「ふはははは!今日こそ、わがジャックルの勝利だ!」
現代の世界、しかし、決定的に違うもの、それは他星間より侵攻してきた怪人と言われる存在、
そこで地球侵攻をたくらむジャックル、そして……
「待ちなさい、ジャックル!」
「ぬぅ!またしても、お前らセイバーヒーローか小癪な奴らめ!」
それを阻止するために立ち上がった選ばれたヒーロー、文字通り守護するヒーロー
セイバーヒーローが阻止する
「ちっ小癪なやつめ、だがこれは」
そうしていつものように
「今よ!レッド・イエロー」
声をかけるその人ブルーセイバー、この話の主人公
参謀的な役割で、ち密な連携でジャックルを丸裸にする
「ごおお!!!!」
「く、またしても、おのれセイバーヒーローめ、覚えているがいい!」
今日もジャックルの行動を阻止する。それはいつものこと、向こうはいつも力押しできて
そしてその対策・傾向が手に取るようにわかっているから……でもそれとは別の問題がここにきて起きていた
「イエロー、動きが雑、今のように相手が低級な動きしかしないならまだしも」
「何よ、レッドこそいらないことばっかりいって!」
「やめて二人とも!!!」
お分かりだろうか、勝ってはいるが、なかなか事態が進まないことで、
仲間が少し苛立っている……気持ちはわかるのだが………
事実、私も……とあることで喧嘩してしまい、仲が良くなっていない、だから今の私は強くいえることができなかった。
喧嘩の理由もあとで言うが……
・・・・・
「(ふぅ………)」
「確かに、レッド・イエローが焦ることもわかるし……私だってそう、
早く何とかしたいでも焦っていたら、それこそ、ジャックルの思う壺……どうにかならないかしら……」
私はなんとかしたい……だけどうまくいかない………どうにかならないものだろうか………
そうそう、紹介が遅れた、私は普段は高校生の片桐直美。
人の知られないところで平和のために戦っているが、普段は目立たない、ごくごく普通の女子高校生だ。
ギャップでストレスで疲れないかという声がきっと上がるだろうけど、大丈夫、だって私には……
「おい、どうしたまた?」
「ううん、なんでもないよ瀬野君」
瀬野二階(せの・にかい)君、生徒会長、最近よく話すようになったのがきっかけで、
だんだん楽しくなってきて、いつの間にか恋人関係に発展した
「(どうして話してくれるようになったかは……わからないけど……)」
そしてそのことで、私、ついこの前、セイバーヒーローと現ぬかし過ぎではないかと喧嘩になった
「ブルー。あんた男ができたんだって、だからじゃないの?
困るのよ現なんか抜かしてるから、進むものも進まないんじゃないの」
「失礼ね………そんなこと関係ないわ、そういうあなたこそ、そういうこと思う暇があったら!」
つい、私のことで、いや彼のことを言われたものだから、ついカッとなって、それからギスギスしている…………
「おい、またお前黙ってるぞ、やっぱ何かあるんなら言えよ」
「ああ、ごめん、大したことないの」
確かに苦しいそれにこれからも大変だけど、といっても、
二階君がいるから、私はつぶれないで何とかして頑張ろうと思っている、だからこそ、そんなジャックルに二階君みたいな人を守らないと
そんな秘めたる思いを秘めて日常を過ごしていた
・・・・・
そして場所は変わり、今日も片桐直美擁する、セイバーヒーローにあっけなく敗れ、
幹部たちはいら立ちを隠せないまま……検討会議へと入っていた
「おい、今日も地球……いや日本侵攻作戦はあっけなく失敗したというのか!」
「そうは言われましたても、やつら手ごわく……」
「ええい、言い訳などどうでもいいわ!」
成果が上がらず、侵攻を指示した幹部からは怒号にも似た、怒りの声が上がっていた
「しかし、疑問です、なぜ日本なのですか……他にもいろいろあるでしょう、諜報員も日本が一番厄介と出ましたのに……」
「さてな、首領様がおっしゃるからな、この日本さえ支配下に置けばすべてことが進むと、
おそらくだが、日本にいるセイバーヒーローを倒せば、あとは恐るるに足らずといったところじゃないか」
「左様で……しかし先ほどもおっしゃったように、そう簡単にはいかないのが現状でして」
「むう………何か良い策はないのか」
手詰まりとなっている会談、それもいつものこと、そんなときだった
コツコツと音を響かせ存在を誇示するかのようにゆっくりと近づく者
「ふふ、お困りのようですわね」
「むう、貴様何しに来た、われらを笑いに来たのか」
「まあそれもありますけど、ふふ、ほんと単細胞ですから大変ですわね」
妖艶な雰囲気を漂わせ、黒のボンテージを包み、まるで強調するかのように歩みより皮肉をかける
「冷やかしならあとにしてくれ、それとも何か、策でもあるというのか?俺たちの会話を聞いていたなら」
おそらくはこの中では一番上の立場の人間である、幹部が冷静に返してきた
「ふふ、もちろんそのことでここに来ましたの……もっともこの計画は私ではありませんけど」
「というと?」
「今回行う作戦、これは首領様の命です、その首領様は現在はあることでここに来れませんけど、
私に指揮を任せてくれて、やってほしいとの命をいただきました」
「はっ、取り入っておいてよかったな、すっかり首領様のお気に入りだな」
何もできず悔しいのか、はたまたそれからくる嫉妬の感情を浴びせるが、それをおかずにするように
「ふふ、無能らしい言葉、悔しければなんとかすればいいのに、できないんだから。
なんとでも言ってください、首領様からの命を私は実行するだけですから」
「よさんか、まあいい、それで何をするつもりだ?」
「ふふ、ここで言ってもいいですけど、それじゃあ後々面白くありませんので楽しみにしておいてください、それでは」
そういって、コツコツと音を立て、静かに消えていった
「いいんですか?このままではわれらの立場はどんどんと」
「放っておけ、行っていることは間違ってはいないし、首領様の命を実行している忠実に、そこに間違いはないし成果もあげているんだ。
焦ることはない、ゆっくりとあいつがやるのをみるだけでいい、向こうがやってくれているんだ、結構なことだ、
仮にこのままうまくいくとも思えないしな、俺の勘だが」
「………」
・・・・・
「楽しかったね」
「そうだな」
所かわり、再びブルー……いや今は片桐直美、そして彼二人に場面が映る
「まあでもそろそろ帰らないとな……日も暮れそうだ」
「でも、せっかくまだカップルいたりするのに、これが学生っていう悲しい運命なのかなあ……」
一時の休息、いつもセイバーヒーローとして、司令塔として、そして今は……片桐直美そして、学生としての楽しいひと時。
仲間が崩れそうな中でも崩れないのは、彼がいてくれるから、特に何をしているというわけではないんだけど
つい、ふとした表情の変化が、私にとってはうれしいし、そして
「そういうな、俺は楽しかったし、それにずっとやってると、そういう気もなくなるだろ」
「そうね………あっ…!」
ふとしたことで、彼は私に軽くキスをした、そして
「こういったことも日常化すると味わえなくなる、だからこれがいいんだろうが」
「そうね………」
こうした何気ない気遣いが私に力を与えてくれる、今大変な状況でこうして前を見ていられるのも彼の存在があるからこそ……
そして帰ろうとしたときだった
「きゃああああ!!!!」
えっ何今の悲鳴?
「ど、どうしたのかしら???」
「よ、よくわからんけど、ひょっとしたらまた怪人が襲ってくるんじゃないか?
最近多いだろ」
「………」
「こりゃあデートどころじゃないし……」
「………」
「おい、どうしたんだ?ボーっとして何してんだ!」
間違いない私のセンサーからも反応が出てる、私、いや私たちセイバーヒーローは怪人が出ると反応する。
このセンサーは仲間たちが危機に陥った時も反応が出る便利なものだ。
すぐにでも変身して。
「ごめん、先に行ってて……私はやらなければいけないことがあるの……」
「何がだよ、なんだやりたいことって!この状況くらいわかるだろ!」
「ごめん、そういうことだから」
そういい、はぐらかすように私は彼のもとから離れて……そして私はセイバーブルーへと変身して
「待ちなさい!」
そういい、私は怪人を打ち倒そうとしていた……しかしおかしい……確かに押し気味だったが、いつになっても仲間は来ない……
もう怪人は倒せそうだと思った矢先だった。
「ふふふ」
「あなた、誰……?」
「私?私はジャックルの幹部、首領様に忠誠を誓うものの一人よ、ブルーセイバー……いえっ」
黒いボンテージに身を包んだその女の人は、笑みを浮かべ……
「片桐直美だったかしら、うふふ」
「どうして、私のこと………そんなありえない……」
これまでそんなことわからないように、誰にもわからないように普通に暮らしていたはずなのに
「ふふ、そう考え込むことないわ、あなたの正体はばれてないわ、私たち以外」
まるで、私の考えを見透かすようにその女の人は汚い笑みを浮かべる。
「かわいいわね、これがあの憎らしいセイバーヒーローとはね、
ああ、そうそう、なんで分かったかは簡単なこと、ジャックルは情報力が優れているそれだけのこと、なめてもらっては困るわ」
「へえありがたい忠告ですね、その素晴らしいジャックルの女幹部が何の御用かしら?今までの幹部は?」
「ふふ、今までの幹部を送っていたのは、言い訳がましいかもしれないけどね、
あなたたちを見くびっていたわ、力だけの能無しでもできると思ってたけど謝るわ、私はジャックルの首領様の右腕、あなたに興味があるの」
要約すると、あまり成果があがらなかったので、右腕本人が私を倒そうとしていることか………
「ご苦労なことね、ようするにそれで怖いから右腕のあなたが、私を始末しようって魂胆かしら」
「いいえ、少し違うわ、まあどうでもいいわ、すぐにわかること……はっ!」
「くっ、強い、いきなり仕掛けるさすがね、私も!」
さすがにジャックルの片腕と言われる女性幹部、汚い不意打ちもあるがそれを差し引いても強い、しかし次第に……
「たあ!!!!」
「ぐっ?この小娘……」
参謀という役割だが、彼女は戦闘能力が高いことは、当然知っていた、だがそれを差し引いても、女幹部にとっては想像以上だったようだ
「ちっ………このままでは………」
追い詰められていく女幹部、しかし
「(ふふ………)」
いきなりブルーセイバーとの戦いから逃げるように後方へと飛び移る
「待ちなさい!!!!」
いったいどこにそう思った矢先のこと……
「あれは、見つけたわ!さあもう逃げられないわ」
「ふふ……あははは!」
まるで勝利を宣言したかのような笑いを上げる。
「どうしたのかしら、負ける怖さで頭がおかしくなったの」
「その減らず口、もう叩けないわ、さあブルーセイバーこれを見なさい!」
それを見た瞬間私は凍りついたなぜなら………
「(そ、そんな……なんで……)」
そこには、変身する前に、確かに別れた彼が、なぜかとらえられていた
「ふふ、あなたのことは調査済みといったはず。
もちろん、この子がどんな関係なのかはわかる、とぼけてもいいわよ……その代り」
「ああ……な、何するんだ!俺なんか襲ったところで!」
「黙りなさい」
「ぐ、ぐあああ!!!」
「やめて!!!!!」
「あらそうだったわね、ブルーセイバー……いいえ、片桐直美……当然よね怖いのは」
「か、片桐直美………?えっブルーセイバーって………」
「…………」
今まで、知られないようにしてた……それはとても危険なことだから……
でも知られたんだ……ならとることは一つ……
「隠してごめん……でも私はあなたを守る!」
「ふっ……やっぱりな……お前が急にいなくなることがそもそもおかしかったし、
でも安心した。そんなすごい奴で、俺はブルーセイバーだったことがショックだったわけじゃないぞ、うれしいぞ、ヒーローに好きって言われるんだから」
その何気ない、気遣いが好きだからなんだけど………でもこんな状況なのにそれがうれしくて……
「ありがとう」
「でも、俺のためなんて思うな、お前は俺を巻き込んでも、セイバーヒーローとして目の前の奴をやるんだ!」
そんな光景が面白いのかニタニタ笑って
「あーら♪ほほえましいわね、でもこれでもあなたはできるか~しら♪」
グギギ!と音を立てていく、骨が折れるのではないかのギリギリで私の彼を締め上げていく
「か、かまうな、やれ!……オレは大……あぁぁぁ!!!!」
「無理はよくないわ、さあどうするブルーセイバー」
「………この外道……!!」
「なんとでも言いなさい……さあどうするの?」
この状況、明らかに私の返答しだいでは本気でやりかねない……でもそれだけは……もうやるしかなかった
「何をしてほしいの……?」
「物わかりがいいわね、そうねまずは……変身を解いて、何の抵抗もせず、丸腰で私のところまで来てもらおうかしら」
「それで、危害は加えないわね……」
「ええ、もちろん♪」
私は変身を解き、指示に従った、確かに苦しい選択ではあったが……彼をこのまま非情になんてできない……
他のセイバーヒーローも気づいているはず……だから来てくれる、そうなれば……そう思ったから
「ふふ、いい子、約束通り解放するわ、ほらっ!」
「直美……」
「大丈夫?ごめん……でもきっとなんとかなるわ」
そういい、彼は何とか無事だったがやはり私の元からは引き離される
当然のこと……何かされては人質がいなくなる
「さあ、これからどうするの……」
「そうね……まずは眠ってもらおうかしら……ねっ」
「そうだな」
「!?」
背後から聞こえる声、振り向く間もなく私は意識を失った
闇に消えるその間際、なぜか彼がうっすらと笑っている光景が見えた……
・・・・・
あれからどれだけの時が経っただろうか……どこだかわからない、私を支配しているのは……暗い……怖い……そんな場所みたいな
得体のしれない場所のような……そんな空気を読み取り、うっすらと意識が戻り私は覚醒した
「(こ……ここは……何これ……動かない……くっ、やはりこういうことか)」
私は、拘束されて身動きができない状態、まるで人質……いや人質というより
拘束のされ方……これではまるで、中世の何かの儀式のような拘束……
「私、これじゃあまるで……」
ジャックルは、悪の組織、数々の星々を支配し、そして、とらえた人を洗脳する。
その器具、まさにこんな感じだ……ヒーローとなった私にこんなこと……どういうこと???私を殺すんじゃないの……まさか
「あら、お目覚めのようね、大体のことはもうわかるわね」
「……殺すなら、殺しなさいよ!」
むしろそうしてくれたほうが助かる、ひょっとして私がこれからされることは、もしかしたら……それよりもむごい……
「ふふ、聡明で芯が強く、これまで数々の功績があるわ、これまで勝てたのもあなたのことがあってのことも……だから首領様はあなたをとらえるように命じたの
大体、殺すわけがないわこんなに私たちと遊んでくれたのに……しかも可愛いから」
これから何が行われるかもう想像することすら怖かった
「そもそも、生かしてここまで連れてこいと言ったのは、首領様
あなたたちセイバーヒーローの強さはあなたの力・頭脳があってのこと、だから、ですわよね首領様」
コツコツ
威風漂わす歩き、そしてそんな威風の前に現れた……
「う、嘘……どういう……」
信じられない光景が私の前で広がった
「な……なんで………」
「それは、俺が首領だからだ……」
私の前で彼、今までよくやってくれた彼が、私の憎むべき首領だと言い放った、だが……よくわからないそれならばなぜ……
「なぜ……私を殺さなかったの、どうして私に接近して……」
あんな大事に……して……
「確かに、最初は少しやってから、今まで散々私のかわいい部下たちを殺したから、すぐにでも殺してやろうと思った。
しかし、お前は人間にしてはかしこい、そのうえ純真、そんなやつを我が配下にしてしまえば、
闇の力の相乗効果により、ふさわしい存在となる。それはつまりこれから有利になるということだ」
なんてこと……それなのに、私浮かれて……それにセイバーたちと喧嘩して、あの人たちは私が浮かれているから注意しただけ。
なのに私は勝手に喧嘩して私は問題ないと思い込んで……前が見えてないのなんて私だったじゃない……
「ふふ、これから何が行われるわかるでしょうけど、怯えることはないわ素晴らしい愉しいことだけだから♪」
「ひっ!やっ、やめて!私にまとわりついてこないで!」
私を縛っていたものから、すり寄ってくる触手がせまり、私の体を遊び、そして破きいじめていく、痛い苦しいのに……
「「ああ!!!!こ、こんなああ!!!!あはああああぁぁl!!」
「あら、やだ、少し入れただけでこんなに嫌らしい声出すなんて♪ふふ、ならもっとやったらさぞや……私たちのいいえ、首領様の有能な部下として素晴らしい存在になるわね、
こんなに白いものをぶちまけるんだから♪きっと素晴らしい子になっていくわね、かわいがってあげる」
「や、やめて、これ以上されちゃうと……あひゃああ!!!!」
そういうと、胸をつかまれ、そして私の痴態すべてをさらされて、そして入れ込まれ
感じてしまい、思い知らされるように私がメスだと……
「ふふ、首領様これでよろしいですわよね?人間として接していたころのことでも思い出しますか?」
「好きにしろ」
そのやり取りの後、さらに私はまたぐられ、もう抵抗する気も失せている、それは行為ではなく、
彼が本当に首領だという絶望感、もうどうにもならないという思いから……次第に攻め続けられた私はだんだんと……
「うああ……あああんぁん!!!」
艶めかしい女の声、メスの声へと、喘ぎ声が濡れ聞こえ、快楽を感じ始め解放していく
「うあ……あ、ああん!!!」
女の喘ぎ声が漏れる、そこには人間を改造する部屋、長い時間をかけて入れられ、うずもれ喘ぎ快楽を享受する
「うふふ、長いことやらされて気持ちいいんでしょう、良いのよそうやって感じ逝って早く私たちと同じように、首領様に忠誠を尽くすものになるの」
ブルーセイバーのうちから染み出てきている女としての本能を叫び、触手に蝕まれ、
それをよしとしてきている、そんな彼女が、まるで一体化するように……
それに呼応するように
「あ……あはっ……あはあああ!!!」
いっそう張っていき、喘ぎを漏らした、もはや触手が忌むべき存在ではなくなりつつあるのか……抵抗なく慈しむかのごとく享受する。
肉欲にまみれた喘ぎは、かつての思想なぞ塗りつぶしていった。
彼女はすでにかなりの体を遊ばれ震えるように悦んでいたが、いっそう激しいのはここから
「い………いああああああ!!!!」
美しかった黒髪を振り乱しながら、己の絶望から歓喜に代わる絶叫を織り交ぜた。
首が上下に乱れ揺れ、いつの間にか胸も膨らみを見せバウンドを重ね、女としての悦な喜びを見せ開いた口からは、
小滝のごとき体液が垂れ、触手によって生まれていく女は、いつしか正義から逸脱した女へとなっていた
「気持ちいい……こんなことなら……」
だがそんな思考、気持ちいいそんなことすら考えられないほど、
絶頂が絶え間なく降り注いでいき、私がどういう存在になろうがそんなこと考えられないくらいにあえぎ悦ぶ。
すでに嫌らしいというそんな考えなぞ微塵もなく、正義という殻を破り新たなステップに入り込もうとしていた。
そしてそんな思考すら許さないのか、私を取り囲むように触手がまた喜びを与える
「うあ……あ、あ、あ、あ、っ!」
目を剥き、声も絶え絶えになっていく。
もはや何がどうなっているかそんな感覚すらなく、ただ本能に任せ喘いでいる
それに反応するかのごとくさらに与えられていく
「あっ!あっ!あっ!あっ!」
そこから触手から私の何かがとられていく。
正義の源だ、私たちセイバーヒーローは、心を動力にして、その慈しむ心、悪を許さない心、いわゆる人として持っていなくてはいけない心だ
それが触手によって蝕まれていく人間としての悦びを与えるのはそのため、そして一番大事な正義の源を吸い取るため。
簡単なことだ、それがなくなればセイバーヒーローではなくなる、そしてそこから新たな闇の力を入れていけば配下となる、それが彼らのやり方抗うすべどころか従属していくのだから
ズクン
ズクン
ズクン
「あっ!あっ!あっ!ああっ!!!」
その心を吸われるたびに、全身を快楽が包み込み、私をどうしようもない世界に連れて行く。
それを受け入れていくたびに背が反り返り、髪が空を舞い、胸が揺れる、正義の心を吸われて闇の力に変えられ、闇の心にしていくことは、まるで射精するように……
当然女性である、しかもそんな経験もない直美にとって……それは未知のことであると同時に、言いようのない喜びを与えていった。
自分が自分でなくなる……絶頂という余韻がそれをなくし、ただ、ただ、うずもれていく、そしてそのうずもれることすら、快楽として喘ぐことしかできない
「あ、ああ……は、ああ・・・・・・・」
次第に触手は動きを止める、喜びを十分に与えたことによるものか、闇の力の制御が難しくなるか、そんなことどうでもいいことではあるが
そんな変えられる姿を終始眺めていた女幹部が、ゆっくり近づき優しく髪を撫で上げて、そして耳元で
「いい、喘ぎ声よ感じちゃう……そうやって、すべてをゆだねて私たちと一緒になるの」
妖艶な女の笑みを浮かべて言った。変化に満足げに微笑んだ女幹部の前に直美の顔は、
いまだ熱でも浮かされたような表情であったが、その顔からは悦びの顔が見て取れていた
闇の力から得られる快楽からは、淫ら色に染まった唇が、かすかな笑みを表現するようになっていた
その悦びに応じるように触手たちが、さらなる高みに連れて行くといわんばかりに再び、彼女と一体化するように犯していく
そして、その吸われ、与える魔力がさらなる快感にすり替わり、正義の心から黒い闇の心に……
セイバーとしての誇りはとうに消え失せようとしていた、与えられる量も限りなく、本人が望む限りどこまでも
そして本人はそれをいつの間にか受け入れていき、ただ快楽のためだけに……
自分が本当に自分がなくなるまでその快楽を、愉しみ奪い取っていった
「あう、ああ……」
その思いにこたえるかのごとき、触手が再び注ぎ込んでいく、淡い快感となって直美を包んでいく
「あ、いや……ああん」
トクントクン
甘い、ホワンとしたエネルギーがついに体だけで収まらなくなり、腰に集まる……直美の頬が紅に染まっていく
「あ、ひ……いい……あぁ……あっ!!!」
腰に集まってくる闇の力、それは不思議なことに直美を安心させた
まるで女神に抱かれるかのような安心感
優しい言葉で眠りにつく赤ん坊のようなそんな感じ……
何も考えられなくなっていく、吸われ続けた結果、違う考えが私を支配していく。
正義としてこれまで力をふるっていた……だがどうだろうか、私が期待していたあの二人は来なかった
そればかりかこの人たちは、こんなに気持ちいいことをしてくれて、まるで本当の神様のようにいいことを………
そこへ、まるでわかっていたかのように相手が動きを見せる
「さて、ここからは俺の仕事だな、下がっていろ」
「わかりました首領様」
気持ちが傾きかけたところに、追い打ちをかけるようにささやいてきた
「あの二人は来ない、それはなぜかわかるか……?」
「わからない………」
「お前は用済みになったんだ」
「用済み………?」
冷淡に次々と私の胸を突き刺していく
「そうであろう、私の情報が確かなら、お前たちは仲間が危機に陥ればそれを感知できるはず。
こんな状況ならなおさらな、それでもこないんだぞ」
「…………」
勝ち誇ったかのように、手中に収めたかのごとく次々とまくし立てて行く。
「人間というのはつくづく下らんな、くだらない喧嘩をして、平気で裏切ってしまう、
だから我々が管理しようというのに、下らんセイバーヒーローにそそのかされて、だがお前は人間として優秀なのを隣でずっと見ていた。
俺はそんなお前を助けたいんだ」
「ふえっ?」
思ってもない一言が飛ぶ
「不思議に思わないか?人間とは身勝手だ、自分で何もしようとせず、常に誰かに助けを求め、気に入らないとならば、平気で切り捨てるお前のように」
「………」
否定ができない……私がこんな目にあってるのに………未だくる気配はない
一方セイバーヒーローたちは
「くっ、次から次へと湧いて出て、ブルーがやばいのはわかってるのに!どきなさいよ!!!!」
必死に助けようとしているのを、ジャックルがまるでここに来させないように……すべてはこのために
「だが、私たちは違う決して見捨てない……だからこそ、お前を見定め、ともにやっていけそうだったか、らここまでやったのだ」
「…………」
嘘を言っているような目でもなかった、そしてその顔は一緒に過ごした彼の顔だった。
これが彼、本来……そして、今も彼女たちは来ない………そんな彼女たちが守ろうとしている世界なんて、彼らの言うように、ひょっとしてくだらないことではないのか……
これまでのことにより、行為が事実が積み重なり歪んでいく、それは今も続いて
「どうだ、いいだろう、一緒になればずっと一緒に居られ、こんなにも気持ちよく……」
「いい………ぃ」
くだらないわ正義なんて……正義といいつつ、自分の気に入らない奴は排除しようとして、ばかばかしい……
それに比べ、あの人は、悪の組織と言われていたが、実際は逆だったのではないか……度量があり、かつては敵だったのに、それなのに私を認め
こんなにいいことして仲間だという気持ちで向き合っている……
ひょっとしておかしいのはこの地球……いいえ、人間たち……だから悪と決めつけて、こんなにも紳士で気持ちいいことをするのに
「あっああん!」
そんな考えも吹き飛び、私は行為とそして首領様の懐の深さに惹かれていき、いよいよ陥落した
・・・・・・
「あはあ・・・・・・・あはぁ……」
最後の仕上げ、受け入れたのを分かったかのように、触手はまるで私と一体化するかのごとく中に入っていった
いよいよすべての力を私に授けようとした、それは首領が完全に配下に収め、そして私がそれを受け入れたという証に他ならない
すべてを受け止め、口元を快楽に緩め、すべてのこれまでの偽りのものだった価値観を捨てて生まれ変わっていく。
すべてが闇によって満たされて……形を変えていく
直美という人間をベースに背中からは幻想的な美しい羽が生えていき、胸が大きく膨らみ、女の喜びを形にする
「気持ちいい……ああ、なんて気持ちいいの……」
ああぁぁ、ありがとう……ございます首領様……新しい、いいえ、本当の私を見つけていただき……
全身全霊をもってこの体、身も心も捧げます。私に女としての喜びを与え、私を受け入れてくれたこと、生涯かけて守ります。それに引き替え人間どもなど、何も考えもせず決めつけて
それに騙されていた私も……
「(けがらわしい、忌まわしい……この体……この力で人間どもを私たちの奴隷にしてあげます。
言っても聞かない奴は、どんなやり方でも屈伏してあげる……だから安心してください首領様)」
そしてすべてが解放され、触手も私の中で消えていき、私は生まれ変わった、まだ悦に漏れ聞こえる声が、素晴らしい心地よさを出していた
黒髪だったものも青色へと変わり、誰よりも引き裂く爪、
そして何より美しさを際立たせる幻想的な大きな羽が生えていた。
そして人間味を残した胸・体、邪魔な部分がそぎ落とされ洗練された素晴らしい体へと生まれ変わっていた。
出てくる空気はすべての人間を惑わす完璧なる容姿となっていた。
変貌した体を確かめるように触る
「ああん………」
この体素晴らしい……
コツコツ
「ふふ、終わったようね、なかなか素晴らしい出来栄えね」
「こ、これが私………あぁぁ……これであのセイバーたちをやるわけね……うふふ」
「そうよ、あなたは私たちジャックルの一員、これからは好きなようにあなたの好きなことをしてもいいの」
ジャックルってそういえば……いろいろ
「あなたたちは、どうして人間たちを襲っては食べてたの?」
私は今後のために先輩に聞いておく義務があるべきだと思い聞いてみた、するとその人は舌なめずりするように……
「決まってるわ、食事はおいしいもの、食べたら一部となってさらなる力が得られるの、特に絶望感があればあるほどね……もっともそれは人間だけには限らない、でもこの星でそんな感情があるのは人間だけ、
だから食べるの、かまわないでしょう、もともと屑で常に誰かを虐げ、そして、気に入らなければ、例えかつての仲間ですら見捨てるのだからね」
「そう………」
「さあじゃあ行こうかしら……あなたにいろいろと教えないとね、ジャックルとしてのことを」
「そうね………」
そうどんな味がするのか、私は実践しないと……
「今から絶望にあえぐあなたによってね」
「!!!!!」
一瞬だった、当然何でも従うと思い込んでいた、ものだから当然、こんな展開など予期しているわけがない
「ぐはっ……あなた………何を………」
「ふふ……うふふ……あはははは!」
私は、すべてを確信したように高笑いを上げ
「何?そんなの決まってるじゃないですか?食べるからですよ、あなた言ったじゃないですか……絶望に染まればそれは人間も例外ではないと、
ちょっとこびりついたものを今食べてるだけでもおいしい、ふふ、これなら襲う理由もわかります」
「そ、そんなことじゃなく……ど、どうして???」
そんなことを聞くのかそんなこと決まってる……
「ふふ、私確かに、今まで感じたことのないことを感じて、そうして解放してくれたこと……首領様に忠誠を尽くすのは嘘じゃありません、
でも……あなたは違う、あなたなんかがあの首領様にずっといたと思うと吐き気がする、首領様は私一人でいいんです」
「そ、そんなことを言っても……もし……やつらが一斉に襲い掛かったら」
「ふふ、だから食べて力にしてやるって言ってるんじゃないですか、大体私一人でさえまともに勝てなかったのですから足手まといです。
だから私の中で生かしてやって、一緒に首領様とやっていく、優しいですよね……あはは♪」
もはや別人としか言いようがなかった。生まれ変わる前のセイバーブルー……いや、片桐直美はかけらもなかった。
首領にのみ忠誠を尽くす、新たな女幹部の冷酷ながら美しい女の誕生だった。
「怯えないで、とっても気持ちいいことなんでしょ、さあ私の一部になるの、今から引きずり出して一つに」
「あ………あぁぁぁ!!!!」
その叫びが最後の声だった、私は彼女の生の臓を取出し、思いっきりむさぼりつくした。
その一つ一つを私は大事に掬い取り……そのたびにたまらない感覚が私の中に宿りうっとりとした表情で……初めて味わう感覚に悦び酔いしれた
「こ、これが新たな快感……聞いていたけど実感するとたまらない……♪」
それが一つ一つが流れ込むと体に力が張り、新たに、自分が今までにない栄養として、そしてそれに悦び、改めて自分が生まれかわったことを実感し、
それがまたスパイスとなって喜びを味わっていた。
「うふふ、これなら……きっと」
首領様に見初められ、そして私を見捨てた……いいえ、見捨てたからいいわね、問題は今の今まであの首領様に逆らっていた馬鹿たちに報いを受けさせてあげないと♪
・・・・・
「ふふ、ずいぶんと派手にやったな」
「首領様……」
特に驚いた様子はない、むしろやってくれたかと言わんばかりに見えた、さすがは首領様だ、何でもお見通しだったわけだ
「二人の時は、人間の時の感じでいいぞ、あくまで二人の時だが」
「ああ………ありがとうございます、私、首領様に絶対忠誠を誓い、生涯かけ守り抜くことを誓います」
「さて、それでは早速だが、やつらがここに来るようだ、散々部下たちがここにおびき寄せるように、仕向けたからな、デビュー戦としてお前がお迎えするのだ」
「はい、私もとっても楽しみです♪」
そう、私を生まれ変わらせこの世の悦びを教えてくれた首領様に、これからセイバーどもが来るはずだ……
楽しみだわどんな顔をして私を見てくれるのかしら……ぞくぞくしちゃう……
そして首領様と一緒に……さあ早く来なさい、やりたくてたまらないの