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米太平洋軍演習 強制削減の影響で中止3月28日 9時25分
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アメリカ軍は、アジア太平洋地域に展開する戦闘機などが参加して来月行われる予定だった大規模な軍事演習を、国防費の強制削減の影響で中止したことを明らかにしました。
北朝鮮が挑発的な言動を繰り返すなか、訓練の不足によって緊急事態への即応能力が低下しかねないとして懸念を強めています。
アメリカでは、議会の与野党が財政赤字の削減策を期限までにまとめられず、国防費は、ことし9月までの今年度だけで当初の計画の1割に当たる日本円でおよそ4兆円が削減されることになっています。
こうしたなかアメリカ軍は、27日、アラスカで来月行われる予定だった大規模な軍事演習、「レッドフラッグ」を強制削減の影響で中止にしたと発表しました。
この演習は、アジア太平洋地域に展開するアメリカ軍の戦闘機などが参加して毎年行われています。国防費の強制削減の影響でアジア太平洋地域のアメリカ軍が行う大規模な演習が中止になったのは今回が初めてです。
アメリカ軍は、中国の軍備増強に加え、北朝鮮が挑発的な言動を繰り返すアジア太平洋地域で演習の中止が相次げば、パイロットなどの訓練が不足し緊急事態への即応能力が低下しかねないとして、強制削減の影響の広がりに懸念を強めています。
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