伊藤千尋

伊藤千尋さんの活動

メッセージ・最新情報

 

2013年3月11日 更新

2013年1月 伊藤千尋

米軍機が学校に落ちても基地はあり続けるし、それどころか危険なオスプレイだって飛ぶようになった。いくら声を上げても、日本から米軍基地がなくなるはずがない、同じように原発だってなくすことなんてできないさ、という声を聞く。民主党の失政のあと、もっとひどい安倍自民党に戻った日本の政治を見ていると、暗い気持ちに陥るのも無理はない。だが日本だけしか見ていないから、こんな風に悲観的な気持ちになるのだ。
世界は違う。基地が消え、原発も消えているのが、今の世界の明らかな流れだ。日本を見て絶望する人でも、世界をきちんと見れば自信がわいてくる。今こそ奮い立つ時だ。不戦の心の背後には、無念に散った人類の魂がある。世界の共感がある。時代の流れを受け継ぐのは、「棚ボタ」で政権を得た政党ではなく、歴史を正しく担う者である。
(シネ・フロント第385号より)


伊藤千尋さん、100カ所を超える講演活動、ラジオにも出演

2012年も100カ所を超え(なんと111回!)講演をした伊藤千尋さん。今年もすでに20カ所近く講演しています。
3月8日には、夜に京都で講演した後、午後11時50分過ぎから約30分、TBSラジオ「Dig」に出演し、「ベネズエラ・チャベス大統領、彼の死後の中南米」について語りました。
あっという間の30分で、時間の関係で語れなかったこともたくさんありました。
ぜひ、ベネズエラや中南米の変革について詳しく報告している『変革の時代』を読んで、もっとベネズエラのこと、中南米について知っていただけると嬉しいです。
放送は、野球中継が伸びたためラジオではまったく聴くことができませんでしたが、インターネットで聴くことができました。
放送を聴かれた方から、以下のような感想が届いています。一部を紹介します。

<水俣のTさん>
ラジオ出演お知らせのメールチェックしたのが23時20分。慌ててご案内のHTMLをクリックし、最後の質問だけ聞けました。格差是正と米国との対等な関係構築を! 歯切れの良さにスカッとしました! さすが伊藤さん!

<長崎のSさん>
こんな番組があると初めて知りました。久しぶりに伊藤さんのナマの声を聴けて嬉しかったです。チャベス大統領は「ブッシュを悪魔よばわりした大統領」という印象くらいしか持っていなかったのですが、伊藤さんのお話で「ベネズエラの寅さん」のような方であったことや、「5時間テレビでレッドカードを出す」吉本芸人みたい、など人間味あふれるチャベス像が浮かんできました。彼のようにカリスマ性のある後継者がいないことは、ベネズエラ一国の問題にとどまらず、中南米全体の問題ですね。伊藤さんの『反米大陸』を改めて開くとき、南米に生きる人々は、チャベス一人の死であっさり親米に覆るような人々ではない、と信じます。

<熊本のKさん>
久々に伊藤さんの明快なお話で、色々なことが分かりました。チャベスは私も好きでしたが、ゲバラ程ではなかったので、伊藤さんの話で改めて好きになりました。中南米のみならず、世界は大きなものを失ったのですね。映画『ミッシング』(だったかな?)の再来もありうるのでしょか? これから、また中南米も注視していかなければと思います。

<長野のKさん>
放送を聞くことができました。チャベス死去の報道を見て、伊藤千尋さんを思い出していたところでした。さすがに、明快! ベネズエラの様子がよく伝わってきました。久しぶりに伊藤さんの声を聞けて嬉しかったです。

<高知のKご夫妻>
私たちもチャベスは大好きでしたので、知らない面も聞けて興味深かったです。「チャベスは寅さん」というのには笑ってしまいました。 マンションに中南米出身の友人がいて、いろんな情報を教えてくれて、チャベスは快復しないだろうと聞いてはいたのですが、残念です。情況が後退しなければいいのですが。腹が立つこと!!!!!高知県をオスプレイが飛び、訓練飛行をしました。許せません!最終日の8日はオスプレイではなく戦闘機が飛来し、早明浦ダム付近で急上昇、急降下を繰り返したそうです。日本は米国の植民地ですか!いまだに占領地ですか!沖縄の問題は日本全土の問題ですよね!


『活憲の時代』改訂版、緊急出版!

改憲の動きが急になっている今、『活憲の時代』の増補改訂版を緊急出版することになりました。発行は、4月下旬をめざします。
同じ平和憲法をもつコスタリカの最近の状況、また、昨年12月に亡くなられたベアテ・シロタ・ゴードンさんのこと、尖閣諸島問題など外交問題はどう解決すべきかについて書き下ろした、いつもの伊藤さんの明解な文章を新たに収録します。
詳細が決まり次第、本サイトでお知らせします。大いに活用してください。
*数年前から準備をしていた講演集の第3弾「旅の時代(仮題)」は、今夏に出版します。お楽しみに!

 

2012年3月30日 更新

伊藤千尋さんからみなさんに「311から一年」のメッセージが届きました。
伊藤さんも書いておられるように、現在、国内の原発で稼働しているのは1基だけ。その一基、北海道の泊原発が定期検査に入ると稼働ゼロになります。当初は4月下旬に定期検査に入り4月中に稼働ゼロになる予定でしたが、このほど5月5日に検査に入ることが発表されました。4月中に「再稼働を」と発言している関係者もいて、「原発ゼロ」の状態を回避しようとやっきになっています。
私たち「君の星は輝いている会」では、原発がなくてもやっていけることを分かり易く語る伊藤千尋さんの講演会を、こんごも大いに広げていき、脱原発、自然エネルギーへのシフトを実現するために尽くしていきたいと思います。みなさんもぜひ、伊藤さんの講演会を開催してください。


1月7日に開催した「伊藤千尋・新春講演会」には会場いっぱいの110名を超える方が集まってくださいました。ありがとうございました。(編集部)


2012年3月28日 伊藤千尋

大震災・原発事故から一年
脱原発も、復興も、私たちの手にかかっている


昨年の3・11から1年が過ぎたなんて、信じられないような気がする。
この間、日本はどれだけ復興できたというのか。
原発は安全だという安全神話は崩れたが、原発がなくては日本経済はやっていけないという、もう一つの神話はまだ残っている。ドイツをはじめ世界が脱原発、自然エネルギーへと向かう中で、当の日本が取り残されているのはそのためだ。この神話がある限り、また次のフクシマが日本のどこかで起きるだろう。 神話を壊そう。
日本に54基ある原発は、この5月ですべて稼働をやめる。原発がなくても、現に日本経済はやれているのだ。さらに自然エネルギーを開発すれば、原発の必要性などまったくなくなる。
この1年で変わったのは、民間の自然エネルギーへの動きだ。私がこれまで主張してきた地熱発電や太陽光発電に有利な条件が次々に生まれている。アメリカと同じで、日本も政府はひどいが、市民には復元力がついてきた。脱原発も、復興も、この機会に日本に市民社会を確立するステップとしよう。 今や、世界は市民の時代だ。日本も例外ではない。ただ、それを進められるかどうかは、私たちの手にかかっている。やろうではないか。実現しなければ、東日本大震災で亡くなった子どもたち、人々の命は報われないだろう。

 

2011年12月10日 更新

伊藤千尋著『地球を活かす 市民が創る自然エネルギー』いよいよ発売開始!
ドイツ、イタリアをはじめ、世界の国々が原発から撤退し、自然エネルギーに大きくシフトしている実態や、日本でもすでに自然エネルギーの取り組みをしている自治体や市民団体の活動を紹介しています。


伊藤さんからの「メッセージ」、君の星は輝いている会「つうしん」、最近の感想文などをニュースにまとめました。

以下をクリックしてご覧ください。

「ごあいさつ」 / 「つうしん」 / 「かんそう」




1月7日に「伊藤千尋・新春講演会」を開催します。ぜひご参加ください。

日時=1月7日(土)午後2時30分〜4時30分
会場=文京シビックホール26階・スカイホール
http://www.b-academy.jp/b-civichall/access/access.html
講演=「憲法と地球の恵みを活かそう! 原発も基地もない世界を」
主催=シネ・フロント読者の会/君の星は輝いている会
問合せ=シネ・フロント編集部内
TEL.03-5802-3121 FAX.03-5802-3124 kiminohoshi@cine-front.co.jp
資料費=500円

 

2011年10月15日 伊藤千尋

伊藤千尋著『地球を活かす 市民が創る自然エネルギー』

11月下旬に伊藤千尋さんの新しい本を出版します。
ドイツ、イタリアをはじめ、世界の国々が原発から撤退し、自然エネルギーに大きくシフトしている実態や、日本でもすでに自然エネルギーの取り組みをしている自治体や市民団体の活動を紹介します。



「アメリカ・オレゴン州の風力発電 撮影:伊藤千尋」




講演も好評です。
3・11以降は、「憲法を復興に活かそう! 原発も基地もない世界を」という演題で、北海道から九州まで、全国を飛び回り講演しています。近くで講演会があるときは、ぜひご参加ください。

 

2011年3月25日 伊藤千尋

東日本大震災 心よりお見舞い申しあげます 東日本大震災は未曽有の災害となりました。みなさん、大丈夫でしょうか? 多大な被害に遭われた方もいらっしゃると思います。お見舞い申し上げます。 あの日、私は東京の朝日新聞本社5階にいましたが、湾岸の地盤が緩いだけに、ビルが倒壊するかと思うほどの強い揺れでした。テレビを見ると宮城県の津波が映し出され、町が飲み込まれる風景に愕然としました。 アメリカで「9・11」を体験したのは2001年。それからちょうど10年たっての「3・11」は、今後長く私たちの生活に影響するでしょう。 地震、津波さらには放射能。災害は止まりません。しかし、原発事故は天災でなく人災です。あれだけ「大丈夫です」と言っていた東電が今さらのように謝罪しています。もはや原発を捨てることは明らかでしょう。 英誌エコノミストは「原発事故の放射能は日本政府の発表より強いようにみえる。日本の原子力産業には隠蔽と無能力の長い歴史があり、東京電力の対応は過去の行動そのままだ」と指弾しました。まさにその通りです。世界中で原発計画の見直しが相次いでいます。 阪神に続いて東北で地震が起きたのですから、次に容易に想像されるのが東海地震です。そうなれば静岡県の浜岡原発はただではすまされません。

静岡県の御殿場市を昨年末、訪れました。目の前に富士山がそびえています。麓には自衛隊の東富士演習場があり、その戦車部隊は日本の象徴である富士山に向けて砲撃するのです。地元の人々は「砲撃されるたびに富士が泣く」と語ります。でも、演習場を貸しているため地元にカネが落ちるので反対運動が盛り上がらないといいます。代案がないので市民はなかなか動かないと言うのです。 それを聞いてピンときました。 同じセントウでも、富士山には戦闘よりも銭湯が似合うじゃないですか。銭湯に行けば壁に富士の絵があります。ここには本物の富士があるのです。ならば、自衛隊の演習場を巨大な露天風呂に変えればいい。 東日本大震災が起きた一帯は北米プレートの西の端に当たります。その東の端が北欧のアイスランドです。首都レイキャビクの近くに、サッカー場2面分もある「世界最大の露天風呂」があります。ブルー・ラグーンという真っ青な温泉で、市民は水着を着て入浴するのです。 これ実は「ついでにできた温泉」なんです。地熱発電所を作ったところ発電に利用した熱い湯が溜まり、それを露天風呂として有効利用しているのです。この国では地熱発電と水力発電で電力のほぼすべてをまかなっています。ならば同じ火山国の日本でも、同様にできるはずではありませんか。 日本の地熱発電はまだまだ微力で、総発電量のわずか0・2%に過ぎません。でも、研究所の調査では、きちんと開発すれば原発20基分の電力が地熱発電で得られるといいます。 アイスランドと同様、地熱発電と水力発電で電力のほぼすべてをまかなう国が、平和憲法を持つ中米のコスタリカです。この国を取材したときに「地熱発電の技術は自前で開発したのですか」と質問しました。「いいえ、よその国から技術を導入したのです」と言うのです。どこの国かと問うと「日本です」という答えが返ってきました。 日本は平和憲法や地熱発電という、いいものをせっかく持ちながら、自分では使わない。日本の地下には原油はないが、温泉があります。いいものは活用すればいいではないですか。 5万キロワットの地熱発電所1つで20万人の都市電力をまかなえます。富士のすそ野に巨大な地熱発電所をつくれば、静岡県の電力はまかなえるし、ついでにアイスランドを上回る世界最大の露天風呂を作って入り、みんなで「いい湯だな」と歌えばいいじゃないですか。もちろん、これだけで日本の電力のすべてがまかなえるわけではありません。でも、全国あちこちにこまめに地熱発電所をつくれば、かなりの電力がまかなえます。 コスタリカで会ったカラソ元大統領は「自然を破壊するのは無知と欲だ」と言いました。無闇な開発は天に向かってつばを吐く行為です。やがて今回のように、危険は我が身にはねかえります。金銭的な欲望のみで行動すれば、社会を破滅させます。 東日本大震災から1週間後の3月18日、私は原発建設の予定地、山口県上関町を訪ねました。原発反対の団結小屋で、反対運動の若き闘士山戸孝さんと2人で飲みながら話をうかがい、翌朝午前6時の定期船でいっしょに祝島にわたりました。「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の代表で孝さんの父、山戸貞夫さんは「津波は自然のものだが原発は人間が作ったもの。放射能のレベルが今後下がっても、影響はあとあとまで半永久的に続く。人間の思い上がりが表面化した」と語りました。 島民たちは「反対」するだけではありません。島の電力を自給しようと、「祝島自然エネルギー100%プロジェクト」を展開しています。代替案を出し実行する活動を、日本の市民運動はすでに実施しています。 地震の翌日の茨城県での講演は延期になりましたが、その翌日の千葉県での講演は実施されました。放射能の不安の中を大勢の人々が詰めかけてくださいました。その講演料はすべて、今回の救援金に充てさせえていただきました。 これからの講演では、環境・エネルギー問題にも力を入れて話したいと思います。

被災地のみなさん、ボランティアでこれから出かけるみなさん、どうぞ健康にご留意ください。そして、これにめげることなく、逆に、これを機にもっと良い日本を作り上げる契機にして行こうではありませんか。

 

新年のごあいさつ(2011年1月)

お元気ですか?僕はこれまで以上に飛び回っています。昨年は7月に中南米、8月はベトナム、10月は中国を取材してきました。講演は北海道から沖縄まで年間130回。最後は自衛隊の東富士演習場がある御殿場市。晴れ渡った富士山を見ながら跡地利用を思いつきました。富士と言えば、戦闘より銭湯。ここに世界一の広大な露天風呂と地熱発電所を作ろう! アイスランドで実例を見ただけに確信があります。また、基地をなくした世界の現場や、日本国内の変革の現場も話しています。昨年夏ごろまでの講演を集めた講演集の第2弾を11月に出版しました。『変革の時代』です。ぜひ、ご覧ください!

■「変革の時代」あとがきより

世界は今、大きく動いている。動かしているのは、一人一人の人間だ。人間が輝いて生きて、自分たちの住む社会を自分たちの手で変えようとしている。どこに向かって変えようとしているのか? だれもが生き生きとして生きることができる社会、みんなが安心して暮らせる社会、それが目指す方向だ。「戦争の世紀」と言われた20世紀が終わり、21世紀が来た。これを「平和の世紀」と呼べる時代にできるかどうか。この時代に生きる今の私たちが後世から問われる。私たちの生き方が時代を決めるのだ。それって、ワクワクするじゃないか。私たちの日本も、みかけはあまり変わらないようだが、国民の自発的な選挙によって、戦後初の政権交代が実現した。新たに誕生した鳩山政権は「右往左往政権」と皮肉られたが、それまでの自民党政権は「右往」しかしなかったではないか。その鳩山政権を倒したのは、沖縄で開かれた9万人の集会だった。「基地はいらない」を合言葉に、人々は黄色をシンボルカラーに集まった。公約を果たさない鳩山政権にイエローカードを突きつけたのだ。沖縄の読谷村の人々は、二度と悲惨な戦争が起きないように、「世界が9条の精神で満ちること」を願って役場の前に憲法9条の碑を建てた。世界が9条の精神で満ちることなんて、信じられるだろうか?思い起こそう。アフリカ沖の島では市を挙げて「ヒロシマ・ナガサキ広場」をつくり、日本国憲法9条の記念碑を建てた。地球の反対側の南米では、折り紙を折りながら原爆に反対し、米軍基地を失くす運動を繰り広げた人々がいる。わたしたちは、つながっている。そういう時代にくよくよしても始まらない。夢が単なる夢であった時代はもう終わった。理想は実現できる。21世紀はそんな時代だ。でも、本当に理想を実現できるかどうかは、私たちが何をするかにかかっている。「変革の時代」に私たちがすべきは、「行動」することだ。韓国の民主主義のために一生をささげた金大中氏の遺言「行動する良心たれ」を、今こそ実行しようではないか。

これまで沖縄から北海道まで、全国各地で講演してきた。どこに行っても、講演のあとで言われたのは「元気になりました」という参加者からの言葉だった。それを聞いて、やりがいを感じた。私の役割は、みんなを元気にすることだと思っている。一人一人が自信を持って行動すれば、やがて社会を変える力になる。そのために必要なのは、事実を知ることだ。知れば展望が開ける。周囲の狭い現実しか知らなければ、今の苦境をどう打開していいかわからず絶望に陥るだけだ。でも、世界の人がどうやって新たな社会を築いてきたかを知れば、自分がいま何をすればいいのかがおのずから見えてくる。講演会での私はひときわ元気よく見えるようだ。「伊藤さんの元気の源はなんですか」とも聞かれた。私の元気の源は、私の話を聴く人が身を乗り出してまで真剣になる、そのまなざしだ。真剣なまなざしの先に、真剣に生きる姿勢を感じることができる。私は、たくさんの真剣なまなざしを受け止めて、それをエネルギーとして話している。だから、私の元気の源は、あなたなのだ。各地の講演会に行くと、それまでの発案から準備まで大変だったのだと感じることがたびたびあった。夫妻と友人夫妻の4人で何もかも準備して、200人以上を集めた会もあった。何度も講演会を企画してくださった方もいた。一人でも多くの参加者を集めようと、当日まで文字通り走り回ってくれた人々もいた。職場の重圧や日頃の疲れを跳ね返して遠くから聴きに来てくれた方もいた。こうした人々が私の講演会を実現させた。その人々からは、社会を変えたい、自分も変わりたい、という思いがひしひしと感じられた。講演会を準備してこられた方々に、心から感謝したい。今、各地の講演会で出会った人々の顔が浮かぶ。各地での講演会は、「私」の講演会ではない。あなたといっしょにつくった、「私たちの」講演会だ。……