち、州の数を端的に示している。
 もちろん、正式な国名自身が示すように「State=州」が集まってできた国が米国であり、日本語にするならば、「アメリカ合州国」にしなければいけない。
 ところが日本では「アメリカ合衆国」という訳しか使ってはいけなくされている。完全な誤訳だと分かっていながら、「合衆国」という訳しか使わせない社会こそ歪んでいる。
 朝鮮に対してだけでなく、情報もまた偏って、歪んでいる。
 ワールドトレードセンターでたかが3千人が死んだからと言ってアフガニスタンで、そしてイラクで何万人もの人間を虫けらのごとく殺していく。
 そのことは報道もされない。
 それ以前に、イラクで経済制裁という名の下にこれまでに何万人の人たちが死なねばならなかったのか、そのことの方が大事なことだと私は思うが、報道もされない。
 言葉に尽くせないほど不均衡な世界である。
 徹底的な差別の世界になんとか抵抗するということが、今私たちがなさねばならない一番大切なことだと私は思う。



絶対原子力戦隊スイシンジャー(再掲)

http://youtu.be/0AcQJE_R0iw

捨てられない夢がある~♪・・もんじゅ 六ヶ所村 核兵器

スイシンジャー 異形編(再掲)

http://youtu.be/9FiwgKYdwrg

原発は差別の象徴


北朝鮮の3回目の核実験について。- 2013.02.13

http://youtu.be/nra5L_7Fpco
【国内の放射線観測はインチキなくせに!?】空間放射線量の観測強化=北朝鮮核実験で-環境省
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/24117afd49ea3a0f453a0a9c16410464
北朝鮮、核実験「成功」と発表 朝鮮中央通信(CNN Japan)
北朝鮮が3回目の核実験、過去2回より強力-国際社会を無視(ブルームバーグ)
米大統領:「核なき世界」の実現に強い意欲示す(毎日新聞)
北朝鮮核実験で拉致問題への影響は 解決遠のくと懸念の声(共同通信)
空間放射線量の観測強化=北朝鮮核実験で-環境省(時事通信)
オスプレイボトル落下:知事「話にならない」 県が再発防止要請 /沖縄
(毎日新聞)

「空間放射線量の観測強化=北朝鮮核実験で-環境省」福一原発に対する国内向けの空間放射線量の観測強化しないのはチャンチャラおかしいわい!(○`ε´○)強く同意します!



時事寸評 北朝鮮の原爆実験が「悪」の理由 その第一弾 / 武田 邦彦

http://youtu.be/x21sS5F3_hE
時事寸評 北朝鮮の原爆実験が「悪」の理由 その第一弾
http://takedanet.com/2013/02/post_2ee3.html
北朝鮮が2013年2月12日に数キロトン(広島原爆の数分の1の規模)の原爆実験を行った。これに対して日本の政界、マスコミなどが一斉に非難、世界的にも非難の声が広がっている。なぜ、北朝鮮の原爆実験が「悪」なのだろうか?

1)アメリカは北朝鮮を名指しで「悪の枢軸」と呼んでいる、
2)アメリカは自らが「悪」とした国の主権を認めない、
3)アメリカは国連が認めていなかったイラク攻撃をウソの理由で開始した、
4)アメリカはイラクを解体し、フセイン大統領を殺害し、混乱に落としいれた、
5)アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスなどの白人国は自ら原爆を保有し、その破壊力は数メガトン規模である、
6)北朝鮮は国家主権を持つ独立国で、自衛の権利を持つ、
7)アメリカに対して北朝鮮は無防備で良いということはできない、

というのがまずあり、次に、

8)白人の方が有色人種より上位にある、
9)先に発展した国は優先権がある、
10)アメリカなどの国の核は正しいが、発展途上国の核は「悪」である、
11)国際的に孤立した国は悪である、

のような一連の白人優位説に基づくものがある、ただ、反対に、
12)現在はまだ白人の植民地支配との戦いの中にある、
13)国家主権を認めるなら、国連安保理は仕方が無いとしても、基本的には国は平等である、
14)北朝鮮は日本の隣の国であるので、応援したい、

などもあり、さらに、
15)北朝鮮が嫌いだ、
16)北朝鮮は日本人を拉致したので、何をしても「悪」だ、
17)日本はアメリカと同盟を結んでいるので、アメリカと敵対する国は非難する、
18)日本の空気が北朝鮮をバッシングしているので、理由はともかくバッシングする、

などがあるだろう。さらに考えてみるが、一応、このぐらいのことを考えると、北朝鮮が核実験をすることは国家主権の範囲であり、お隣に国を支持するという考えもあるように思う。

(平成25年2月13日)




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1 ■無題

北朝鮮の核実験を責めるなら、今まで核実験してきた国や核開発をして来た国によって核拡散につながっている。


まず、自国を改めるべき問題だと思います。

自分の国は良くて、どこどこの国はダメって筋が通らないと思うのだが。

2 ■こんにちは(^-^)

核保有国が、非核保有国が核を開発するのを責めるのはおかしい。そう思います。原発にせよ原爆にせよ一国だけの問題でなく、世界が考えるべき。自分もそれ思います。
フランスの地下核実験は懸念のみ、北の核実験は非難、断固措置。新に自分達のレベルに
認めない国が加わるのは芳しくないのですね
。いつの時代も軍事有利で、人種差別は続きますね。真の帝国はアメリカを初めとした白人種ですね。
いずれにしてもこれで極東アジアは危機になりましたね。

3 ■スイシンジャーおもしろかったです。

小出先生演技うまかったですね。(=⌒▽⌒=)

この動画わかりやすくておもしろいしもっと多くの人にみてもらえるといいですね。

確かに私たちはマスコミに踊らされているような
感じありますね。

よくよく考えるとへんだなあって思うこと多いです。

4 ■Re:無題

>有名人さん
コメントありがとうございます(=^0^=)

北朝鮮の核実験は許されるべき事ではありません。しかし、その前に、アメリカを筆頭とする核兵器保有国が過去に行った核実験は不問にされたままです・・。
オバマ大統領が提唱した核のない世界の実現を口先だけでなく目に見える形で実行してほしいものですね!!

5 ■Re:こんにちは(^-^)

>アクルさん
コメントありがとうございます(=^0^=)

まったくもって、核保有国が被核保有国の核開発を非難するのは道理に合わないですよね?

先日、インドがロケット発射実験をした時にないも言わない・・インドは核実験を成功させた国、かたや、北朝鮮は事実上の弾道ミサイルだといって非難ごうごう・・おかしいでしょう?
私はすべての核兵器を全廃すべきであると考えます。

尖閣紛争・竹島紛争・そして朝鮮半島紛争・・これらが同時に起こったら中国とロシアが出てくるでしょうね・・??

6 ■Re:スイシンジャーおもしろかったです。

>mimiネエさん
コメントありがとうございます(=^0^=)

スイシンジャーの動画はツボをえてよくできてますよね?(^ω^)

インターネットが普及したといっても、国民が情報を得ているのはテレビ。新聞などマスメディアが七割だそうですから、ネットでの常識は世間の非常識・・などということもあるんですね?
真実は一つなんですが・・(´・ω・`)

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