田村岳斗さんのコラムについて考える
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田村岳斗コーチが、ＪスポーツのＨＰ内でブログを持たれている事は、フィギュア好きな人は良くご存知でしょう。
そのブログの中で、少し前になりますが、フィギュアファンの中で話題となった記事があります。
ワールドフィギュアに先駆けて行われた、ジュニアワールドのテクニカルパネルの判定に対して、田村コーチが不満の声を上げたものです。
記事のアドレスとその全文を青字で示します。
私が疑問に感じた事や賛同した事は、文の合間に（赤字）で逐次入れます。
良くフィギュアファンの中には、「経験者でも無いくせに」とか「指導者でも無いくせに」と言う理由で「上から目線だ」と批判する人が多くいます。
けれどもそういう人たちに限ってなぜか「ジャッジが不正をしている」と声高に叫ぶ人たちが多いのです。
自分たちの信じる権威に対しては、殉教者のごとく崇め奉りながら、現実の評価を下すＩＳＵのジャッジに対しては、尊敬の念を示す事は微塵も無いのです。
これ、Ｊスポーツの放送の中で国際審判員の方や元国際審判員の方たちの解説を聞いても同じです。
自分たちが信じたい評価以外は、一切受け入れようとしません。
そのような姿勢を助長する記事として、関係者として指導者としての資質を疑わなければならない記事でした。
勿論、選手としては非常に優秀な選手でしたし、プロスケーターとしても活躍をされています。
だからこそ、本来はもっとセンシティブに扱うべき問題を、感情に任せた愚痴のような記事にすべきではなかったと考えます。
March 7, 2013 8:26 PM / フィギュアスケート 12/13シーズン
世界ジュニアが行われていたイタリアから帰って来ました。この大会の女子シングルについては、日本の選手たちも含めてスケーターたちは素晴らしいパフォーマンスをみせてくれました。しかし、テクニカルパネルの判定に対しては、よくあんな判定ができたものだと、怒りを感じてしまいました。時間をかけてビデオ判定までして、テクニカルパネルは一体何を見ていたのか! という気持ちです。
まずここですが、テクニカルパネルが時間をかけてビデオ判定をするのは、正しい判断をするためであって、それが選手や選手のコーチの期待する結果と違ったからといって、批判すべきことではありません。
今大会の女子シングルは、スコアも全体的にロースコアで、お客さんにとっても違和感がある大会だったのではないでしょうか。選手の出来とスコアがあまりにも噛み合わず、ブーイングが起きたのも事実です。
ここで違和感を感じるのは、お客さんの意向を気にしている点です。
プロのアイスショーなら、そう考える事は自然ですが、競技会の主役は選手とジャッジであると言う原則を忘れていると思えます。
観客からブーイングが起きる事を怖がっていては、公平なジャッジは出来ません。
2002年のソルトレイクシティ五輪で採点の不正があって以来、現在のジャッジングシステムになったのですが、今回のような判定が繰り返されるようであれば、スケーターはもちろん見ている方たちも納得がいかないような競技になってしまうかもしれません。
田村コーチは、一体どこに主眼を置いているのでしょうか？
ここまでの文章を読むと、「明らかにジャッジの判断が間違っている」と言うのが根底にあります。
けれどもその思い込みが正しいのかどうか、ルールに沿ったものかどうか、の確認は行われていません。
男子で多くの選手が4回転に挑まなくなってしまった時があったように、女子も3アクセルや3回転+3回転にチャレンジしにくくなってしまうのでは？と危惧したくなるほどでした。
これは、田村コーチの持つ、個人的なフィギュアスケートに対する哲学から来るものであり、現実的にはＩＳＵの持つ哲学と一致しているとは言いにくい部分です。
むしろ現行のＩＳＵのルールの方向性を、指導者の癖に一つも理解していないと、あえて上から目線で厳しく論評します。
ＩＳＵのトリノＯＰ以降のルールの変遷を、本当にきちんと読んできているのか？アイスショーや、競技指導にだけ専念して、そういう部分の勉強をなおざりにしていたのではないのか？思い込みで判断をしていたのではないのか？と思えてきます。
とはいえ、代表選手として送り出す以上は、日本の国際審判員の資格保持者がなにもアドバイスをしなかったのか？と言う疑問は残ります。
「あの飛び方では、エッジのエラーを取られる確率は高いですよ」と指摘をしていなかったのか？無論過去のプロトコルを見ると、当然それは予想される範囲なのですけれど。
国内では、日本の女子の場合シニアも含めてＬｚが正しい形で飛べている選手が少ないために、まだ形としてはましな方といえます。
けれども国際試合では、何度と無くエラーを取られてきていると言う事を軽視しすぎだといえます。
テクニカルパネルの判定によって、勝った選手、負けた選手双方にとって後味の悪い盛り上がらない試合だと思いました。
後味が悪いとは、勝った選手は考えないでしょう。特に海外の選手は、判断を下したのはジャッジだから、その判断を素直に受け入れると言う姿勢しか持たないはずです。
たとえ、「自分よりもあの選手の方が出来が良かった気はするな〜」と思っていたとしても、自ら「順位を下げてください」と言う選手はどこにもいないはずです。
今回の世界ジュニアは、あの判定によって、女子シングルの技術の進歩を妨げ、選手のモチベーションを大きく下げるものだったと僕は思います。
下がったのは、田村さんのモチベーションであり、代わりに上がったのが田村さんのフラストレーションだっただけの話です。
こういう捉え方を指導者が、持っている間は、浅田選手、村上選手の次世代は非常に前途が厳しいといわざる得ないでしょう。
指導者はより高いレベルを目指して指導をすべきです。
世界のトップの中の頂上を目指すには、クリーンなエッジ、クリーンな回転数が要求される事を、ワールドでまたも示されました。
同じ事を何度示されても、気づけないのは馬鹿です。
回転不足判定、ダウングレード判定には、「全てのはっきりとしない場合には、テクニカルパネルはスケーターの利益になるように務めるべきである。」とありますが、今回の大会ではその理念は感じられませんでした。
これは、選手側が言い出すべきことではありません。それはジャッジが判断して決めるべきことであり、選手やコーチは「はっきりとしない場合を作らないようにする」ことに努めるのが筋です。
理念の拡大解釈をしてはいけません。
選手は0.1、0.01スコアを上げるために、いろいろな努力を積み重ねています。ショートプログラムからこうした判定が出ていたので、フリー当日の公式練習で多くの選手たちは着氷後の跡を何度も確認して、ちょっと異常な雰囲気でした。
ショートプログラムからかなり厳しくエッジを取られているのがわかっても、試合当日になって簡単に直せるようなものではないはずです。
指導者のすべき事は、「エッジのエラーは取られるかもしれない。けれどもそれは今後の課題として直せば良いことで、「今日のフリーはエッジのエラーを取られる事は気にせずに、今までどおりの演技をして来なさい。」と勇気付ける事が先決でしょう。
当然そういう言葉は掛けられては居るとは思いますが、そういう部分がこの文章からは伝わってきません。
終わってしまった結果については何を言っても始まらないのですが、この結果を受けて、偉大な先輩スケーターがそうだったように、選手はこの悔しさと怒りをエネルギーに変えて新しいスタートを切ってさらに向上していくしかありません。
「悔しさ」はわかるにしても、「怒り」はおかしいでしょう。
「怒り」を感じるのは「不当だ」と考えているからであり、この文章からは先輩スケーターもそういう「不当な」採点を受けていたという事を暗示します。
帰国してすぐに、今回の世界ジュニアで現地に行っていた日本の関係者の方たちに「もう一度映像を見てください。」とお願いしたところ「宮原のフリーの1本目のルッツはしっかりアウトエッジで踏み切れている。「e」がつくのは確かに判定がおかしいと思う」と言ってもらいました。
国内に帰ってからでは遅すぎるということです。現地で、現地のテクニカルに、その場で直接疑問を投げかけなければ、同じテクニカルにあたったときには同じ結果が待っているだけです。
そのテクニカルがどう言う判断でエッジのエラーを判断しているのか？
どういう基準で回転不足を判断しているのか？
その場で聞かないのは指導者として失格です。
「それ以外の回転不足に関してはグレーゾーンだと思う」とも言っていました。先に書いたルール「全てのはっきりしない...」の観点からすれば「グレーゾーン＝はっきりしない」です。少なくともルッツの判定に関しては、見ている方にも不当だと認識してもらいました。今さらISUに抗議はできなくても意見する方向で行動すると約束してもらいました。
現行ルールではスロー映像までなので、明らかにエッジエラーだとは言いにくいくらいの、微妙なものである事は確かです。
そういう点での基準作りは、こういうケースを通じて、声を上げることは必要です。けれども、線引きをどうするのかは、厳しい方向で見るのか
ややゆるい方向で見るのかは、はっきりとはしません。
けれども昔からのフィギュアファンとして言わせてもらうと、宮原さんのルッツは、飛び上りの形はフリップに見えて仕方がないということです。浅田選手のルッツと非常に良く似た形です。と言うよりもこの形でエッジのエラーをほとんどの女子選手が取られています。
きれいな形のルッツが飛べているのは女子の世界トップレベルの選手の中でも一握りしかいません。
今回のような判定が繰り返されないよう、強化部や僕たちコーチは大切な自国の選手を守るために気持ちを一つにして、なんらかの対応や行動をとる必要があると僕は思っています。よい演技によい判定、よい結果がでる、フィギュアスケートを愛する人が望む本来フィギュアスケートがあるべき姿になってほしいと思い、あえてここで言わせてもらいました。
その前にルールで評価される良い演技とは何か？国内の国際審判員の方たちに田村君は講習を受けなさい。（キッパリ）
君は現行ルールの方向性が理解出来ていない（バッサリ）
君の言葉を利用して、御輿に担ぎ出そうと画策している人たちが、ネット上には、うようよと居る事を。もう少し良く認識をしなさい。
まだ若いから仕方が無いのかもしれないけどね。
若気の至りで今回は済むだろうが、若禿の原因になりかねないから気をつけるべきだろうね。
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あんた何様？
2013/3/27(水) 午後 9:44 [ ヨナ ]
バルタントモゾウ様に決まっておろうが（笑）
その方こそ何様じゃ〜〜！！次もそのようなコメントであればバッサリと削除だな。
文句があるならきちんと、どこに文句があるのかを書くくらいの頭は持たないと駄目じゃ！！！
2013/3/27(水) 午後 9:50