NHK福岡のニュース 福岡放送局

  • 福岡放送局
  • 全国のニュース

福岡NEWS WEB

九電値上げ”6.2%程度に”

九電値上げ”6.2%程度に”

茂木経済産業大臣と森消費者担当大臣は、九州電力が申請している家庭向けなどの電気料金の値上げについて協議し、申請段階で平均8.51%だった値上げ幅を、6.2%程度に圧縮することで合意しました。
茂木経済産業大臣と森消費者担当大臣は、27日、去年11月に九州電力が申請した、家庭向けなどの電気料金の値上げの査定方針ついて協議しました。
この中では、料金の根拠となっていた従業員の年間給与と火力発電の燃料費、それに、発電設備の調達費などのコストをさらに圧縮し、300億円、削減することになりました。
この結果、申請段階で平均8.51%だった値上げ幅を6.2%程度に圧縮し、値上げの時期は5月1日からとすることで合意しました。
茂木大臣は、週内にも、この査定方針に沿って申請を修正するよう指示し、4月上旬にも値上げを認可する方針です。
一方、今回の査定方針によって、来月から順次、実施される予定の企業向けなど、大口の電気料金の値上げについても、平均14.22%の値上げ幅が、平均11.9%程度に圧縮される見通しです。値上げの幅が6.2%程度に圧縮されることについて、九州電力の瓜生道明社長は、27日の定例の記者会見で、「非常に厳しい査定だが、対応せざるを得ない」と述べました。
この中で、瓜生社長は、家庭向けなどの電気料金の値上げの幅が、8.51%から6.2%程度に圧縮された場合、およそ300億円ほどの減収になると説明しました。その上で、「非常に厳しい査定だが、対応せざるを得ない」と述べ、もう一段のコストの削減を行う考えを示しました。
また、今回の値上げの申請では、ことし7月からの原発の運転再開を前提としていますが、運転再開の見通しが立たない中、電気料金の再値上げについて質問されると、「最終的には経営判断となるが、現時点では何とも言えない」と明確には否定しませんでした。
資源エネルギー庁によりますと、今回の値上げによって、電力料金は、平均的な家庭で1か月の負担額が、九州電力管内で220円程度、増えることになるということです。

03月27日 18時42分

福岡のニューストップへ

ご覧になりたい地域を地図から選んでください

未登録のニュース

登録

解除

    未登録のニュース

    登録

    解除

      マイエリアの登録方法

      表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。

      1. 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
      2. 登録したい都道府県を地図から選択します。
      3. 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。

      ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。