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【格闘技】

怪物・井上 4・16超豪華第3戦

2013年3月28日 紙面から

左から専属トレーナー父真吾氏、井上、大橋会長=横浜市・大橋ジムで(竹下陽二撮影)

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 史上初の高校7冠で、日本ライトフライ級6位の“怪物”井上尚弥(19)=大橋=が27日、プロ第3戦となる同級1位佐野友樹(31)=松田=戦(4月16日、東京・後楽園ホール)に向けて、横浜市の大橋ジムで会見した。この試合はフジテレビがゴールデンタイム(夜7時から2時間)で全国生中継の予定。歴代の9人の伝説世界王者が試合後に解説する企画も検討されており、相当な熱の入れようだ。

 井上は髪形もバッチリと決め、スーツもパリッと着こなして会見に現れた。ボクサーの会見は、ジャージー姿が一般的だが、中継するフジテレビがタレント並みにヘアメーク、スタイリストを用意したという。同局の意気込みの表れだ。試合はノンタイトル戦としては超異例のゴールデンタイムに放送されるが、「ワクワクしている。いい緊張感」とプレッシャーを楽しんでいる。

 当日は、全てにおいて異例ずくめ。通常のボクシング中継は、会場内に設置されるテレビカメラは5台だが、11台がスタンバイ。さらに、後楽園ホールの会場内には、3方向にビッグスクリーンが設置され、会場のファンもリプレーが見られるようにする。

 デビュー戦ではフィリピン王者を4回に、2戦目ではタイ王者を1回で仕留めた井上。第3戦も早い回で終わらせる可能性は大いにあるが、フジテレビでは、そんなことになってもいいように、ガッツ石松、具志堅用高、輪島功一氏ら歴代の世界王者9人を会場に待機させ、試合後、ビッグスクリーンのリプレーを見ながら怪物評を語らせるという。

 「早い回でKOすれば、放送時間が余る? そんなことは気にせず、チャンスがあったら倒しにいく」とニヤリ。当日は、ボクシング界の大御所の井上評がたっぷりと聞ける夜になるかもしれない。

  (竹下陽二)

 

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