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犯行の動機に( ゚д゚)ポカーンとなったミステリー小説

ミステリーが好きなんですが、その中でも気になってしまうのが犯人の動機。思わず同情してしまったり、なんだこれは!と納得がいかなかったりと様々なのですが、その中でも衝撃だった小説をレビューを参考にまとめてみました。※完全にネタバレです。

更新日: 2013年03月07日RSS

ayae502さん

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キョウカンカク

【犯行動機】
死体を見て味わうために、殺人を繰り返していた

第43回メフィスト賞を受賞したデビュー作。女性を殺害し死体を焼くという猟奇事件が発生。共感覚を持つ美少女探偵の謎解きです。

天祢涼の『キョウカンカク』は前代未聞かつ衝撃の殺人動機でした。たぶん、これ以上に驚くような動機は存在しないのでは?というくらいに

犯人は中盤に分かりますが、その動機が驚くべきものでした。この作品でしか出せない様な動機でそこは満足

共感覚者の探偵が主人公のはずだが一緒に行動することになる男がウザい事ウザい事。しかもこの男の独白で進む場面が多くイライラすることが多かった

壺中の天国

【犯行動機】
「受診」を「受信」と変換してしまったり、保険証の更新を「交信」と変換したことによって、被害者たちが電波受信を妨害していると思い込んだ

静かな地方都市で起きる連続通り魔殺人を題材にした作品。サイコな犯行動機に、驚愕してしまう人が続出したようです。

犯人の驚くべき動機を知ったとき、仰天するか、大笑いするか、怒りだすか? それはあなた次第。いずれにしろ、当分のあいだ忘れられないような結末であることは保証する

電波やら怪文書やらサブカル好きにはおいしい題材。伏線回収が楽しい。こんな地味な存在気付くかああああ

ミステリーというよりも小説として面白い。オタクのありざまや一昔前のマスコミの体制批判など筆者の思想が見られる点で社会派に近い要素を含んでいる

鉄鼠の檻

仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく…僧侶ならではの動機が斬新だった作品。

新書版から加筆修正されてるので、再読。相変わらず「僕だ」のシーンで全身に鳥肌が立つほど興奮する

作中で探偵役たる京極堂が、あまりの動機にうろたえる刑事に、「お金や嫉妬といった自分に解る動機は許容して、解らない動機は拒絶するのか」と一喝する場面が印象に残っています

犯人は、予想外の人物で、また殺人の動機も理解しにくいというか、独特の世界ですね、寺とか僧侶に関することは。また、閉鎖されたコミュニティの怖さも感じたし

悪意

翻弄され尽くす快感と、くらくらするような結末…東野圭吾の読みやすさもあって、グイグイと世界に引き込まれていきます。

このタイトルの持つ本当の意味を知ったとき、読者は人間の不可思議さ、その心理の微妙さに思いを致さずにはいられないだろう。人間の持つ業が見事に表現されている小説

事件があって犯人が捕まるまではすぐ。大半は犯行の動機を暴いていく話。徐々に浮き彫りになっていく動機。そして意外な結末。面白かったです

自分に何も悪いことをしていない、それどころか自分に親切にしてくれる人に対して、なぜか悪意をもってしまった主人公の気持ちを非常にうまく書いていた

扉は閉ざされたまま

「このミステリーがすごい!」にも選出された作品。犯行動機の引用文が見つからなかったので、実際に読んで確かめてみてください。

「このミステリーがすごい!」で二位になった話題作なのですが、「犯行理由がありえない」「動機が意外すぎる」と散々言われ、文庫化の時は動機のエピソードが書き足されました…

閉ざされた扉のなかの状況を論理的に推理する探偵とそれを防ごうとする犯人の一見静かで、その中身は激しく緊張感で張りつめた対決は読みごたえ十分

動機に関しては、様々な批評があったらしいが、自分はとても秀逸だと思う。犯人が扉を開けたくない、時間を気にしていた理由が綺麗に説明されている

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ayae502さん

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