TBSラジオは27日、都市部で深刻化しているAM放送の受信障害を解消するため、FM放送への参入を検討することを明らかにした。AMの難聴取対策をめぐっては、ニッポン放送が同様の方針を表明している。
TBSラジオによると、FM局への完全移行ではなく、AMの番組をFMでも同時に流すことを想定している。総務省や民放連が検討していたラジオのデジタル化は、多額の費用がかかるため見送る。
TBSホールディングスの石原俊爾社長は定例記者会見で「厳しい経営環境の中でどうラジオの使命を果たしていくかを考えれば、一番合理的な判断ではないか」と述べた。
[2013/3/27-18:09 スポーツ報知]