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【グラニュース】


闘莉王、代表復帰いつでもOK

2013年3月28日 紙面から

愛知トヨタの山口社長(右)からランドクルーザーを贈られ、笑顔を見せるグランパスのDF闘莉王=名古屋市内で

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 名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王(31)が27日、愛知トヨタ協賛による2012年の「グランパスランクル賞」受賞のお礼のため、名古屋市内の同社を表敬訪問。あらためて日本代表復帰への意欲を口にした。同代表は26日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選のヨルダン戦で守備の乱れから2失点して敗れた。“闘莉王待望論”の高まりが予想される中、「いつでも準備はできている」と意気込みを語った。

 ザックよ、オレを呼んでくれ!! 引き分け以上でW杯出場が決まったヨルダン戦の敗北から一夜明け、元日の丸戦士の闘莉王が現在の胸中を明かした。

 「オレは(海外組じゃなく)Jリーグでプレーしているし、どうかなという思いはあるけど、いつでも準備はできている」。代表復帰の願いを静かに語った。

 ヨルダン戦では前半にCKから簡単に先制を許し、後半にはDF酒井高と吉田のルーズな守備を突かれて加点された。守備の不安が露呈した今、Jリーグ最強DF・闘莉王の動向に注目が集まるのは自然の流れだ。

 闘莉王は「代表も頑張っているけどね。今ならまだミスは許される。本大会になったらそうはいかない」。2010年南アフリカW杯での獅子奮迅の活躍は記憶に新しい。ザックジャパンには2010年秋以来招集されていないが、修羅場を知る男の復帰は間違いなくプラスになる。

 昨オフ、ブラジルへ帰郷した際に、両親から「来年のW杯には出られないの?」と繰り返し尋ねられたという。ブラジルで行われるW杯で“故郷に錦”を飾ることができれば、最高の親孝行になる。日の丸にこだわる理由はここにもある。

 23日のナビスコカップ鳥栖戦は左足痛で欠場したが、既に全体練習に合流し、コンディションは上り調子。「グランパスで結果を出すことが一番。先のことは考えない。考えられる性格でもない」と笑う。圧倒的なパフォーマンスを続ける闘莉王に、ザッケローニ監督の目が留まるか。 (木村尚公)

 

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