11月17日、韓国の学者や市民ら約100人があつまり、ソウルで「韓国九条の会」が結成された。大江健三郎氏などの呼びかけで結成された日本の「九条の会」はすでに7,000近いというが、いよいよ世界にと広がる。
結成の中心になった伊海東・成均館大教授は「平和憲法は日本に侵略された国の人々の平和の願いも含まれた世界の希望だ」と評価。その上で「自らの社会で平和を追求しない者は他国のことにかかわることはできない」と、韓国での平和運動の拡大をよびかけ、日本の護憲運動を応援するとともに、朝鮮半島で平和憲法を実現することを目標に活動をするのだという。
結成式に参加した須田稔・立命館大名誉教授は、憲法の非武装理念は、「1950年の朝鮮戦争勃発とともに米国の意向に沿ってゆがめられてきた」と、朝鮮半島と憲法の関係を指摘。「日本とその植民地だった韓国の人が手を取り、平和憲法の理念を広げることで東アジアに非核地帯をつくりたい」と強調した。(この項、19日付【日本海新聞】より編集)
世界会議の映像ドキュメント
さっそくネット右翼の攻撃がすさまじい。どの主張も「内政干渉」という似たり寄ったりなものだが、戦争の世紀=20世紀を超えて平和と友好の21世紀を切り拓こうと言う世界の人々にとって、日本国憲法九条がどんなに輝かしいものとなっているかなど、目にも入らぬのだろう、偏狭なこの人たちには。
来年5月には、いよいよ「9条世界会議」が開かれる。
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