開幕直前に想定外の脅威が襲ってきた。楽天の森山良二投手コーチ(49)がインフルエンザを発症。27日、Kスタで行われた練習には姿を見せず、仙台市内で静養。復帰するまでは、酒井勉2軍チーフ投手コーチ(49)が1軍首脳陣に加わることになった。
球団によると、森山コーチは26日から発熱などの症状があり、検査の結果、インフルエンザであることが判明。現時点で発症しているのは1人だけとはいえ、開幕カードのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)でブルペン担当を代役コーチが務めるという逆風が吹いてきたことは間違いない。
何よりも警戒しなければならないのが、感染の拡大だ。福岡への移動便では大部分の首脳陣、選手がマスクを着用したほか、空間除菌効果があるとされるグッズも利用。さらに、球団側は報道陣に対しても「体調管理の徹底を何とぞお願い致します」と要望を伝えた。集団感染となれば、開幕ダッシュどころの騒ぎではない。星野監督にとっても、頭の痛い事態だ。 (井上学)
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