窓の前に立ち尽くす少年は屋内の行為を見つめ自分のペニスを激しくこすり挙げる。
身長も高く、僕と同じくらいか少し大きいかもしれない。只、体つきは尋常でない。
というのは、修君と同い歳だから短パンであるが、鍛え上げられたボディビルダーのように肩や胸の筋肉が盛り上がり、何年か前流行した日焼けサロンに通っているかのような外見である。もちろん、通ってるはずも無いから外で日に焼けてそのような姿になったのだろうとは思うけど。
 なぜこんなところで?という疑念が湧いたのだが、今はそれよりも窓から遠ざける必要がある。
「何してるんですか?」
穏やかに話し掛ける。彼は僕の姿を認めると、驚愕し身づくろいもそこそこにに走って逃げ出した。ただ、立ち去る間際こちらを一瞥すると僅かに笑顔が見えたような気がする。警備員が常駐し順次見回っている為か、地元の住人はあまり別荘地の中にまで訪れることは少ない。彼がオナニーをしていた場所までくると中で修君に後ろから責められる姉の姿がはっきりと見えた。ショートカットの髪が突かれるたびに激しく揺れ、わずかに窓の外まで声が漏れる。窓の下の壁や木製の床には黒っぽい染みが点在している。かなり長い間ここにいたと思われる。姉の痴態を一部始終見つめていたのだ。明日彼に会いに行こうと決めると、気付かれないようにリビングへ戻った。ダイニングテーブルでの行為はそれから延々と続き初体験の亮君は今晩だけで最低4回姉の中に精を放った。窓の外が仄かに明るくなってきていた。

 
  目を覚ますと急いで姉の姿を探した。姉はぐっすりと修君と一緒に眠っている。
眠りについた時間はそれほど変わらない筈だが体力の消耗の点では3人のほうが疲れて居るはずだし、3人を起こさないようにそっとベッドを抜け出した。着替えて自分で簡単な朝食を4人分作った。一人で食事をしてると姉が起きて来た。
「あっ、ごめんね。起こしてくれれば良かったのに。」
いつもだったらニコニコしながら側に近づいて、うかうかしてると朝のキスまでしてこようとする姉が、今朝に限っては笑顔さえ見ることが出来ない。
「シャワーでも浴びてくれば?まだ半分寝てるじゃない。」
僕の勧めに姉は素直に従うと、バスルームからシャワーの音が微かにし始めた。
戻ってきた姉はいくらか元気を取り戻し、追加で作ってくれた料理を食べながら久しぶりに2人きりでの朝食を取った。胸当てのついた短いエプロンに包まれた姉の後姿を見ながらそのお尻の辺りを見ていると我慢できなくなり、姉を後ろから抱きしめペニスを押し付ける。
「だめよ、朝から何考えてるの?」
甘い声で非難してる割には手は僕の強張に当てられ、刺激を加えてくる。
「だって、夕べ出してくれなかったから、こうなったんだよ。」
「じゃあ、今夜たくさん出してあげる」
「ねえあっちの部屋に行こうよ」
半ば強引に小さい方の寝室へ連れて行った。ベッドに押し倒すと姉の口内へ舌をねじ込む。目を閉じた姉は僕の舌を柔らかく受け止める。エプロンとスカートに包まれたお尻の感触を楽しんでいるうちに、ベルトを外されズボンの中の勃起したペニスは姉の掌に包まれた。
「ねえ、口でしてくれない?」
と言う僕の言葉に、一瞬動きを止めた姉であったが、そのまま体の向きを変え初めての経験を期待するペニスに姉の顔が被さっていく。弟のペニスを咥えて僕の方を上目遣いに見つめる。姉の口内の温もりと柔らかく絡む舌の動き、吸引される刺激と摩擦による刺激、よく表現される{ぬめっとした}と言う表現が初めて実感として理解できた。顔を動かし、本格的になった姉のフェラチオに簡単に降伏しそうになる。少しでもこの感覚を長い時間味わっていたかったが姉の姿を見た途端勃起していた僕自身は背中から伝わってくる刺激の波動に耐え切れずに息を止め開放の快感を楽しんだ。姉は顔をしかめ体液を飲み下し、なおも吸い付いてくる。名残惜しそうに、まだ強張りの取れていない肉茎を舐め上げると、照れたように笑った。
「はい、しまいましょうねー」
まるで、赤ん坊をあやすように言いながら僕の服装を整えると、
「コーヒーのむでしょう?」
ベッドから起き上がり、いつもの朝のキスをしてキッチンの方へ戻っていった。
僕のペニスを包んだ唇と今キスをしていった唇が同じ物である事に気付き、苦笑いを浮かべ自分の唇に触れながら姉の跡を追っていった。

冷たく濡れたグラスからコーヒーを飲みながら、思い出したように
「昨日そういえば、あの廃屋に住んでいる親子の男の子ほうを見かけたよ。
確か修君と同い年だったよね」
サラダを口に運んでいた姉の手が止まった。
「ええ、そうよ。どこであったの?」
「赤い屋根の別荘があるでしょう?あそこの前でだよ。」
今居るところから考えると、その別荘は親子が住む廃屋の延長線上になる。
場所と時間は出鱈目だったが、会った事には変わりない。
「下の名前は名前なんて言ったかな?」
僕の問に姉は答えて、
「修君たち去年お友達になったみたいだから知ってるんじゃないの?」
「へー知らなかった。友達だったのか。」
本当に初耳で、去年の事を思い出していると。ここから車で一時間程離れたところにある。同級生の親の実家に2晩泊まった事を思い出した。
3日目が自宅に戻る日になっていたから、姉が迎えにくるというのを断わり、自分ひとりで家まで帰っていったのを覚えている。姉と従兄弟は車で東京まで帰り、僕は列車で戻っていった。そして、帰ってみると姉は帰宅途中に立ち寄ったレストランで食べたものが悪かったらしくて、入院をしていた。父は訴えるとかいって息巻いていたが、姉に止められ結局3日間程病院にいて元気になって退院したのだった。姉の親友がお医者さんで世話になったとか・・・。去年僕が居ない2日の間にここで何があったのか?僕の居ない2日の間に、あの少年と仲良くなったに違いないから。

別荘がある地区を抜けて、雑木林の中の細い道路を抜けると右手に色々な野菜を植えてある畑が見えてくる。おそらく自宅で食べる為の作物で農家の人が作った畑の野菜に比べれば見劣りはするんだろうが雑草も生えてないし、暑い日ざしに照らされているが、葉も萎れる事無く元気に風に揺れていた。母屋の前の今時珍しい小川の流れを利用した洗い場で一心に大根を洗っていたのが昨夜覗きをしていた少年である。
父親が居たらまずいかなと案じていたが、姿は見えず不在のようだから少し安心して、その背中に声を掛けた。
「こんにちは、軽部さんでしょう?」
すぐに振り返りこちらを向き直り立ち上がる。昨夜見た逞しい体を改めて明るい日中に見て、その迫力に圧倒される。何回も洗濯をされくたびれたTシャツ。既に小さくなっている灰色の短パン。そして、その中に窮屈そうに収まっているペニスの形がくっきりと浮かび上がる。
「軽部さんですよね?」
改めて尋ねると、慌しく首を縦に振る。途中買ってきた飲み物を渡すと初めて小さな声でありがとうといった。
「今日なぜ来たか分かるよね?」
肉体的な迫力には押されるけど、年齢では僕の方が上だし、気押される感情を押し殺し、
「もし、今度あんなことあったら警察に電話するからね。そうなったらここにも住めなくなるよ。」
肉体的な迫力とは対照的な声でもうしない事を約束してくれた。
近所の人や役場の好意で辛うじて住むところを確保してるのは本人も理解してるらしく、渡された飲み物にも手をつけず、直立している。思ったより素直で安心した僕は、木陰に誘い、缶を開けた。
こちらが飲み始めて、初めて自分の手の中の物に気付いたように缶のプルトップを空けた。こちらが質問をしても、小さな声で最小限のことしか答えてもらえないが、根気良く会話した結果ようやくいくつかの事が分かった。父親は林業を手伝っていて山へ入ると2週間から3週間戻ってこない事、学校へはいける状態なのだがあまり行ってない事、身の廻りの事は殆ど自分でできる事、そして去年の夏に昆虫採集を通じて従兄弟達と知り合ったこと、僕と同じで死別だか生きてるのかわかんないけど母親とは会ってない事。
あまり入浴も満足にしてないらしく異臭がするし、身近に世話をしてくれる大人が居ないということが身なりを見ても想像できた。

 姉の細く真っ白な体が組敷かれ、この少年の日に焼けた体が腰を割り重なっていく光景が頭に浮かんだ。妄想の中の姉は拒絶しながらもその体を貪られている。身動き1つ出来ないまま、姉は苦悶の表情を浮かべ射精が済み開放される事だけを願っている・・・。そんな事を考えているうちに、今夜夕食に来るように誘ってしまった。
戸惑う少年に対して、僕の発した言葉は一言で充分だった。
「また見たくない?」

 別荘へ戻ると姉に少年が夕ご飯を食べに来る事を告げた。
「貴一もいるんでしょう?」と尋ねてくる。
「うん、もちろん。僕がおいでよって言ったんだ。」
「じゃあ、いいわよ」
「あいつ1人で生活してるみたいだし大変そうだから、なにか
美味しい物でも作ってよ」
「うん、わかった。利明君が好きそうな物を作ろうか・・。」
さっき名前は知らないって言ってなかった・・・・・?

 夕方6時過ぎに、従兄弟2人を迎えにやった。30分ほどで3人連れ立って戻ってくる。まずシャワーで汗を流して、着替えは僕のをあげる事にしたがやっぱり少し窮屈そうだ。彼を含めた5人で食べる夕食は8時ぐらい
におわる。男ばかり4人でテレビを見ていた時、姉が飲み物と手作りのデザートを持ってきてくれた。今夜は姉と2人で小さい方の寝室を使う事にしている。僕はソファーで寝転び、姉の膝枕でテレビの画面に見入る振りをしていたが、従兄弟と利明君の視線が姉の体に絡み付くように投げかけられるのに気付いていた。姉もそれに気付いてるからこそ、僕の側から離れないのだと思った。
 夜10時を過ぎた頃、姉がバスルームを使い始めた。別にリビングから姉が入浴する姿が見えるわけでもないけど、チラチラとバスルームのドアへ視線が向く3人の様子がおかしく、また彼らの姉に対する欲望の大きさが感じられた。入浴時間はいつも長く大体1時間近くは掛かっている。姉が居なくなって10分を過ぎた頃本棚にある本の背表紙を眺め始めた。そして、本棚の一番下に着いてる引出しを開けた。そこには、縛られた女の人の写真集が3冊・ロープ・ベルト等が袋の中に一緒に入っていた。
「あれ?この袋はなんだろう?」何気なく取り出し、中を確かめずにテレビを見ている修君のすぐ前に置いた。なお、しばらく本棚の背表紙を眺めた後。
「僕、去年行った友達の実家まで行ってくるよ。姉さんうるさいから、こっそり出るから、後頼んだよ。」と修君に伝えた。もちろん、3人は止める筈も無く、無事に出ることができた。屋外に出た僕は、リビングとキッチンを覗く事ができる蛇腹式のガラス戸のとこまで行った。網戸になってるため顔を近づけて覗いてもばれる気遣いは少ないはずだ。中を覗くと3人で額を寄せ合うように写真に見入っている。ただ先程と違うのは利明君が真中に座り亮君を縛る素振りを見せるなど、中心人物になって居る。僕が居る時は遠慮がちだったのが、随分様子が違うようだ。丁度一時間が過ぎた頃バスルームのドアが開き姉が濡れた髪を拭きながらリビングへ戻ってきた。僕の姿が無い事に気付いたのだろう、すぐに寝室のドアを開けて探してるようであった。そして、携帯電話を掛け始める。
携帯は僕のポケットに入っているが、その電源は切られている。すこし姉が可哀想になり自分の携帯電話を取り出そうとした時に姉の悲鳴が聞こえた。

 姉が後ろから抱きかかえられリビングへ入ってくる。腰へ廻された太く黒い腕は利明君のものであった。姉は手足をばたつかせるが、力では叶うはず無くフロアの上に押し倒される。なおも手足をばたつかせ押しのけようとするが、業を煮やした少年の手が姉の顔と言わず頭と言わず振り下ろされた。
鈍い音が外まで響き姉は顔を庇い許しを乞い始める。姉の抵抗が止んだと見た利明はそのまま服を脱ぎ始め、昨夜見たあの陰茎が飛び出してくる。その凶器じみた性器を見た姉は再び体を起こし逃げようとするが、両足をタックルされるようにして倒された。うつ伏せに倒れた姉の髪を左手で掴み床に押し付け動けなくすると、右手は姉のパジャマをずり下げ、下着も毟り取るように脚から外してしまった。なおも這うように逃げようとする姉の丸いお尻に利明君の顔が被さっていく。両手でお尻の谷間を開きさらけ出される。
恥ずかしい部分を貪るように舌が這いまわっているのだろう。ただ姉の反応は昨日とは全く違う。姉の顔は涙で濡れ、力の限り少年の顔を自分の性器から遠ざけようとしてるのが見て取れる。ただ、力の差は圧倒的のようで、姉の両足はいとも容易く開かれ細い腰を下から持ち上げられ隠し様も無いその秘部は舌と唇により蹂躙されている。胡座をかいた男の子に秘部を捧げ脚は大きく開き辛うじて体を支えている、上体と顔は床に押し付けられ、屈辱に耐える姉の口からは嗚咽が漏れ始めている。顔を小さく左右に振り姉の粘膜を残らず味わうかのような愛撫が30分以上続いていった。
立ち上がった利明君は軽々と姉の腰を持ち上げ、自分の性器の高さへ姉の体を合わせる。無様に脚を開いて体を支え、両腕は床につけ体を支える。
あの姉がこんな浅ましい格好で少年を迎え入れるとは・・・・。同じ姿をネット上の成人向け画像で見た経験はあり、そのスタイルが立ちバックと呼ばれる体位であるという知識はあるものの、今の自分の体力腕力では到底出来ないのはすぐに想像できた。修君と亮君が姉の体を押さえつけ体を固定しゆっくりと肉の凶器が侵入を開始した。姉の両手の動きを封じた2人は胸の柔らかい肉の丘に手を伸ばす。
「いやーー!!」外まではっきり聞こえる程の叫び声がすると姉の体が前後に揺れ始める。大きく腰を引き下半身全体がぶつかるように姉のお尻に突き当たる。
昨夜の光景には犯される姉の方にも快感を分け合う感じがあったのだが、今夜の光景には只一方的に貪られる女の姿しか見ることが出来ない。亮君が姉の体の下に潜り込み挿入されている部分を覗き込んでいる。姉の表情は窺い知る事が出来なかったが女らしい丸みを持った腰は黒い手にがっちりと掴まれ、少年に快感を与え続けている。姉の意思に拘わらず、姉の与える気持ち良さを満喫する少年を覗き見する興奮は昨日までのものとは全く違っているものなのだが、助けようとする気持ちは起きない。動物の唸り声のようなものが室内から聞こえ狂ったように下半身が臀部に打ち付けられる。あの大きな陰茎が小柄な姉の体内に激しく出し入れされる光景に違和感を感じながら僕の右手は自分の体液で濡れていった。
「もう止めて下さい・・・お願い・・」と懇願する声をあざ笑うかのように利明君は姉の中に精液を放出していった・・。
 利明君の体が離れるとすぐに仰向けに伸びた姉の体に修君がむしゃぶりつく、ご馳走を前にお預けを長い時間された飼い犬のように忙しなく乳首を口に含み、そして唇に舌を差込む。ブリーフを脱ぐと待ちかねたようにペニスが飛び出し無抵抗の姉の体の中に差込まれていった・・・・。


 次々と姉の中に放出を繰り返す3人を凝視しながらオナニーを繰り返した僕は建物の壁を背に、そして窓から漏れる姉の苦痛とも快感ともとれる喘ぎ声を聞きながら、杜の闇を見つめていた。でも、あと30分もたつと中の光景を見ながら自分の性器を刺激しオナニーを繰り返す事はわかっていた。興奮と疲労と睡眠不足のせいか頭の芯が熱っぽい。僕自身の正常な判断も狂ってしまってるのだろう。
 「やめなさい!!」何かを制止しようとする姉の切迫した声が聞こえる。その声だけで僕の下腹部に血液が集まっていくのを感じながら、再び中の光景に目を向けた。

まだ、つづきます。次回最終回予定です。

 

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